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Last-modified: 2013-11-07 (木) 00:24:27

ミカヤ 「これは……幼女難と妹難の相が出てるわね、早くなんとかしないと」
エフラム「そう言われても……別に特別辛い目には遭っていませんが」
ミカヤ 「何かあってからじゃ遅いの。『お兄ちゃんどいて(ry』とか『お兄ちゃん…起きてる?(ry』
      みたいなことが起こる前に未然に防がないと」
エフラム「何を言っているのかわかりませんが……。しかし未然に防ぐといっても……お祓いでもするんですか?」
ミカヤ 「もっと確実な方法を使うわ。ユンヌ! ちょっと来て!」
ユンヌ 「はーい。みんなの負の女神のユンヌちゃんでーす。どうかした?」
ミカヤ 「ちょっと頼みたいことがあるんだけど……」
ユンヌ 「いいわよ、何でも言ってみなさい。私をアイクの嫁と認めるなら、どんな願いでも叶えてあげるわ!」
ミカヤ 「わかったわ」
エフラム「……いいんですか?」
ミカヤ 「大丈夫。アイクが自分で選ぶなら別に反対しないし、無理に迫っても折られるだけだから」
ユンヌ 「よっしゃー! 待っててねアイク! で、頼みたいことって何?」
ミカヤ 「エフラムの幼女難と妹難を何とかしてもらいたいんだけど……」
ユンヌ 「……ごめんなさい。それは神の力を超えているから叶えられないの」
ミカヤ 「そ、そんな……」
エフラム「……結局何だったんだ?」
サラ  「……兄様」
エフラム「……!? いきなり人の背後に現れるのは止めろと言ったろ。どうした?」
サラ  「何って、今日付き合ってもらいたい所があるから、迎えに行くって言ってたじゃない。忘れてたの?」
エフラム「覚えてはいたさ。ただ心臓に悪い現れ方をするのは止めろと……」
サラ  「まあいいじゃない、ほら行こ」
エフラム「わ、分ったから引っ張るなって……」

ユンヌ 「あー……あれは根が深いわね。私でもどうにもならないわ」
ミカヤ 「……女神にもできないことってあるのね」
ユンヌ 「神だって万能じゃないの。本当に何でもできるならとっととアイクと結婚してるし」
ミカヤ 「……凄く納得したわ」