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Last-modified: 2013-11-07 (木) 00:14:49

89 :助けて!名無しさん!:2010/12/01(水) 23:03:03 ID:VUnO6BOI

ユリウス「んー、よく寝た。そろそろ学校にでも行くか」

いつも通り起きて顔を洗い、朝食を食べて通学路を歩く。
セリス「あっ、ユリウスおはよう!」
ユリウス「ギャアアアアアア!!」
セリス「どうしたの?ユリウス」
ユリウス「どうしたも何も・・・!」
セリスは顔つきこそ女性的ではあるものの男子である。
・・・しかし今の彼の胸は膨らんでおり履いているのはスカート。そして仕草も女子そのものである。
ユリウス「何の趣味だ一体!?お前は男だろうが!!」
セリス「何言ってるの?生まれたときから僕は女の子だけど」
ユリウス「じゃあ何だその僕は」
セリス「昔から自分のことは僕って言ってるじゃない」
ユリウス「それは分かったがその胸は何だ?いれものか?」
セリス「疑うなんて酷いな。それにその発言はセクハラだよ。でも気になるなら触ってみる?」
ユリウス「わいせつ罪で捕まるわ!!」
本当に女なのか嘘をついてるのか確かめたいところだがさすがにその方法は犯罪なのでその方法は避けたい。
ユリウス(何だ、一体何がどうなってるんだ!?)
セリス「遅刻しちゃうしもう行かない?」
ユリウス「ああ、そうだな」
セリス「待ってユリウス。これ中学校のカバンじゃない。僕たちはもう高3でしょ?」
ユリウス「おい何を・・・」
セリス「何って家に行って着替えないと」
そして家に着いて自室へ戻ったが驚くことにクランベル高校の制服があった。
ユリウス「一体何がどうなってんだ・・・」
セリス「まだー?」
ユリウス「い、今行く」
セリス「ユリウス変だけど大丈夫?」
ユリウス「あ、ああ大丈夫だ」

90 :助けて!名無しさん!:2010/12/01(水) 23:11:04 ID:VUnO6BOI

>>89

昼休み
セリス「ユリウスー、昼ご飯食べようよ!」
ユリウス「無理だ。今忙しい」
セリス「ダメ・・・?」(涙目+上目遣い)
ユリウス「うぐぐ・・・分かったよ・・・」
ユリウスは昔からこの顔に非常に弱くこの顔をされると何も言い返せないのだ。
セリス「ありがとうユリウス!」(ぎゅ)
ユリウス「抱きつくなって!(む、胸が・・・!)」

屋上
セリス「最近ラナとユリアが」
ユリウス(さっきからカオスだがもしかしたらあの2人も変わってるのか?)
セリス「恋人同士になったんだ」
ユリウス「待て!おかしすぎるだろ!!どこのヘザーさんだよ!?」
セリス「ヘザーさんなら結婚したじゃない。アイク兄さんと」
ユリウス「せめてラナとユリアが恋人同士になった過程を教えろよ!そしてガチ百合のヘザーさんとフラグクラッシャーのお前の兄さんが結婚はねーだろ!?
・・・今思ったんだがアイクさん以外のお前の兄さんや姉さんはどうしてる?非常に気になる」
セリス「えーと、ミカヤ姉さんは漆黒さんといい感じだしエリンシア姉さんは今も主婦だよ。それからシグルド兄さんはディアドラさんと結婚して今じゃ二児の父親だしヘクトル兄さんはファリナさんと結婚したよ。もうすぐ子供が生まれるんだって。
後マルス兄さんは大学生になった今もシーダさんと付き合ってるよ」
ユリウス「エリウッドさんとエフラムさんにエイリークさんとリンさんは?」
セリス「エリウッド兄さんとエイリーク姉さんなんだけど二人とも駆け落ちしちゃったんだ・・・」
ユリウス「待てコラ!シグルドさんとエフラムさんが猛反発しなかったか!?それにすごい組み合わせだなオイ!!」
本来は謝るべきところなのだがここの世界にきたばかりのユリウスには全く事情が分からないので突っ込みどころの方が多い。
セリス「?エフラム兄さん以外はエリウッド兄さんとエイリーク姉さんを遠くに逃がすのに協力したよ?」
ユリウス「KINSHINは許さんのティルフィングが飛んできただろうが!戻ってこい!!KINSHINキラー!あなたがいないと救われない人もいるんだぞ!!」
セリス「ジークムントなら飛んできたけど・・・
それに兄さんと姉さんは今でも本気で愛し合ってるから・・・それからリン姉さんは」
ユリウス(まさかあの人本気で百合に目覚めたんじゃ・・・!)
セリス「寝込んでる。3年間ずっと・・・」
ユリウス「・・・病気か?」
セリス「フロリーナさんと絶交しちゃったんだ」
ユリウス「何があったんだよ?あんなに仲が良かったのに・・・」
セリス「フロリーナさんがヘクトル兄さんのこと好きだったの知ってるでしょ?」
ユリウス「ああ」
セリス「ヘクトル兄さんにフロリーナさんがあと少しで告白ってところでリン姉さんが妨害してそれ以降も良い雰囲気になる度に妨害が激しくなったんだ。
その妨害しまくってる間にファリナさんとヘクトル兄さんの距離はフロリーナさんとヘクトル兄さんの距離より縮んでいってヘクトル兄さんがファリナさんに告白して付き合い始めてから今じゃゴールインなの」
ユリウス「なるほどな。だいぶ好感度が上がるってところや気持ちを伝えようとする度に毎回妨害が入れば確かに腹も立つな」
セリス「あんな鬼のような形相のフロリーナさんは初めて見たよ。2度と顔を見せないでって言ってさそれ以降もなんとか2人の関係を修復しようとみんな頑張ったけど無理で3年たった今も音信不通だからね・・・」
ユリウス(自業自得とはいえ少し気の毒だ・・・)

続きます

103 :助けて!名無しさん!:2010/12/03(金) 11:57:45 ID:tF7syIpO

>>90

ユリウス「そういやエフラムさんはどうしたんだ?」
セリス「ロリコンの異常性欲者で我が家の恥だよ」
ユリウス(それは変わらないんだ・・・
というよりコイツエフラムさんには相変わらず冷淡なんだな。っていつも以上にひどい気がする・・・)
セリス「話せて楽しかったよ!放課後一緒にバイト行こうね!!」
ユリウス「ああ(本当にコイツが女の子だったら・・・って何を考えてるんだ僕は!ってバイト・・・?)」

放課後
セリス「行こうよ」(ぎゅ)
ユリウス「腕組むなって(本当にいろんな意味で辛い・・・)」
リーフ「そこの少年たち、お兄さんといいこと や ら な い か」
ユリウス(おねぃさん狙いじゃなかったっけコイツ!?なんでビラク化してんの!?)
ユアン・ユベロ「や り ま せ ん」
リーフ「よし、まずはトイレに行こうか」
ユリウス(聞いてねえ!!)
ユアン・ユベロ「話を・・・アッー!!!(×2)」
リーフ「おっとまだ続くぜ・・・まだこっちは収まりがつかないんでね・・・」
ユアン・ユベロ「嫌・・・!はぅ・・・」
リーフ「いいだろ?まだまだ行けるな?」
ユアン・ユベロ「優しく・・・してください」(以下自主規制)
ユリウス「HIDEEEEEEEEEEEEE!!つーか2人共変な方向に行っちゃだめだああああ!!」
セリス「リーフのこと?いつものことじゃん」
ユリウス「こいつおねぃさん狙いだろうが!!なんでガチホモになってんだよ!?」
セリス「リーフはもともと可愛い男の子が好きなんだ。こういう場所にはよく来るよ」
ユリウス(あかんわもう・・・)
ミルラ(少し成長)「待ってくださいエフラム!!」
エフラム「さらばだミルラ・・・
恨むなら俺ではなくその大きくなった胸囲を恨むんだ!!」
ミルラ「うぅ・・・うわああああああん!!!」
セリス「・・・見なかったことにして」
ユリウス「確かに冷淡にもなるわなそりゃ・・・」
セリス「そんなことよりももう着くよ」
ユリウス「バイト先ってフレリアコーポレーションだったのか」

フレリアコーポレーション社内
ヴァネッサ「バイトのセリスさんにユリウス君ね。今日も頼むわよ」
シレーネ「ウチの社長もあなたたちのことを気に入ってるわよ」
セリス「ヒーニアス社長が?」
ヴァネッサ「ええ」
ユリウス「そんなに凄いのか(HENTAIじゃねーかあの人)」
セリス「凄いなんてものじゃないよ!仕事にはまじめだし優しくて人望もある本当にいい人だよ!!」
シレーネ「ええ、ウチの社長ほど器が大きい人はそういませんよ」
ヴァネッサ「各国への募金にも協力的だもの」
ターナ「あらいらっしゃい、セリスさんにユリウス君。お兄様が呼んでるわよ」
ユリウス「僕達を?」
ターナ「ええ」
セリス「何の用かな?」