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Last-modified: 2013-11-06 (水) 23:01:11

ユリウス「ナギ姉? ああ、竜王家の真の支配者だよ」
リーフ 「へー。まあそうか、神竜最年長だもんね」
ユリウス「うん……いや、戦闘能力もそうなんだけどさ」
リーフ 「ん、他に何かあるの?」
ユリウス「……あの人、普段は夢遊病者みたいにフラフラ歩き回ってるんだけどさ」
リーフ 「危なっかしいお姉さまか……そういうのもいいな」
ユリウス「良くないって。そんな調子なのに、たまにすれ違ったりすると寝言みたいな声でこっちの弱点をグサリと突いてくるんだ」
リーフ 「弱点を突く? どゆこと?」
ユリウス「……この間なんか……」

ナギ  「ZZZ……」
ユリウス(あ、ナギ姉だ……相変わらず凄い夢遊病者っぷりだ)
ナギ  「ZZZ……」
ユリウス(危なっかしいけど起こして部屋に連れてくってのも面倒臭いしな……放っておこう)
ナギ  「ZZZ……」
ユリウス(それに今日はセリスと遊ぶ約束があるしな。余計な時間は使っていられない……
      い、いや、あんな男だか女だか分からんような奴に気を使っているわけじゃないぞ!
      僕はただ高貴な生まれの者として約束を破るのはどうかと思っているだけで)
ナギ  「ZZZ……ヘタレホモ乙」
ユリウス「!?」

ユリウス「……とまあ、こんな感じでさ! ああ、思い出しただけでも僕はもう……!」
リーフ (内容自体を否定しない辺り、ユリウスももう末期だな……
     それはそれとして無意識ドSお姉さんか……! 何とかお近づきに……!)

セリス(物陰)「ゆ、ユリウスって男の子が好きだったんだ……! 相手は一体誰なんだろう……(どきどき)」