「兄さま……まだ起きてる?」コンコン カチャッ
「いや、今まさに眠ろうとしていた所なんだが……」
「すいません、こんな時間に。
…今日の事を、謝らせてもらおうと思いまして……」
(心当たりがありすぎる……一体何について謝る気だ?)
「どうしても外せない用事があったから
お兄ちゃんにおいしいご飯作ってあげられなくて・・・
本当にごめんね・・・ 」
「ああ、それなら気にするな。
それよりむしろ、毎回媚薬を入れるのを自重してくれ」
「……しかしお兄様、
いつも私の晩ごはんを楽しみにしてくださっているというのに…… 」
(媚薬の件はやはり無視か……)
「作り置きも考えたのですが……
兄さまにはやはり作りたての料理食べてもらいたかったので……
……それに時間がたつと薬効も薄れてしまいますし(ボソッ」
「待て、最後気になる一言があったんだが」
「でも大丈夫です。
明日からは……ちゃんと仕込みますからね……」
(何を!?)
「決して兄さまのことを嫌いになったわけではありません!!」
(むしろ少しくらい距離を置いてほしいのだが)
「本当です!!むしろ今すぐ添い遂げたい勢いで私は(ry」
「聞いちゃいねぇ・・・
というか服を着ろ!!
あ、待て!俺の服まで脱がすな!!
そ、そこは……アッーーー!!」
シグルド「救世主参上!!」ガラッ