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Last-modified: 2007-10-10 (水) 21:09:48

あるとき、紋章町のあるところに、1人の青年がいました。
名前はサザといいました。

 

サザが商店街の道を歩いていると、向こうから
緑色の髪の豆腐屋さんが声をかけてきました。

 

豆腐さんは、
 「お前1人暮らしだからってコンビニ弁当ばっかり食ってるらしいな、
  そんなんじゃ駄目だ」
と言って店の奥かを持ってきて、サザに渡しました。

 

どうやら豆腐のようでした。

 

 「色といい栄養素といい、お前にぴったりだ!」
その豆腐は緑色でした。
まるで抹茶を入れたプリンのようでした。

 

それは『よもぎとうふ』といって、豆腐さんが作った試作品でした。
豆腐さんはそれをタダでくれました。

 
 

サザはそれを貰って家へ帰りました。
見たこともない豆腐を不思議に思ったサザは、ちょっと警戒して食べました。
しかし特に何も起こりませんでした。ただの豆腐でした。

 
 

こうしてサザは、体に必要な栄養素を少しだけ得ることが出来ましたとさ。
めでたし めでたし。