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Last-modified: 2013-11-07 (木) 00:47:43

282 :神器なき戦い1:2010/12/19(日) 20:31:31 ID:ePUuJXVZ

ここは紋章町 とある兄妹の住む一室

トリスタン「ふぅ、朝の鍛錬は体が引き締まる」
ジャンヌ「兄さん、汗臭いです!とっととシャワーを浴びてきてください」
トリスタン「おぉ、レディにたいして失礼だったな。さっさと汗を流してくるか」

~~~10分後~~~

トリスタン「いやーさっぱりした。風呂上りの一杯は欠かせない♪」
パンツ一枚で出てきた挙句、おもむろに冷蔵庫から取り出したプロテインを一気飲み
トリスタン「美味い!」
ジャンヌ(怒!!!)
トリスタン「この私の鍛えぬいたこの体、実に素晴らしい」
ジャンヌ「・・・」
トリスタン「ん、ジャンヌ?機嫌が悪そうだが」
ジャンヌ「・・・(怒)」
トリスタン「そんな時は、この兄の肉体美を見て心を和ませるんだ」
ジャンヌ (プルプルプルプル・・・・・)
トリスタン「ハッ!ダブルバイセップス・バック!見よ我が鍛え抜かれた後背筋を!」
(ブチーン)
トリスタン「ん?何か切れた音が。私のパンツのゴムが切れたか?」
ジャンヌ「いい加減にしてください(怒) どこの世界に朝から筋トレした挙句
     プロテイン一気飲みする人がいるのですか!」
トリスタン「ここにいるぞ~」
ジャンヌ つ怒り勇者の剣
トリスタン「アッ~~~」

~~~ところ変わって兄弟家~~~
エリンシア「?」
エイリーク「どうしました、エリンシア姉さま」
エリンシア「いえ、今いい筋肉の音が聞こえた気が」
エイリーク「・・・・・・・・・・・・・・・」

283 :神器なき戦い2:2010/12/19(日) 20:33:55 ID:ePUuJXVZ

~~~~~~~~~~~~~~~

ジャンヌ「兄上はどうして『あれな人』なのでしょう、この世界に紳士は居ないのでしょうか」

ジャンヌは風呂上りのトリスタンにお仕置きをした後、馬に乗って気分転換の散歩中であった
*ちなみにトリスタンは「ライブを~」と言いながら気絶中です
ジャンヌ「紳士とまでは言いませんが、もう少し普通ならば・・・・」
   ドカーーーン
ジャンヌ「今の雷の音!それに向こうに見える鎧の団体は!ゲルブリッター珍走団!!!」

『ゲルブリッター珍走団』
そう、彼らは雷をそこら中に落としながらノロノロと走る紋章町でも屈指の迷惑集団である。
バイゲリッター珍走団とは交流があり、良く協力して抗争をするのだが速度が合わず
各個撃破されることが多いのが珠にキズなのだが     

ゲルブリッター1「ようようそこの姉ちゃん、俺たちと一緒に走らないか~」
ゲルブリッター2「俺たちと夜明けを走るのは最高だぜ~」
ゲルブリッター3「姉ちゃんも天国に連れて行ってやるよ~」

ジャンヌ(くっ、私一人では逃げ切れない・・・・誰か助けて)

リーフ「待て~!貴様らむさくるしい男共が寄ってたかって一人の淑女に何をする気だ!!!」
ゲルブリッター4「なんだ~てめぇはよ~」
ゲルブリッター5「てめぇの様な貧弱な男はお呼びじゃないんだよ~」
リーフ「(無視)大丈夫ですか、こんな連中僕が蹴散らしてあげますよ」
ジャンヌ「ありがとうございます(はぁと)、でもあなた一人でこの集団を相手にできるのですか?」
リーフ「ふっ、僕に任せてください」
    (あちゃ~エスリンさんがピンチだと思ったら別人じゃん。格好良いところを見せられると思ったのに)
ゲルブリッター達「てめぇ一人で何ができるってんだ!やっちまえ!!!」
リーフ「ふん、ケダモノが。今の相棒は、これだ!」
  つ ハンマー
ゲルブリッター達   「   ゜ ゜ ( Д  )」
リーフ「アーマー系特攻武器だ!この威力その身をもって味わうんだな」
ゲルブリッター達「聖戦に出てこない武器を使ってるんじゃねぇ!!!」
リーフ「ふっ、負け犬の遠吠えって奴は何時も見苦しいものだな」

戦いは最初から一方的な様相を見せていた
鈍足ケルブリッターではリーフに攻撃を当てることすらままならなく
仮に当てても、ジャンヌが即効で回復するためゲルブリッターが壊滅するには
5分も掛からなかったのである

リーフ「やれやれ、無駄にエルサンダーとアーマーを手にいれちゃったから売り払うか
大丈夫?怪我は無いかい?」
ジャンヌ「えぇ、おかげで助かりました、もしよろしければお名前を教えていただけないでしょうか?」
リーフ「ん?僕の名前はリーフ。何事も無くてよかったよ」
ジャンヌ(この人は自分のことも省みず、私を助けてくれました。なんて優しい人なのでしょうか。)
リーフ「どうしたの、顔が赤いよ?」
ジャンヌ(この胸の高鳴りは?あぁ、私はこの方に恋をしてしまったのですね)
リーフ「大丈夫?僕の声が聞こえている?」

****「おい、そこのお前!ゲルブリッターを壊滅させた男は貴様だな!」
リーフ「お前は!」

~~~~~~~~~~~~~~

284 :神器なき戦い3:2010/12/19(日) 20:35:50 ID:ePUuJXVZ

時間は10分ほど前にさかのぼる

ブルーム「オーヴァ、車が全然進まないのは何故だ?」
オーヴァ「そ、それが・・・・その・・・・」
ブルーム「どうした?はっきり話せ」
オーヴァ「・・・・実はゲルブリッターがこの渋滞の先頭を走っておりまして・・・・」
ブルーム「・・・・うーむ、若い頃やんちゃをしていた立場からすると、偉そうなことは言えんな」
オーヴァ「私達も若い頃にゲルブリッターをやっていましたからね・・・・」
そんな会話をしている脇をパンツ一枚の姿で駆けて行くゲルブリッター達
ブルーム「ん?逆走・・・違う!逃げているのか?」

ゲルブリッター6「何だあいつは!貧弱な小僧かと思ったらかなり強いぞ!」
ゲルブリッター7「命あっての物種だ!ずらかるぞ」

ブルーム「えーい!嘆かわしい。このままゲルブリッターが甘く見られては困る
      こうなったら私が出る!!!」
オーヴァ「ブルーム様、そんなことをしている時間は・・・」
ブルーム「元ゲルブリッター2代目総長として、出ないわけには行かないだろう
      お前は車で待機しておいてくれ」
オーヴァ「分かりました、そこまでいうのならば。お気をつけを」

~~~~~~~~~~~~~~
ブルーム「貴様!ゲルブリッターを可愛がってくれたようだな」
リーフ「可愛がったかどうかは知らないよ。
僕はただ女性に迷惑をかけている害虫を駆除しただけさ」
ブルーム「ゲルブリッターを害虫扱い、貴様!命が惜しくないようだな!」
リーフ「害虫を害虫と言って何が悪い!事実じゃないか」
ブルーム「ふん、神器も使えぬ小僧が調子にのりおって」
(ブチーン)
ジャンヌ(今何かが切れた音が・・・・まさかリーフ様?)
リーフ「神器が使えなくて何が悪い!」
ジャンヌ(リ、リーフ様が・・・金色の光を・・・・)
リーフ「・・・・確かに僕は神器を使えない・・・・だが、それに変わる新技をマスターしたんだ!
    それを貴様の体で思い知るが良い!!!」
ブルーム「こ、小僧の持っているハンマーが巨大に!」
リーフ「これがバルド傍系の底力だ!思い知れ!!!
     バルディオンハンマー!!!!!」
ブルーム「あぁ・・・・光が・・・・広がっていく・・・・・」
リーフ「光に!!!なれ~!!!!」

そしてブルームは光となった

285 :神器なき戦い4:2010/12/19(日) 20:36:39 ID:ePUuJXVZ

~~~再び兄弟家~~~~

セリス「シグルド兄さん!」
シグルド「どうしたセリス?」
セリス「僕は斧を使えるようになりたい!」
シグルド「私とセリスが使えるのは剣と槍だけだ、諦めるんだ」
セリス「僕も斧を使いたい!」
シグルド「オイフェも斧は使えない、諦めるんだ」
セリス「僕も斧で必殺技を使いたい」
シグルド「エスリンやアルテナも斧は使えない、諦めるんだ」
セリス「なんで傍系が使えて、直系が使えないんだよ~!!」

~~~~~~~~~~~~~~
リーフ  (´;ω;`)ウゥゥ
ジャンヌ「リーフ様?」
   (もしかして、自分が傷をつけた相手の為に涙を流されているのでしょうか
    だとすれば、なんて心優しい方なのでしょう)
リーフ「・・・・・・この僕も悲しみを背負うことができた」
ジャンヌ「リーフ様はお優しい方ですね、あんな人たちの為にも悲しむことができるのなんて」
リーフ「奴らの為に悲しみを感じているわけではないのだけどね」
ジャンヌ「そういえば私のほうが自己紹介をしておりませんでした
      私の名前はジャンヌと申します」
リーフ「ジャンヌさん ですか、次はあんな連中に絡まれないようにしてね
     今回みたいに助けが来るとは限らないんだから」
ジャンヌ「リーフ様、助言ありがとうございます・・・・・痛っ!」
リーフ「どうしたの?」
ジャンヌ「先程の争いの途中で足を捻ってしまったようです」
リーフ「どんなレベルで?馬に乗れそうかい?」
ジャンヌ「少し厳しいですね、でもこれ以上リーフ様に迷惑をかけるわけにもいきませんので
     あとは自分でなんとかします」
リーフ「無理しないほうが良いよ、家まで送ってあげるよ。君の馬に相乗りでいいかい?」
ジャンヌ「いえ、そこまでしていただくわけには(照)」
リーフ「気にしなくて良いよ、我が家の家訓は『女性には優しくするもの(byアイク)』だからね」
    (まぁ別な意味で全然優しくない人が言うものだから、家族全員でスルーしたんだけどねw)
ジャンヌ「すいません、それではよろしくお願いします」

~~~~~~~~~~~~~~~~

286 :神器なき戦い5:2010/12/19(日) 20:38:02 ID:ePUuJXVZ

馬に『ジャンヌ・リーフの順』で乗りながら、ジャンヌの家まで移動中

リーフ「この君の馬、なかなか大人しい子だね
     他人の僕が乗っても素直に言うことを聞いてくれるよ」
ジャンヌ「リーフ様がお優しいからですよ、きっとこの子もそれを分かっているのだと思います」
リーフ「いや、単に気性の違いじゃないかな・・・・」
     (僕の馬なんかお姉さんを見つけた瞬間逆走するというのに)
※リーフの馬がお姉さんから逆送するのは、言うまでも無くリーフのとばっちりを食らいたくないからです
ジャンヌ「ここが私の住んでいる場所です(リーフ様と離れるのが名残惜しいです)」
リーフ「それじゃ、僕は帰るよ。体に気をつけてね」
ジャンヌ「・・・・・・あ、あのリーフ様・・・・・・」
リーフ「なに?どうしたの?」
ジャンヌ「あの、これからも会えますか?」
リーフ「??この紋章町に住んでいるのなら、いずれまた会うこともあると思うよ」
ジャンヌ「そうですね♪次の再開を心待ちにしております それではまた」

去り際にリーフの頬に口付けをして去っていくジャンヌ
リーフ「大人しめだったけど可愛い女の子だったな、はぁ・・・彼女たちもあんな感じだったらなぁ」
サラ「へぇ~中々可愛い子だったじゃないリーフ・・・・」
リーフ「サ、サラ!なんでここに?」
サラ「あら?私がどこに居ても良いじゃない」
リーフ「それはそうだけど・・・。ところでサラ、どこから?」
サラ「どこからって何がw?」
リーフ「いや、そのね・・・・」
サラ「フフフ、私が見かけたのはリーフがゲルブリッターに絡んだところからかしら♪」
リーフ「ほとんど最初からじゃないか・・・・」
サラ「ねぇリーフ、私も相乗りってしてみたいな~」
リーフ「な、なんで?
サラ「それじゃ、怒りリザイアを食らうのとどっちがいい?」
リーフ「相乗りでお願いします OTL」
サラ「でも今はいいわ。相乗りしたくなったら連絡するから
    そうそう、リーフは鏡持っている?」
リーフ「い、いや持っていないけど・・・・」
サラ「そう、鏡を見ておいたほうが良いわよ。忠告はしてくわ。それじゃあね」
ジャンヌとは反対側の頬に口付けをしてリワープで飛んでいくサラ

287 :神器なき戦い6:2010/12/19(日) 20:39:00 ID:ePUuJXVZ

リーフ「サラ、何でこんなことを。珍しいな・・・・それじゃ帰るか」

ナンナ「あら、リーフ様♪こんなところで会えるなんて奇遇です・・・・・・ね・・・・」
ミランダ「リーフじゃない、なんでこんなところを歩いている・・・・の・・・・・」
ティニー「リーフ様・・・・それはいったい?」
リーフ「うわ!ナンナにミランダ・ティニー。どうしてこんなところに・・・
    それに何その怒った顔は・・・・・」
ミランダ「リーフ、鏡貸してあげるから自分の顔みてみなさい」
リーフ「(サラにも言われたんだよな)どれどれ・・・・・キスマークが・・・・・・」
ナンナ「リーフ様、そのキスマークは誰のものでしょうか?」
ミランダ「サラに付けられたものかしら?」
ティニー「いえ、今日サラが付けていた口紅の色の他にもう一色あります」
リーフ「い、いや・・・・それはね・・・・・・(サラの忠告はこれか~・・・・・)」
リーフが返答に困っている時の事だった
アイク「リーフ、どうした?何を困っている」
リーフ「アイク兄さん!」
ナンナ「アイク義兄さん、リーフ様が頬にキスマークつけているのです!
     つけた犯人を突き止めようと思いまして!」
アイク「三人とも落ち着いてくれ。リーフのこれはキスマークじゃない」
リーフ「アイク兄さん(助かった)」
アイク「キスマークとは強く皮膚を吸うことによる内出血のことだ
    リーフの顔についているのはただ単に女性の口紅だ」
リーフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ミランダ「それではその口紅は誰のものでしょう?」
アイク「それはリーフに聞いてくれ、さすがに俺にはわからないからな」
リーフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ナンナ「一つはサラ、そしてもう一つはどこの誰?」
リーフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アイク「もう俺は必要ないな。リーフ先に帰っているぞ」
リーフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ナンナ・ミランダ・ティニー「さてリーフ(様)、しっかり白状してもらいますわ(よ)」
リーフ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

こうしてせっかくのサラの忠告を聞かなかったばかりに、リーフに悲劇の幕は降ろされる
リーフの真の幸せはどこにある?
新たなるヒロイン ジャンヌが与えてくれるのか?
それは誰にも分からない  

終わり

288 :神器なき戦い7:2010/12/19(日) 20:39:51 ID:ePUuJXVZ

オマケ 1

ジャンヌ「朝からの不快な気分がリーフ様のおかげで解消されました
     またいつかお会いしたいです。
     いえ自分から会いに行くのも、女は勇気と度胸ですしね」
トリスタン「ジャンヌ、朝はすまなかった」
ジャンヌ「兄さん。いえ、私も朝はやりすぎた、と反省しています」
トリスタン「ジャンヌには不快な思いをさせてしまったようだ
      ジャンヌの気持ちも良く分かる」
ジャンヌ「兄さん・・・・」
トリスタン「俺の後背筋は自分では見ることができないからな。
      たぶん鍛え方が甘かったんだろう、だから怒ったのは仕方がないさ」
ジャンヌ「・・・・・・・・・」
トリスタン「では改めて
       ダブルバイセップス・フロント ⇒ サイドチェスト ⇒ そして モスト・マスキュラー
       みるがよい、鍛え抜かれた我が肉体を!!
       そして心を和ませるのだ!!!」
ジャンヌ「全然分かっていないではないですか~!!!!!!!」
つ 怒り勇者の剣+追撃
トリスタン「ラ、ライブをくれ~」

リリーナ「ねぇロイ」
ロイ「どうしたのリリーナ」
リリーナ「今度リーフさんとコンタクトを取りたいけどいいかしら?」
ロイ「な!なんで急に?」
リリーナ「いえ、リーフさんが新たに知り合った方の親族を我がオスティアに勧誘したいのよ♪」
ロイ「・・・・・・・リリーナ・・・・・・・」

289 :神器なき戦い8:2010/12/19(日) 20:41:20 ID:ePUuJXVZ

      オマケ2

ブルーム「う~~~ん、全身が痛い~~~~(泣)」
イシュトー「オーヴァ!父上に一体何があったのいうのだ!」
オーヴァ「そ、それが・・・その・・・・・」
イシュトー「いいからハッキリ言え!!!」
オーヴァ「じ、実は本日ゲルブリッターを叩きのめしていた輩がおりまして・・・・」
イシュトー「それで?」
オーヴァ「そ、そこで余りの一方的な惨状に我慢ができないとブルーム様が乗り出して・・・・」
イシュトー「ふむ」
オーヴァ「その輩に必殺の一撃を喰らい、全身打撲の上追加の一撃で全てをひん剥かれた模様です・・・」
イシュトー「父上もいい年をして何をしているんですか!!!」
ブルーム「あの若造!!許せん!!!」
イシュトー「それで父上を傷つけた奴の特徴は?」
オーヴァ「えーと『かくかくしかじか』です」
イシュトー「・・・・・それはリーフ団長・・・いやリーフ殿ではないか!!!」
ブルーム「知っているのか?イシュトー!!!」
イシュトー「えぇ、我が従兄妹であるティニーが惚れている相手ですね」
ブルーム「何!ティニーが!ダメだ!!!
      誇り高きフリージの一族にあんな貧相な男は受け入れられんぞ!」
イシュトー「リーフ殿が貧相とは思いませんが、確かにティニーの相手には相応しくないと思います」
ブルーム「おぉイシュトー、我が息子よ。ティニーを説得してくれ、あんな男とは関わるな!と」
イシュトー「分かりました。確かにリーフ殿にはティニーよりも我が妹イシュタルのほうが似合うと
       前々から思っておりましたゆえ。
       父上の賛同も得られまして私としてもなにより」
ブルーム「ち!違う!!!あんな無礼な小僧はフリージには相応しくないと言っているのだ!」
イシュトー「父上がリーフ殿に怪我を負わされたのも自業自得ではないですか、まったく」
ブルーム「うるさい!あんな神器も使えない奴を何で認めなくてはならんのだ!」
イシュトー「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
オーヴァ「ブ!ブルーム様!!」
ブルーム「あの小僧め!悔しかったら神器を使って見ろ!!!」
オーヴァ「ブルーム様まずいです!落ち着いてください!!!」
ブルーム「本当のことを言って何が悪い!事実だろうが!!!
・・・・・えーと・・・・イシュトー・・・・・その巨大なハンマーはなんだ・・・・・」
イシュトー「いえいえ、最近リーフ殿と一緒に開発した新武器ですよ」
ブルーム「あの・・・・その・・・・・・・」
イシュトー「いやいや、私も妹と違って神器を使えないので、リーフ殿と一緒に考えましてね♪」
オーヴァ「落ち着いてください・・・・・イシュトー様・・・・・・」
イシュトー「バルド傍系とフリージのトールハンマーの名前を掛け合わせて作成した武器なんですよ♪」
ブルーム「待て・・・いや、待ってください・・・・・・」
イシュトー「そんじょそこらの神器より凄い威力だと思いますよ、試して見ましょうか♪」
オーヴァ「あ・・・あぁ・・・・」
こうしてブルームとオーヴァは光になった(ブルームは本日2回目)

惨劇の寝台を背中に向けながら
イシュトー「ライザ、今日の父上の予定は?」
ライザ「はい、イシュトー様。ブルーム様の予定はこのようになっております」
イシュトー「まったく、父上が入院のせいで、余計な仕事が増えてしまったよ・・・
       あとライザ、二人きりのときは呼び方が違うだろ」
ライザ「申し訳ありません、イシュトー♪」
イシュトー「そうだねライザ♪、にしてもブルーム父上の代理で午後は潰れてしまうな・・・」
ライザ「ブルーム様の入院の手はずはこちらで整えておきますのでスケジュールの整理をお願いします」
イシュトー「父上のやんちゃにも困ったものだ」

ティニー「イシュタルお姉さま、怯えているのですか?」
イシュタル「えぇ、何か恐ろしい事が起きそうな気がします・・・・」
291 :神器なき戦い9:2010/12/19(日) 21:55:51 ID:ePUuJXVZ

      オマケ3

~~~~~兄弟家~~~~~
リーフ「いやー目が覚めてみたら一人ぼっちで放置されてたよ」
マルス「リーフ、洗面所に行って鏡見てきたらどうだい?」
リーフ「あぁそういえばサラにも忠告されていたんだっけ
    ちょっと見てくるよ」
ヘクトル「リーフのあれは素なのか?」
マルス「あの顔で家まで歩いて帰ってくるのが凄いよ」
   
リーフ「なんじゃこりゃ~~~!!!」
エイリーク「顔中キスマークだらけで帰ってくる神経が信じられません」
エリウッド「胃が!近所の噂が怖い!胃が~!!!」
アイク「あれはキスマークではなく、単なる口紅のあとだ」
ミカヤ「別にキスマークだろうと口紅のあとだろうと構いませんが
    もうすこしリーフも、周囲の目というものを気にして欲しいわね」
エリンシア「それよりもリーフちゃんが新しく知り合った人を紹介してもらいたいですわ」
シグルド「知り合った人?何故そんなことを知ってるんだ?」
エリンシア「それは勿論私の筋肉レーダーが反応していますからね」
エフラム「なんて嫌なレーダーだ・・・・」
リン「・・・・・・ロリコンレーダー持ちのくせに・・・・・・」
ロイ「エリンシア姉さんの筋肉レーダー・・・・まさかリリーナ・・・・」
アイク「リーフの朴念仁ぶりは半端じゃないからな
     まったくあいつはどれくらい女性の心を傷つければ気が済むんだ」
ロイ「まったくリーフ兄さんにも困ったものだよ」
リーフ・アイク・ロイ以外の家族のみんな「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

こうしてリーフの元に騒動がまた一つ
そしてエリンシアとリリーナの興味となるものがまた一つ
紋章町の平穏の日は遠い

今度こそ本当に 終わり

最後の最後でさるさんが出ちゃったよ~ OTL