4-91

Last-modified: 2007-07-23 (月) 00:07:43

外伝の弓は厨性能(4-87への便乗)

 

セリカ  「あら、弓だったらアルムも使えるわよ。ね?」
アルム  「うん。まあ一応ね」
ロイ   「へえ、そうなんだ」
リン   「初耳ね」
アルム  「まあ、リン姉さんと同じで、皆の前ではメインでは使ってないからね」
リン   「ふーん……じゃあ、試してみましょうか?」
アルム  「試す? 別にいいけど……じゃ、鋼の弓取ってくるね」
リン   「よし、じゃあ早速」

 

マルス  「って何で僕木に縛り付けられて頭の上にリンゴ乗せられてるの!?」
リン   「話の流れってものがあるでしょ。あんたじゃないと違和感あるのよ」
マルス  「何の話!? クソッ、こういうのは本来リーフの役目のはずなのに……」
リーフ  「うん、確かにそうだ。なんか落ち着かないよ僕」
ロイ   「その自覚は悲しいからやめようよリーフ兄さん」
リン   「よーし、じゃ、まずわたしから」
マルス  「イヤァァァァァァァッ! 助けてぇっ! まだ死にたくない!」
リン   「……さすがにそこまで嫌がられるとカチンとくるわね。大丈夫、わたしの腕を信用しなさい……っと」

 

 弦の音も高く、放たれた矢は一直線にマルスに向かって飛び、見事頭の上のみかんを貫通する。
 と言うか、みかんが弾けてマルスが果汁塗れになった。

 

マルス  「……」
リン   「ほら見なさい、大丈夫だったじゃない?」
マルス  「……もう二度とやりたくない……目痛いし……」
アルム  「じゃ、次は僕の番だね」
セリカ  「頑張って、アルム」
マルス  「言ってるそばから第二射目!?」
リーフ  「じゃ、みかん交換するねマルス兄さん」
マルス  「う、裏切ったなリーフ!」
リーフ  「いやー、今回はそういう話の流れみたいだし。我慢してよ」
マルス  「そんなアッサリ!?」
アルム  「じゃあ行くよーマルス兄さん」
マルス  「ってさっきのリン姉さん以上に距離が離れてるんですけど!?」
ロイ   「確かに、リン姉さんのときと比べると2.5倍ほど距離があるね」
リン   「さすがにちょっと心配ね……大丈夫なのアルム?」
アルム  「大丈夫大丈夫。じゃ行くよー、マルス兄さん」
マルス  「嫌だーっ! まだ死にたくないーっ!」

 

 マルスの悲鳴空しく放たれた矢は、またも一直線に空を貫き、見事にみかんに命中する。 #br
 再びみかんが弾けて果汁塗れになるマルス。

 

マルス  「……」
リーフ  「うわ、マルス兄さんが真っ白に!」
リン   「凄いわねえアルム、あんなに距離が離れてるのに命中させるなんて」
セリカ  「当然よリン姉さん、アルムは毎日のように山でもっと小さな鳥とか射ち落としてるんだから」
アルム  「目と腕が良くなくちゃ、猟師は務まらないからね」
リーフ  (鋼の弓装備すると射程が1-5になるもんなーアルム。サジタリー以上の神射手って奴だねこれは)
マルス  「目が、目がぁ!」
ロイ   「あー、ミカヤ姉さーん、レストお願いー!」