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Last-modified: 2012-09-07 (金) 00:22:16

208 :助けて!名無しさん!:2012/06/07(木) 06:53:40.12 ID:5AN7feCt
ルキナ「ほらアズール、もう一本!」
アズール「え~、まだやるの~……?」
ルキナ「父上に稽古を見てもらえるなんて、滅多にないんだから。グダグダ言わない!」
クロム「張り切ってるな、ルキナ」
ルキナ「はい! ありがとうございます、父上!」
クロム「気合は結構だが、気負いすぎるな。無駄な力みは怪我の元だ」
アズール「はぁ~い」
ルキナ「あなたはもっと気合を入れなさい!」

リーフ「おはようー……って、なにしてるの?」
マルス「おはよう。ルキナさんが、アズールさんのナンパ癖に業を煮やして、
     性根をたたきなおしてやると言って早朝から稽古に引きずり出したんだって」
リーフ「なんでウチの庭でやってるのさ」
マルス「稽古は口実半分でクロム兄さんにいいトコ見せたいからじゃないの?」
リーフ「あー……って、アズールが持ってるの、もしかしてラグネル!? え、装備できるの!?偽物!?」
マルス「本物ではあるみたい。正確には、ルキナさんたちが本来いた時代のラグネル、って事だそうだけど」
リーフ「ああ……そういうことね」
マルス「ルキナさんたちの時代に至るまでにアイク兄さんがよほど酷い使い方したのか、
     かなり劣化してるようで今の時代のものほどの性能はないみたいだけど」
リーフ「ふぅん。てか随分詳しいね?」
マルス「解説台詞にそういう突っ込みは野暮だよ」
リーフ「メタ発言で返すのもどうなのさ。でもいいなあ、ラグネル、装備できるんだ。
     今の時代だと、あれはアイク兄さん専用装備だからなあ」
マルス「時代が経てば、その辺りもいろいろ変化がおきるんでしょ」
リーフ「劣化もそのひとつ、と。でも、相変わらず剣なのに力依存で間接攻撃できるんでしょ?」
マルス「そのはずだよ。ああ、ほら、ちょうどルキナさんが間合いを取った。
     あの間合いでも、ラグネルなら衝撃波で攻撃で出来r」

アズール「せいっ!(投擲)」

マルス「」
リーフ「」
209 :助けて!名無しさん!:2012/06/07(木) 06:54:07.11 ID:5AN7feCt
 
ルキナ「くっ、相変わらず厄介ね、あの剣は!」
クロム「だが良くかわしたな。いい目だ」
リーフ「待って、待って兄さん、ルキナたちも待って、何かおかしい!」
マルス「投wwwげwwwたwwwww」
リーフ「マルス兄さんも笑いすぎ! じゃなくて、なに投げてんの!?なに投げてんの!?」
アズール「え? なに、って……間接攻撃?」
リーフ「そうじゃないよ! ラグネルは投げるものじゃなくて斬る物でしょ!?」
アズール「えー、でもほら、射程1~2って書いてありますよ?」
リーフ「メタな返し方するねこの子も! そうじゃなくて、ラグネルの間接攻撃って衝撃波じゃないの!?
     短剣ならともかく、そんなデカい剣普通は投げないよね!? ちょっと凄くないそれ!?」
ルキナ「そ、そうでしょうか? でも普通は剣を振って衝撃波で攻撃する方が凄いと思います、けど……」
リーフ「……え、いや、え?」
マルス「確かwwにwwwそりゃwwそうだwww」
リーフ「草生やし過ぎだよ! え、でもラグネルやエタルドの基本的な機能に、衝撃波があるんじゃないの?」
アズール「いやー、そういうのはないですね」
リーフ「」
マルス「ひぃ、ひぃ……あー腹筋割れた。つまりあれか、あの衝撃波は
     アイク兄さんとしっこくさんの腕に拠る部分が大きいってことなのかな」
ルキナ「はい、多分そうなのだと思います。サンダーソードなどであればともかく、
     剣を振った衝撃波だけで遠くの敵を切ったり、或いはひと振りで数人の敵兵を薙ぎ払うなんて、流石に普通は無理かと」
リーフ「えぇ~……でもアイク兄さん、アロンダイトとかその他の武器じゃ衝撃波出さないよ?」
アズール「相性って奴じゃないですかね? ラグネルの重さとか耐久度とかがアイクさんと相性が良くて、思い切りホンキで振り回せる、とか」
リーフ「そ、そういう、こと……なのかなあ……?」
マルス「でもやっぱり両手剣を投げるのはwwwおかしいwwwコポォwww」
リーフ「だからなにがそんなにツボに入ったの!?」