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Last-modified: 2013-11-07 (木) 00:44:19

267 :世界おねいさん短編集その陸 KINNIKU:2010/12/17(金) 21:27:10 ID:LTVEBzwT

ジョフレ 「なんで…どうして私の存在はこうも忘れられるんだ…」

…だってあなた地味だもの。
暁だって滅多に最終章に連れてってもらえないでしょ。まぁそれは私もだけど。
ジョフレ 「姉さん! 私がエリンシア様との愛情をはぐくむには…」
ルキノ  「KINNIKUつければ?」
ジョフレ 「やはりそれしかないか…」
ルキノ  「ほいダンベル」
ジョフレ 「重っ!?」
ルキノ  「それくらいできないようじゃアイクや鷹王やバアトルには張り合えないんじゃないの?」
ジョフレ 「くうっ…だがエリンシア様のため…やりとげてくれる!」

さてさて…今度は何日持つかしらねえ…
子供の頃から根気が無いんだから…そんなだからしょーぐん(笑)と馬鹿にされるのよ。
せっかく暁でエリンシア様とフラグ立ったのにあんまり注目もされないし。
…ん~…しかし…エリンシア様は私の親友でもあるわけで…どうせなら幸せになってほしいわよね。
その意味ではこの弟に任せられるかってゆーと…………悪いけど微妙。
むしろ私の方がエリンシア様を幸せにできる自信があるのよねぇ…

ルキノ  「ジョフレ!」
ジョフレ 「ぜはっ…ぜはっ…な…なに姉さん…」
ルキノ  「もっともっと鍛えていい男になんなさい!あんまり頼りないようだと…私がもらってくわよ」
ジョフレ 「へ?」

…少しは尻叩いてやんないとね。
あっと…そろそろ時間。

ルキノ  「それじゃ出かけてくるわ」
ジョフレ 「え…ああ、どこに?」
ルキノ  「買い物…もといデートよ。エリンシア様とね」
ジョフレ 「ちょ…ずるいぞ姉さん!抜け駆けだ!」
ルキノ  「男なら泣き言言わない妬まない!」
ジョフレ 「ぐっ……」
ルキノ  「じゃあね。悔しいならエリンシア様に誘われるような男になってみなさいな」

まったく…姉の顔はここまで。
ここからはちょっと本気。
気合入れてめかしこむわよっ!
エリンシア様~~♪

268 :世界おねいさん短編集その漆 コタツムリ:2010/12/17(金) 21:28:48 ID:LTVEBzwT

はふ~~~冬はこれよね~~~

お姉ちゃん冷え性だからコタツのありがたみが身にしみるわ~~

そう季節は冬。
外は記録的な豪雪。
それでも仕事に学校に行かなければならないのが勤め人や学生の辛いところだけど。
ミカヤ  「お姉ちゃん自由業だし、どの道この天気じゃお客さんこないし~」
実際問題、今日みたいな日に辻で占いしてもお客さん来ないもんね。休日休日。
若い頃はお休みっていうとはしゃいでどっかお出かけしたりしたり、
ちょっといいなーって思った人とデートなんかしちゃったりしたもんだけど…
弟妹達が生まれてからはもーがむしゃらってゆーか、仕事に子育てにてんてこまい。
休日なんてなかったなぁ。とっても楽しかったし充実してたけど体力的にはしんどかったわ。
若かったからこなせたんだろうなー
ミカヤ  「あ…温い温い…コタツの熱が腰に優しい…ぬくぬく…」
でも今は弟妹たちも手がかからなくなってきたし…たまには一日のんびりしても…いいよね?
何か第二の人生の楽しみでも探そうかな~
今まで出来なかった事…温泉めぐりとかお寺さんを観光したりとかさ。
落語や歌舞伎を見に行くのもいいなぁ……

………

エリンシア「お姉さま!お姉さま!」
ミカヤ  「…んあ?」
エリンシア「もう…コタツで眠っては風邪を引きますわ」
ミカヤ  「あー…寝てた?」
エリンシア「それはもうぐっすりと」
ミカヤ  「ありゃりゃ、ま、まあ時にはそういうこともあるわ」

思えば人生長い事走ってきたもんね。
疲れが出ちゃったのかしら。
皆が巣立ったら私は楽隠居。悠々自適の暮らしといきたいもんだわ。
その日までもう少しお姉ちゃん頑張らないとね。

終わり

これで姉シリーズは完結
皆が姉のよさを再認識してくれると嬉しい
姉ネタらしからぬ物もあったが細かい事は気にしない!