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Last-modified: 2007-08-12 (日) 13:31:40

エフラムの必殺技

 

エフラム 「……」
ミルラ  「? どうしたのですか、エフラム」

 

 ナデナデ

 

ミルラ  「……!! え、エフラム……!」
エフラム 「……ああ、すまん、撫でやすい位置にあったから、ついな」
ミルラ  「……あの、できれば、もう少しお願いします……」
エフラム 「ん、そうか……」

 

 ナデナデナデナデ……

 

ミルラ  「……」

 

ロイ   「おー、ポーッとしてるねー」
リーフ  「まあ、ミルラはエフラム兄さんが大好きだからね。大好きなお兄さんに頭を撫でられればああもなるさ」

 

エイリーク「ああ、兄上、こんなところにいらっしゃったのですか。少しお話したいことが」
エフラム 「……」

 

 ナデナデ

 

エイリーク「あ、兄上……!?」
エフラム 「ん……すまん、ミルラの頭を撫でていたら、昔こうやってお前の頭を撫でていたことを思い出してな」
エイリーク「わ、わたしはもう子供ではありませんから……!」

 

ロイ   「わー、顔赤いやエイリーク姉さん」
リーフ  「うーん、あれは単に恥ずかしがってるだけじゃなくて、嬉しさも混じってる感じだね」

 

セリス  「あ、エフラムにいさーん、槍の練習したいから、エフラム兄さんの槍を貸してほしい……」
エフラム 「……」

 

 ナデナデ

 

セリス  「あ……」
エフラム 「……すまん、何故だか自然と手が伸びた。男にこんなことをしちゃいけないな
セリス  「う、ううん、ただびっくりしただけだから……それに、なんだか
      エフラム兄さんに撫でられてると物凄く安心感があるというか……と、とにかく、別に嫌じゃないからね!」

 

ロイ   「……これは……」
リーフ  「腐ってる人たちが大喜びしそうな絵だ……! いやでもセリスはビジュアル的に女っぽいし、特に問題は」

 

ヒーニアス「エフラム! 貴様に決闘を申し込みに」
エフラム 「……」

 

 ナデナデ

 

ヒーニアス「な……! き、貴様……!」
エフラム 「……スマン、物の弾みというか、流れで、な」
ヒーニアス「ふ、フン……! ま、まあ、許してやらんでもない、私は寛容な男だからな……!」

 

ロイ   「こいつはくせぇーっ!」
リーフ  「ガチホモの臭いがプンプンするぜぇーっ! ……っつーか、これはひょっとすると……」

 

ケルベロス「ギャオオオオオオオン!」
ルーテ  「散歩中のアスレイ6号が、鎖を引きちぎって逃げてしまいました」
アスレイ 「そんな危ない動物の散歩をしないでくださいというか、誰か、止めてくださーいっ!」
エフラム 「……」
ケルベロス「ギャ?」

 

 ナデナデ

 

ケルベロス「……くーん、くーん」
エフラム 「……案外人懐こいみたいだな」

 

ロイ   「SUGEEEEEEE!」
リーフ  「お、男のみならず魔物まで一発で手なずけるとは……! 恐るべし、エフラム兄さん、必殺の愛撫!」