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Last-modified: 2011-06-07 (火) 20:29:59

510 名前: このメールにフラグを付ける杖ポコ師範ローラ 3 [sage] 投稿日: 2011/06/07(火) 12:31:22.57 ID:4AttvpME
リーフ「杖ポコの練習?」
ローラ「はい。修道士やシスターの方はまず最初に杖ポコをマスターするのです」
リーフ「なんでさ。普通杖を使った回復の技とか光魔法なんじゃ」
ラナオウ「杖ポコを舐めてはいかんぞ」
リーフ「へ?」
ラナオウ「確かに杖で相手を殴るというならば簡単だ、子供にも出来る。だが真に極めた杖ポコはただ殴るだけではない、技なのだ」
アイク「それは興味深いな。是非聞かせてくれ」
ローラ「まあ、ゴリラグズさんは本当に熱心ですね。いいでしょう、それでは杖を一本手に取って下さい」
アイク「握り方はどうやるんだ?」
ローラ「最初は慣れた持ち方でいいですよ」
アイク「なら俺は剣の握りか、こうだな」
ローラ「それでは……ブラッド!」
ブラッド「……………ォゥ」
リーフ(奥から誰か出てきたけど……気のせいか物凄く嫌がってるように見えるぞあの人)
ローラ「アイクさん!遠慮せずに思いっきりブラッドを杖ポコして下さい!」
アイク「ぬぅん!」
ドゴオッ!ボキィ!
リーフ「ブラッドさんが一発でKOされたァ!」
アイク「意外と威力が出るものだな」
ローラ「あ、間違えてマトローナの杖を渡していました」
リーフ「必殺率100%のやつじゃないかァ!ちょ、大丈夫ですか!?」
ブラッド「あれ?死んだ爺ちゃんが見える………」
リーフ「ちょ、三頭の河見てるwwwローラさん!杖!杖!」
ローラ「はい。バサークです」
リーフ「よし、これでブラッドさんを狂化……って違えよ!ライブ、ライブ!」
ローラ「あぁ、はいどうぞ」
リーフ「今助けますからね!」
ラナオウ「そういえば貴様は杖が使えたな」
ローラ「まあ、コノヒトデナシーさんは杖が使えるのですか。なら杖ポコも少しは経験が………」
リーフ「ないです。ブラッドさん立てます?」
ブラッド「なんとか」
511 名前: このメールにフラグを付ける杖ポコ師範ローラ 3 [sage] 投稿日: 2011/06/07(火) 12:32:08.76 ID:4AttvpME
アイク「リーフ、杖ポコするなら俺にしておけ」
リーフ「兄さんに?」
アイク「ローラに任せたらまたブラッドが実験台になりかねないだろ」
リーフ「……さすがにそこまでは、と言い切れないのが恐ろしいね」
ローラ「二人共お話はどうなりました?」
リーフ「ブラッドさんじゃなくて兄さんに杖ポコする事になりました」
ローラ「なるほど、分かりました。それでは杖ポコお願いします」
リーフ「テイッ!」
アイク「あまり痛くないな」
リーフ「ま、そりゃ杖だしね。こんな感じでどう?」
ローラ「全然ダメです」
リーフ「ほへ?」
ローラ「杖を見てください」
リーフ「どれどれ?ライブの杖[22]あれ!?目茶苦茶耐久減ってるぞ」
ラナオウ「当然だな」
ローラ「これで分かりましたよね?杖は繊細なんです。注意して杖ポコしないとすぐに壊れてしまいます」
リーフ「いやでもローラさん達は耐久削らずに使って………」
ラナオウ「そう、そこなのだ」
リーフ「へ?」
ローラ「耐久を削らない杖ポコは技術が必要です。持ち方、力の入れ方、振り方、相手のどこを殴るか、そんな様々な技が詰まっているんです」
リーフ「まあ杖ポコの奥の深さは分かったけどさ、そんなのがなんでシスターや司祭に必要なのさ」
ラナオウ「簡単だ。これを通じて正しい杖の振り方を学ぶ。いわば基礎固めだな」
アイク「なるほど、よく分かった。是非教えて欲しい」
リーフ「アイク兄さん!?」
アイク「考えてもみろ、これだけの技だ。剣にも応用出来るだろう」
リーフ「まあ、確かに」
ローラ「それではレッスン1から行きますよー」

続く