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Last-modified: 2013-11-06 (水) 21:03:08

70 :感染拡大:2010/11/01(月) 01:19:27 ID:BllCUOOq

不良A「へへへへ……」

不良B「いいじゃねえか、ちょっと付き合えよ」
フロリーナ「イヤーッ! けだものーっ! 誰かーっ!」
ヘクトル「……チッ、うるせえな、人が折角気持ちよく昼寝してたのによ……」
フロリーナ「あっ、へ、ヘクトル様……!」
不良A「ヘ、ヘクトルだと!?」
不良B「羅臼高のエリックを半殺しにしたって噂の、あの……!」
ヘクトル「半殺しだあ? あいつがネチネチ絡んでくるからちょっと頭撫でてやっただけだろ。また大袈裟なこと言ってんな……?」
不良A「ひ、ひぃーっ!」
不良B「お助けーっ!」
ヘクトル「……なに勝手に逃げてんだあいつら。訳わかんねえ」
フロリーナ「へ、ヘクトル様、あの……危ないところを助けて頂いて……」
ヘクトル「あ? 知らねえよ。俺はただ通りかかっただけだぜ」
フロリーナ「でも……何かお礼を」
ヘクトル「いらねーっつの。俺よりもファリナやフィオーラに気を使えって。何かってーと災難に巻き込まれるからな、お前はよ」
フロリーナ「す、すみません……」
ヘクトル「いや、謝ることでも……あー、面倒くせえ。ともかく気をつけて歩けよ。じゃあな」
フロリーナ「あ……ヘクトル様……」

リーフ「……という、いかにもありがちな場面を目撃してしまったわけですが」
セリス「やっぱりかっこいいなあ、ヘクトル兄さんは! 僕もあんな風になりたいなあ!」
エフラム「……セリス。あんな野蛮なデブを手本にするなど」
マルス「ストップ、エフラム兄さん。ここでヘクトル兄さんを悪く言ったらますますセリスにウザがられますよ?」
エフラム「ぐっ」
マルス「ここは一つ、格好いいのはヘクトル兄さんだけじゃないってことを見せてあげてくださいよ。
     あ、ほら。ちょうどそこに、柄の悪い連中に絡まれている女の人が」
エフラム「そうか。よし、では俺も行ってくる」

マチス「な、頼むよ! 俺たちを助けると思って!」
マカロフ「ちょっとだけでいいからさ! ね?」
サフィ「ええと……」
エフラム「待て、お前たち!」
マチス「ん、誰……げぇっ、エフラム!?」
マカロフ「え、エフラムって、あの……!?」
エフラム「……俺のことを知っているのか。ならば話は早い。そのシスターから離れ」
マチス「に、逃げろぉっ! エフラム菌に感染すると妹がロリになっちまうぞーっ!」
マカロフ「お助けぇーっ!」
エフラム「……」
サフィ「……」

リーフ「……という、いかにもありがちな場面を目撃してしまったわけですが」
セリス「……ええと……」
マルス(エフラム菌て。なんか小学校のイジメみたいだな……)