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Last-modified: 2012-08-24 (金) 19:17:55

OJの一日
〇月×日 晴れ
今日も騎士団割り当ての部屋で目を覚ます。
起き抜けに目に入るマッスルタワー像に辟易しながら朝の身支度を始める。
夜勤警戒に当たっていたバースさんが、ビキニパンツ一丁で布団に入るのを見ながら広間へ。
朝の日課と定められたバアトルズブートキャンプVerK(KINNIKU鍛錬に特化したメニューだそうだ)をした後朝食へ。
肉と大豆で構成された大量の朝食にも慣れた。
ボールスさんのように脂身が大量に出て来るのはご遠慮したいが……
朝食後ウェンディさんと共にリリーナ様を護衛しながら登校。
ロイさんと喋りながら登校されるリリーナ様の少し後ろで、スーさんの馬の進路を二人がかりで塞ぐ。
弓が痛い。
昇降口をウェンディさんに任せ、一足先に教室へ、ロイさんの机の中に魔法陣が書かれていたので手早く洗浄する。
どこからか闇魔法が飛んできて鎧が一部剥げた。
一限目が過ぎ、二限目
理科の実験のペア決め、先手を取ってシャニーさんとペアを組む。
槍が痛い。
四限目調理実習
隣の班を見るのが怖い。
とりあえず遅効性の媚薬を混ぜようとしたセシリア先生を調理ついでに斬り倒す。
身の程を弁えよ(一度言ってみたかったんだ)
案の定隣の班の危険物は廃棄となった。
メンバーが一人除き安堵の表情で購買に走って行く。
昼休み、どこに持っていたか調理実習の成果を持ったララムさんによって、補食される寸前の小動物の目をしたロイさんが壁際に追い詰められていた。
間に入って真紫のコーンスープを飲み干したウェンディさんを俺は終生尊敬するだろう。
リリーナ様に許可を得てから気絶したウェンディさんを保健室に運ぶ為鎧を脱がせて担ぐ。
途中チャドに意味深な笑顔を向けられたがやましい感情は無い。確かに以外とお尻が大き…ゲフンゲフン
五・六限目、体育祭が近いため二時間続けての体育となる。上半身裸で組体操の練習をする男子を見てリリーナ様が運動場を血に染めていた。ふと茂みを見ると同じく練習に励む高等部のエリウッド先輩を一人の女性が盗撮していた。
HRが終わり帰宅となる、今日これまでのダメージを特効薬で回復したら、リリーナ様のロイさんとの帰宅権をかけての戦いに加勢する。

妹よ。兄ちゃんは頑張ってる、頑張ってるけど挫けそうだ。
そんな事を考えつつ、業火によって吹き飛ばされながら見た空は、何だかとても滲んでいた。
(結局ロイさんはウォルトと帰ったそうだ)