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Last-modified: 2012-08-23 (木) 19:29:05

ミルラ「サラはずるいです!」
サラ「また唐突ね……一体何の話?」

ミルラ「ここ最近、明らかにお兄ちゃんと二人っきりでいる回数が多いです。
    そのせいで私やアメリアお姉ちゃんに皺寄せが来てます!」
アメリア(私は一応稽古はつけてもらってるから、そうでもないんだけど……言わないでおこうっと)

サラ「なら、あなた達も遊びに誘えばいいじゃない。
   私はただ兄様に年下の知人として当たり前のことをしているだけよ?
   非難される云われは無いわ。クスクス……」
ミルラ「う……で、でも!お兄ちゃんの部屋に勝手にワープしたりするのはやり過ぎです!
    お兄ちゃんもきっと迷惑してるに決まってます!!
    ね、アメリアお姉ちゃん!」
アメリア「えっ、私!?う、うん、まぁ……そうかもね」
    (多分もう半分諦めて半分慣れちゃってるんだろうなぁ……)
ミルラ「ほら!」

サラ「……ごめんなさい。
   でも、しかたないじゃない」
「私はこれまでずっと、ずっと一人だったんだから。
 昔からおじい様やゲルド達は腫れものみたいに私を扱うし、言う事を聞く部下はいても、一緒に居て安心できる人なんていなかった。
 あなた達みたいに、家族や友人に恵まれてないんだから、ちょっと位……」

ミルラ「……怒りますよ、サラ」
サラ「……そうよね。やっぱりこんな自分勝手な理由じゃ」
ミルラ「そういうことじゃないです!」

ミルラ「寂しいなら、もっと私やアメリアお姉ちゃんにも言ってください!
    エフラムお兄ちゃん程は一緒に居て楽しくないかもしれないけど……私達、お友達じゃないですか!」
アメリア「あんまり相談相手にはならないと思うけど、遊びに行ったりお茶する位ならいつでもいいよ。
     一応、この中じゃ最年長だしね!」
サラ「……やれやれ、二人とも本当に物好きね。
   でも……」
ミルラ「?最後、何か言いましたか?」
サラ「別に?
   でも、二人の言い分は分かったわ。
   じゃあ今度からは……」

87 :助けて!名無しさん!:2011/08/15(月) 23:07:58.95 ID:ER4/I0w/

~後日談~
アメリア「この漫画面白いよね!師匠の部屋にあるとは思ってなかったけど」
ミルラ「サラも今度読んでみるといいですよ。あまり読まない私でも最後まで読めましたし」
サラ「そうね、今度お爺ちゃんに買いにいかせようかしら」

エフラム「サラ。最近皆と仲が良いな。
     それ事態は良い事なんだが……」
サラ「あら、何か問題でも?」
エフラム「全員で部屋にワープしてくるのはやめてくれ。
     押し入れから突然人が出てくるのは心臓に悪い」
サラ「3人だと部屋の真ん中に出るのはキツイのよね。
   やっぱり私一人の方が良かった?」
ミルラ「そ、そんなことないですよね!?」
エフラム「違うから落ち着いてくれ!姉さん達に見つかると面倒(ry」
ガラッ
ミカヤ「エフラム……前々から年下趣味なのは知ってたけど……」
エリンシア「部屋に何人も連れ込んで弄ぶなんて、お姉ちゃん達は許しませんよ!」

エフラム「勘弁してくれ、というかこういうのはリーフの役目だろ!?」
サラ「リーフはもうすでに他の三人にお仕置きされてるから心配ご無用よ兄様」

ミカヤ「と言う訳で」
エリンシア「覚悟は良いわね?」

エフラム「ちょ、姉上慈悲はやめ……アッー!」