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Last-modified: 2012-08-22 (水) 19:49:55

ルーテ「さて、最後のマップですね。思ったより簡単に竜王家マップはクリアされてしまいましたが……今回は彼等とは別の意味で厳しいマップですよ」
ロイ「竜王家マップの敗因は間違いなく6人も説得による寝返りが可能だったことだと思うけどね……」
ルーテ「……実はそのようなプログラムは組んでいません。予想外の結果は敵側のユニットもまた実在の人物であったゆえでしょう。まあそれが醍醐味ではあるので仕方ありませんね。ですが、次は……次はそうはいきません。優秀なこの私の意地にかけて」

エイリーク(何故かしら……嫌な予感しかしない……)

ルーテ「というわけで受けて立ってください。次のマップはこちらです」

  • エクストラマップ グレイル工務店VS兄弟家-

ルーテ「なお、このマップでは特例としてアイクさんがグレイル工務店所属になります。では頑張ってください。――そんなわけでアイクさんはあちらに」
アイク「む……わかった」
アイク・ルーテ以外「  (゚д゚ )」
ルーテ「こっちみんな」

エフラム「天空が敵にまわるというだけで色々とヤバイ気がするのだが……」
エリンシア「あれに対抗出来るのは見切り持ちのセリスちゃんとマルスちゃんぐらいですわね」
セリカ「大丈夫よ。私がアルムに隣接してライナロック必殺するわ。アイク兄さん魔防低いし」
アルム「そうだね。僕の隠伏→守護が役立つかも」
シグルド「いや……それは無理だな。アルムとセリカのラブアタックはスキル扱いになっていただろう。それだとアイクの見切りに防がれてしまう」
ミカヤ「それに隠伏は敵将には無効よ。どう考えてもアイクが敵将だろうし」
エリウッド「どうしたものかな……」
リーフ「じゃあまあ、アイク兄さん対策にはオーソドックスなアレを採用せざるを得ないってことだね」
リン「そうね……それが一番確実ね」
ロイ「まああっちもその対策は考えてきてるだろうけどね」
セリス「それでも、スリープの杖を使うしかないね」

マルス「やっぱりそうなるのか」

534 :兄弟家SRPG25:2011/07/30(土) 00:12:54.37 ID:JQiOrgf6

余分に行間が空いてるのを修正し損ねた、すまない……

セネリオ「……という会話を今頃繰り広げているでしょう。レストは僕、イレース、ミストで一本ずつ持っていくのが無難ですね」
ミスト「お兄ちゃんすぐ寝ちゃうからねー。まあ過去ネタでは寝てても避けたりしてたけど、ここはゲームの中だし。(※暁だとスリープ中は敵の攻撃が必中になる)」
ティアマト「用心に越したことはないわね。……ところでミスト、グレイルはどうして隅で暗くなっているのかしら」
ミスト「なんかねーバランス調整で出撃メンバーから外されたから落ち込んでるんだって」
ティアマト「…………」
セネリオ「あちらは全員敵将クラスの能力を持ったロードユニットですから、対策はしすぎるということはありません。
……得に注意したいのはヘクトルとエフラム、それから……アルム、でしょうか。彼は弓矢の四マス射撃とか平気でやってきますから守備に不安のある者は近付かないように。
絶対必殺も脅威なので魔法で反撃されない位置からセリカを先に落としてください」

セネリオがちらりとシノンの方を見る。シノンは面倒そうに目を細めると、仕方ねえな、と言うように頭を掻いた。

シノン「……わあったっての。神射手の射程が欲しいんだろ?」
ヨファ「じゃあ、僕とシノンさんで行ってくるね!」
セネリオ「ええ、お願いします。後は彼ら固有のスキルが発動しないことを願いながら……"いつも通り"で。では……」
アイク「ああ。行くぞ、グレイル傭兵団、出陣だ」
ワユ「工務店じゃないの?」

あちらの配置を確認して、こちらも配置を調整する。あちらの防衛をかい潜って敵将であるアイクを撃破すればクリアなのだが……

ヘクトル「流石グレイル工務店……強いぜ……」
エフラム「グレイル殿がいないのがせめてもの救いか」
エイリーク「マルス、セネリオさんのスキルが飽和して恐ろしいことになっているのですが」
マルス「うわ本当だ。陽光連続俊足恐怖体当たりでキャパ60埋まってるし」
リーフ「それどころかパラメータはおろか武器レベルまでマックスでステータスが真緑だよコノヒトデナシー。なんでこんなことになってるのさ」
ルーテ「前回プレイ時のステータスを完璧に再現したそうです。その方が難易度も上がりますし」
ロイ「マジ自重」

セネリオだけではない。やたらとパラメータの高い工務店の面々からは、アスレイのクリアさせまいという気迫が伝わって来る。

マルス「指揮官補正が地味に厄介だな……流石アイク兄さん。指揮レベル3は伊達じゃないか」
シグルド「ふふ……どうせ私は指揮レベル2……弟にすら負ける……」
セリス「シグルド兄さん落ち込まないでよ……」←指揮レベル3
ミカヤ「そうよぅ、お姉ちゃんなんかご覧の有様よ」←指揮レベル0
エリウッド(それは慰めになっているのだろうか……)
マルス「それと支援効果も厄介だね。アイク兄さんから工務店の全員に絆支援まであるから、アイク兄さんに隣接しているセネリオさんがやたらとサンダーストームを撃ってくるのは正直やばい」
リーフ「ウィンドセイジなんだからせめてブリザードにして欲しかったな……」
ロイ「今はウィンドセイジじゃなくてフルカンアークセイジだよ」
マルス「まあ一番厄介なのは作戦の読めなさだね……。普通さ、キルロイさんを特攻させる?」
エリンシア「……させないでしょうね。恐らくワユちゃんに支援効果を出すための配置でしょうけど……」
マルス「この撹乱を意図的にやっているんだとしたら相当の策士だぞあの人……酷い有様ですと言うだけのキャラではなかったということか……」

そう言いつつも、これから始まるであろうセネリオとの頭脳戦を思ってかマルスは不敵に笑っていた。