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Last-modified: 2013-11-06 (水) 21:32:33

エイリーク「リーフは年上の女性が好みなのですね」
リーフ「そうだよ。ああ、もちろんエイリーク姉さんも素敵な女性さ!」
エイリーク「ありがとうございます。けれど、リーフ」
リーフ「なに?」
エイリーク「いえ。一つ疑問があるのですが、私たちの家族内で年上の女性に好かれる男性を挙げるのならば、
      ロイよりもアイク兄上の方が適切ではありませんか?
      ララベルさんやティアマトさん……それにユンヌさんやラグズの方々なども年上でしょう」
リーフ「うん……まあそうだけどね。でも、違うんだよ」
エイリーク「違う、と言いますと?」
リーフ「僕が言っているのはね、つまり少年とおねいさんの組み合わせなわけですよ。
    アイク兄さんはもう青年だし、ララベルさん辺りまでいくとああいやこれ以上は後が怖いから言わないけど」
エイリーク「よく分かりませんが、女性側だけでなく男性側にも年齢制限があるということですか?」
リーフ「そういうこと。中年男性がお婆ちゃんにモテててもあまり羨ましくないのさ」
エイリーク「ふむ……」
リーフ「つまり、僕が求めているのはおねショタ! おねショタってことなんだよ!」
エイリーク「おねショタ、ですか……なるほど、勉強になります」

 ~翌日~

エイリーク「あら、あそこにいるのは……おはようございます、ターナ」
ターナ「んー……あ、おはよー、エイリーク……」
エイリーク「……? 大丈夫ですか、ターナ? 何か顔色が悪いようだけれど……」
ターナ「あははは……やっぱり分かる? 実は、あんまり寝てなくて……」
エイリーク「まあ、寝不足ですか? いつも規則正しいターナが、珍しいですね」
ターナ「うん。実はちょっと前から、親戚の子供たちが泊りがけで遊びに来ててね……
    もうやんちゃっていうか腕白っていうか……勝手に人の部屋に入ってくるわ暴れるわ……
    放っておくと拗ねて何するか分からないから、無視するわけにもいかないし」
エイリーク「それで遊び相手をしていたのですか。ふふ、ターナは面倒見がいいですね」
ターナ「あはは、そんな風に言われるとちょっと照れるわ……でも本当、男の子って元気過ぎよ。
    まあ、慣れてくると結構かわいいなーと思えることもあるんだけどね」
エイリーク「かわいい、ですか?」
ターナ「そ。悪戯だっていかにも子供がやりそうな感じのばっかりだしね。お兄様とかの悪戯に比べれば全然マシだわ」
エイリーク「つまり、ターナは今の生活に大変さだけでなく楽しさも感じているのですね」
ターナ「えへへ、まあね。あの子たちももうすぐ帰るし、しばらくは一緒に遊んであげるつもり。
    滅多に会えないから、いい思い出作ってもらいたいしね。今度の休日はバレンシア辺りまで出かけてみようかしら」
エイリーク「なるほど、いいおねショタですね!」
ターナ「ぶっ!?」