4-271

Last-modified: 2009-03-22 (日) 18:51:41

逆襲のマミー君

 

PM11:00リビング
ヘクトル「オラァ!」バキッ
エフラム「ふん!」ドガッ
マルス「いやあ!」メメタァ
アルム「せいや!」ドグシャア
リーフ「ちょ、兄さん僕にも経験値ちょうだいよ!」
セリス「やめて!マミー君をいじめないで!」

 

ロイ「またやってるよ…ミカヤ姉さんやエリンシア姉さんが近所の奥様方と温泉行ってるのをいいことに」
エリウッド「こんな時間に近所迷惑な…また謝りに行かなくちゃならないのか…はあ…」
リン「うーん。見てると私も殴りたくなってきちゃうし、もう部屋に行くわ。おやすみ」
エイリーク「わたしも宿題をやることにします。おやすみなさい」
セリカ「もう!アルムったら、せっかくうるさいシグルド兄さんが出張でいないのに…
もう知らない!おやすみ」
ロイ「おやすみ。そういえばアイク兄さんまだ帰ってこないね」
エリウッド「今日は遅くなるって言ってたな」
セリス「うわーん!」マミー君抱えて自分の部屋に逃げる
ヘクトル「てめ、セリス!マミー君を渡しやがれ!」
リーフ「ヘクトル兄さんはもういいだろう!?僕なんか2回しか殴ってないのに!」
エリウッド「お前達いい加減にしろ!セリスがかわいそうだろう!?あと、後で謝りに行かせられる僕も!」
ロイ「あーあ、部屋が滅茶苦茶だよ…こりゃ明日は朝から掃除だね」

 

セリスの部屋
セリス「うう、ごめんねマミー君。すぐに直してあげるからね…」
マミー君「…」

 

AM2:00トイレ前
リーフ「ふー、すっきり。寝る前に水飲みすぎたかな?ってあれは?」
マミー君「…」
リーフ「マミー君?どうしてこんな所に…?まてよ、これはチャンスだぞ。
兄さんたちのせいで今日はほとんど経験値稼げなかったけど、今は皆眠ってる。
今のうちにレベルアップだ!」
マミー君「…」走って逃げる
リーフ「!!ま、マミー君が動いた!?いったいどうなって…
い、いやそんなことよりも経験値稼ぎが重要だ。追いかけないと…」

 


リーフ「ええと、こっちのほうに逃げたはずなんだけど…あ!いた!」
マミー君「…」
リーフ「ふふふ、もう逃げられないよ。さあおとなしく僕に経験値を…
ってこんなに大きかったけ?マミー君…」

 

ロイの部屋
ロイ「……経験値稼ぎのためマミー君を追いかける葉っぱ、だがそれはマミー君の巧妙な罠だった…むにゃむにゃ」

 


リーフ「…」
巨大マミー君「…」
リーフ「…」
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ」
リーフ「!?」
『ぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!111』

 

ロイ「リーフ兄さん!?」
エリウッド「どうした!?リーフ!!」
リーフ「ろ、ロイ、エリウッド兄さん!!助けてぇ~!!」
ロイ「うわ、身長二メートル位まで巨大化したマミー君がリーフ兄さんを椅子にして煙草ふかしてる!?」
リーフ「この人でなしー!!」
ヘクトル「おいおい何だよ、このシュールな光景…」
マルス「何がなんだか…」
アルム「わけわからん」
エフラム「とにかくやばい状況なのはわかるが…」
ロイ「あ、兄さんたち」
エリウッド「ヘクトル、エフラム手伝ってくれ。リーフを助けないと…!」
ヘクトル「もちろんだぜ。せっかくぐっすり眠ってたのに叩き起こされたんだ。このままじゃすまさねえ…!」
エフラム「リーフ待ってろ。今助けてやる!」三人巨大マミー君に向かって行く
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ」
ヘクトル「うるせえ!!そりゃこっちの台詞だ!!オラァ!!」
カキーンNO DAMAGE
ヘクトル「な!?」
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ!」つ右ストレート
ヘクトル「ぐはっ!」
エリウッド「ヘクトル!?」
アルム「あのヘクトル兄さんが一撃で!?」
マルス「馬鹿な…」
ロイ「うーん。深刻な状況なのになんかマヌケに見える…」
エフラム「く…今はリーフの救出が優先だ。エリウッド、俺が囮になる。その間にリーフを!」
エリウッド「わかった!」
エフラム「さあ来い!マミー君!」
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ!」つ左ストレート
エフラム「ぐう、何て重い突きだ…!防御するのが精一杯だ…」

 

エリウッド「リーフ!大丈夫かい!?」
リーフ「ああ、エリウッド兄さん!!」
エリウッド「エフラム、リーフは救出した!君も退くんだ!」
エフラム「そうしたいが足がふらついて…」
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ!」
アルム「危ないエフラム兄さん!!」
エフラム「く…」
その時どこからともなく衝撃波が
巨大マミー君「!!」
アイク「ただいま。夜中だというのに騒がしいと思ったら…いったいどうしたんだ」
アルム「アイク兄さん!」
マルス「よかった…これでもう安心だ」
ロイ「いや、さっきから思ってたんだけど、なんで皆そんなノリノリなの!?
こんなツッコミ所満載の状況で!!」
アイク「誰だか知らんが…俺の弟に手を出すならば容赦はせん。悪いがあんたはここまでだ」
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ」

 

エリウッド「今更なんだけど…」
リーフ「どうしたの?エリウッド兄さん」
エリウッド「そもそもあれはどういう原理で動いているんだろう?」
アルム「え、どういうこと?」
エリウッド「いや、マミー君は人形なんだよ?巨大化して人を襲うなんてありえないよ」
マルス「確かに。あまりの超展開に今までそんなこと考えもしなかったけど…」
ロイ「僕は最初からずーっと考えてたんだけど…」
エリウッド「動いている原因さえ分かれば止めることだってできるはずだ。しかし…」
エフラム「それが分かれば苦労しないな」
エイリーク「恨み、ではないでしょうか」
ロイ「あ、姉さん達。遅かったね」
セリカ「最初のリーフの悲鳴で起きたんだけどね」
リン「夜更かしはお肌に毒だし、何より眠いからスルーしようと思ったんだけど。
   リーフのことだから平気だろうし」
リーフ「ひどいや!姉さん!」
ロイ「エイリーク姉さんも?」
エイリーク「いえ、私はついさっき起きたところです」
ロイ(意外と図太いなあ)
エリウッド「それより恨みというのは?」
エイリーク「あ、はい。マミー君は常日頃からエフラム兄上やヘクトル兄上に殴られています。
      それを恨み、暴れているのではないでしょうか」
ヘクトル「人形が恨みを持つ?そんなことあんのかよ?」
エフラム「ヘクトル気がついたか」
ヘクトル「おう、いつまでも寝てらんねーからな」
エイリーク「普通の人形ならばありえませんが…マミー君は見た者を暴力的にする不思議な力を持っています。
      そんな人形ですから恨みで動きだしてもおかしくないのでは?」
エリウッド「なるほど。でもそうなるとますます呪いの人形だな…」
エイリーク「とにかく、マミー君を止めるなら恨みのエネルギーが抜けるのを待つか倒すしかないでしょう」
アルム「どちらにしてもアイク兄さんに任せるしかないね」
マルス「ところで、その二人(?)だけど」

アイク「……」
巨大マミー君「……」
マルス「睨みあったまま動かないんだけど…」
アルム「お互いの力量を探ってるんだよ」
アイク「いくぞ!」
マルス「アイク兄さんが動いた!」
アルム「ラグネルを背に差したままだ。使わないのかな?」
ロイ(なんでこの二人は実況してるんだ?)
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ!」
マルス「出たー!ヘクトル兄さんを一撃で葬った右ストレート!」
アイク「ふん!」
巨大マミー君「!!」
アルム「拳で迎え撃った!」
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ!!」
アイク「ふん!!」
アルム「すごい目にも留らぬパンチの応酬だ!」
マルス「突き(ラッシュ)の速さ比べか…」
ロイ「何このスタンドバトル」
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ!!」
アルム「マミー君跳んだー!!あの巨体からは考えられないジャンプ力だ!!」
アイク「逃がすか!!」
マルス「アイク兄さんもすかさず跳ぶ!!空中で激しい攻防が繰り広げられる!!」
アルム「すげえあの二人(?)落ちながら戦ってる…」
ロイ「これなんてドラゴンボール?」

エリウッド達「……」
ロイ「あれ?兄さん達さっきからどうしたの?全然しゃべってないけど」
エリウッド「いや……」
ヘクトル「何ていうか…なあ…」
エフラム「あまりに常識外れの戦いに声が出ないというか……」
リン「実況したりツッコミ入れられるあんた達がすごいというか……」
リーフ「さすが初代&二代目主人公。そしてこのスレのツッコミマスター。
    格の違いを見せつけられる気分だ……!」
ロイ「?」
アイク「ぐう!?」
アルム「アイク兄さんが押し負けて地面に叩きつけられた!?そこまでダメージは無いみたいだけど…」
マルス「やっぱり素手では限界が…兄さん、なんでラグネルを使わないんだ!?」
アイク「む、そうは言うが丸腰の相手に剣を用いるのはどうかと思うぞ」
ロイ「そんなこと気にしてたの!?」
マルス「いいから!気にしないでどんどん使ってよ!減るもんじゃないんだし(使用回数が)!」
アルム「兄さんの剣技を見せてやってよ!」
アイク「あまり気は進まんが…しかたない、手を抜いて勝てる奴でもなさそうだ」
ニア そうび
 ニア ラグネル     --
   ブラザーアーチⅢ 50
巨大マミー君「ボコボコにしてやんよ!!」
アイク「ふん!!」つ必殺
巨大マミー君「!!」
アルム「マミー君の右腕を切り落とした!」
マルス「勝負あったみたいだね」
巨大マミー君「ボコボコにs
アイク「遅い!!」つ【天空】
巨大マミー君「!!……」
アルム「マミー君が倒れた!!アイク兄さんの勝ちだ!」
巨大マミー君「ぼ、ボコボコにしt
アイク「まだ動けるのか。ならば次の一撃で逝かせてやる…!」
???「やめて!!」

セリス「やめて!!マミー君をいじめないで!!」
アイク「セリス!」
ロイ「セリス兄さん!ずいぶん遅かったね……」
セリス「うん。ついさっき起きたらマミー君がいなくて…それに外が騒がしかったから…」
ロイ(図太いなあうちのお人好し二人は)
アイク「セリス。どういうことだ?そいつを知っているのか?」
マルス「あ、そうかアイク兄さんはマミー君知らないんだよね」
アルム「アイク兄さんその人形はマミー君っていって(説明以下略)」
アイク「なるほど、そういうことか。もう元には戻らんのか?」
エイリーク「倒せば元に戻ると思ったのですが…まだ恨みの力が残っているのでしょうか?」
巨大マミー君「ボコボコにして…」
セリス「もうやめてよ!マミー君も!」
巨大マミー君「!!……」
エリウッド「!マミー君がおとなしくなったぞ」
エイリーク「どういうことでしょう…?」
アイク「……ヘクトル、エフラム、マルス、アルム、リーフちょっと来い」
ヘクトル「ん?」
エフラム「なんだ?」
マルス「何?」
アルム「どうしたの?」
リーフ「何か用?」
アイク「…ふん!!」全員におもいきり拳骨
ヘクトル「ぐえ!」
エフラム「ぐあ!」
マルス「ぎゃ!」
アルム「ぶ!」
リーフ「こ、この人でなしー!」
アイク「マミー君、セリスを泣かせる奴らは俺が懲らしめたぞ。怒りを鎮めてくれないか?」
マミー君「…」
ロイ「あ!マミー君が元に戻っていく!」
エイリーク「これは…?」
アイク「マミー君は恨みでああなったわけじゃない。いつも泣きながら自分を直すセリスを見て、
    主人を悲しませる奴に怒っていたんだ」
エリウッド「呪いの人形なんかじゃなかったんだな…」
リン「ええ、それどころか主人想いのいい人形じゃない」
セリス「マミー君…ありがとう」

数日後
ヘクトル「やっぱり我慢できねえ!セリス!マミー君をよこせ!」
エフラム「安心しろ。悪いようにはしない」
セリス「アイク兄さん助けて!」
アイク「任せろ」
マルス「アイク兄さんがマミー君のボディガードに…」
リーフ「もう手が出せないね。僕ほとんどレベル上げてないのに!orz」