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Last-modified: 2009-03-24 (火) 12:01:52

っつーか気づけよバカ兄貴!

 

《ルネス学園広場前》
ラーチェル 「はぁ~最近暇ですわね。何か面白いことが起きてくれないかしら・・・。」
ターナ   「そんな都合よくおきるわけないじゃない。
       あの時の幽霊騒動もどうやらエイリーク扮する仮面の騎士とセリカって子が解決しちゃったし。」
ラーチェル 「仮面の騎士・・・・・・そうですわ。」
ターナ   「え、何?」
ラーチェル 「ちょっと用事を思い出したので・・・早めに帰りますわね、それではさようなら~ (棒読み)」
ターナ   「???」

 

《翌日》
ラーチェル 「ふぅ~これで準備OKっと。話題性抜群ですわね。」
ターナ   「ラーチェル何やってるn・・・それって!!」

 
 

『我がルネスの華、エイリークに熱愛発覚!!』
(エイリークと仮面の騎士が隣り合ってる写真)
『ニュース内容:
昨日我らがエイリークが彼氏を作っていたことが判明した。そのお相手はなんとルネス学園を影から守り続けている
とされる仮面の騎士である。
我らがエイリークに事の真意を聞いてみた所、彼女は笑顔で熱愛を認めた。
「仮面の騎士様には命を助けてもらいました。出会いは一週間前の昼下がりでしたね。
 この学園にワープしてきた変質者が私を襲おうとした時に、
騎士様が何処からともなく現れて弓の一閃で退治してくれました。」との事。
これからの進展が期待出来そうな話である。』

 
 

ターナ    「………」
ラーチェル  「・・・・いつものエイリークの写真と、演劇で彼女が仮面の騎士に扮装した時の写真を合成させて見ましたの。」
ターナ    「そんな大変を事を・・・」 
ラーチェル  「レナックが一晩でやってくれましたわ。『一晩では無理ですよ!!』って言われましたけど、
日々の重労働の後にやらせましたわ。私は『頑張れば間に合いますわよ』って即答してあげました。
         背景の変更から二人の立ち位置まで完璧に合成し、あたかも本当の2ショット写真かのように…。」
ターナ    「(レナックさん…イ㌔)
        …所でこの【何処からともなく現れて弓の一閃で退治してくれました】って、何処かで聞いた話のような…?」
ラーチェル  「その部分はエイリークのお姉さんリンディスと、彼女の友人ラスの出会いでしたわね。」
ターナ    「パクったの?」
ラーチェル  「ぱ、ぱ、パクリちゃいますわよ!?」
ターナ    「(パクったのね・・・(汗))」
ラーチェル  「とにかく、これを学級新聞に張っておきますわね。」
ターナ    「(エフラムが見たらどう言い訳するつもりかしら…(汗)) 」

 
 
 

《ご存知FE兄弟家の食卓》
エリンシア  「(学級新聞の記事を見ながら)まぁ、そんな事がありましたの。」
エイリーク  「はい、ラーチェルらしいと言えばそうですけど…。」
ヘクトル   「で、その仮面の騎士って言うのはどんな奴なんだ?」
エイリーク  「し、知らないです(汗…自分が仮面の騎士ですなんて…口が裂けても言えないですわ)」
ヘクトル   「そうか…じゃあこいつは何かの間違いだな。」
シグルド   「はっはっは、そんなことだろうと思ったよ。もし本当に彼氏なら今頃私たちに紹介してるだろ。」
セリカ    「何かちょっと残念ね。エイリーク姉さんにもやっと彼氏が出来たと思ったのに」
エイリーク  「セリカ、そう言ってくれてありがとうございます。でも私はまだのようですね。」
《ガラッ》
エフラム   「ただいま。」
全員     「おかえりなさい。」
エフラム   「あ~腹減った。エリンシア姉貴…飯はまだか?」
エリンシア  「今すぐに用意しますから、ちょっと待ってて下さいね。」
エフラム   「ふぅっ~修行の後はいつも腹が減ってしまう、もっと精進しないとな………これは…?」
エイリーク  「!?あ、兄上、それは読んではダメd」
エフラム   「なになに…『我がルネスの華、エイリークに熱愛発覚!!』…
『そのお相手は仮面の騎士である』………がるるぅ!!?」
《新聞紙を瞬間的に米粒サイズに握りつぶす》
シグルド   「何てチャクラだ…こんなエフラムは‥‥見た事が無い(滝汗)」
セリカ    「 *1 ガクガクブルブル」
《エイリークに詰め寄る》
エフラム   「この仮面の騎士っていうのは誰なんだ!答えろ!!!」
エイリーク  「えっと…その……知り‥ません」
エフラム   「本当か!だがもう一度聞く!!一体誰なんだ!!!」
エイリーク  「………彼は」
エフラム   「彼は?!」
エイリーク  「…学校の…護り神なんです。」
エフラム   「護り神だと!?戯言だ!!!
        確かに俺は修行ばっかりしていて学が浅いが、お前に嘘をつかれる程
馬鹿ではないぞ!!さぁこの男との関係を白状しろ!!!」
エイリーク  「(もう、隠し通せません…)実は仮面の騎士はわt」
エリンシア  「スリープ!!」
エフラム   「……zzz……」
エリンシア  「まったくもう…一家団欒しなければいけない時に喧嘩なんかして……。」
エイリーク  「お姉さまありがとうございます。助かりました。」
《ガラッ》
マルス・リーフ「ただいま…って何だこの有様は!?」
セネリオ   「酷い有様です。」
ロイ     「セネリオさん自重…というか何処から来たの!?」
マルス    「エリンシア姉さん…エフラムが般若の顔して寝てるんだけど」
エリンシア  「実は……」

マルス    「そんな事があったんだ…」
リーフ    「僕が居たら間違いなく、エフラム兄さんの怒りの気に吹き飛ばされて『このひとでなし~!』って言ってただろうね。」
マルス    「リーフ、こんな所まで被害妄想が…」
エリンシア  「まぁとにかく晩御飯の準備が出来ましたので、座ってくださいな。」
二人     「は~い」
エフラム(スリープ5) 「(あきらめんぞ…絶対にその仮面の騎士を見つけてやる!)」

 

《次の日 ルネス学園教室》
ターナ    「予想通りね・・・(滝汗)」
エイリーク  「ええ・・・どうしましょう(汗)」
ラーチェル  「安心しなさいな。エフラムも一日経ったらそんな事なんて忘れてますわよ。」
ターナ    「元はといえば貴方のせいじゃない!?」
ラーチェル  「でも昨日のエイリークへの質問攻めは見物でしたw・・・・・・」
エイリーク  「え・・・ちょっと・・・・・ターナ、何をs」
ターナ    「首に手刀を当てて気絶させたの。大丈夫よ、ラーチェルはこんな事で死ぬような人じゃないわ」
ラーチェル  「・・・・・・・・・」
エイリーク  「(ターナって・・・・・・意外と・・・腹黒いです)」
ターナ    「・・・何か外が騒がしいわね・・・って又あの変態達が暴れてるわ!!」
エイリーク  「ええっ!!」
ターナ    「エイリーク、出番よ。」
エイリーク  「・・・分かってます。」
ターナ    「無事に帰ってきてね、ゼr・・・エイリーク」

 

《ルネス学園 校庭》
ゲブ     「よし、ついに捕まえたぞ、グフフフフフ」
女生徒    「いやぁ、放してケダモノ!!」
レイドリック 「ふふ、こういう女も一晩すれば俺たちの虜に・・・」
仮面の騎士 (※エイリーク) 「その子から手を離しなさい!」
ゲブ     「又お前かぁ。毎度毎度邪魔して・・・」
仮面の騎士  「毎度毎度進入してくるお前たちは何なんだ。」
レイドリック 「ふっ、こうなる事は分かっていた・・・ゲブ、これを使われよ。」
つ【ソードキラー】
仮面の騎士  「!!!!!!」
ブラムセル  「ほうっ・・・レイドリックよ、考えたな。」
ゲブ     「これで剣を使うあいつには負けないよぉ」
仮面の騎士  「・・・くっ!(今持ってきているのは銀の剣だけ・・・ランスバスターなんて無い・・・・・・万事休すでしょうか(汗))」
ゲブ     「うりゃあ!」
《斧を振り上げる》
仮面の騎士  「(相手は腐っていても力が強いウォーリア、当たれば致命傷を受けるでしょう
・・・でも例え武器相性が悪くても私が倒さなきゃ)」
ゲブ     「死ねぇい!!」
《何処からか手槍が飛んできて、ゲブのソードキラーを弾き飛ばす》
ゲブ     「何ぃ!?斧が手槍如きに弾き飛ばされるなんて・・・ありえ」
レイドリック 「・・・何者だ!?」
《闘気をまとったエフラムが現れる》
エフラム   「ついに見つけたぞ・・・仮面の騎士!!」
ブラムセル  「何者かは知らんが、俺達に喧嘩売ってただで・・・」
エフラム   「雑魚には用は無い・・・俺はかつて碧空の勇王の位を冠した男・・・
エフラムって言う名に聞き覚えがあるのなら、この場をひけ。」
仮面の騎士  「(兄上、なぜに漆黒さんの登場セリフをパクってるんですか(汗))」
ゲブ     「知らんなぁ・・・だが斧を吹き飛ばしたからって図に乗るなあ~!!(エフラムに突進する)」
エフラム   「・・・ふんっ!!」
《ジークムントの一振りで向かってきたゲブを吹き飛ばす》
ゲブ     「ぐあぁー!!」
ブラムセル  「こやつ、何て力だ。」
レイドリック 「ええい、今日のところは退散だ! 覚えておれよ!」
《3人ともリワープで消える》
エフラム   「身の程をわきまえろ」

 

仮面の騎士  「・・・た、助けてくれてありがとうごz」
エフラム   「(仮面の騎士を向く)お前に言いたいことがある」
仮面の騎士  「な、何なのだ(まさか兄上・・・)」
エフラム   「俺の妹、エイリークとはどんな関係なんだ。答えろ」
仮面の騎士  「・・・と、特になにも・・・」
エフラム   「お前が嘘をつく気持ちも分からなくは無い、エイリークはもう思春期だ。だから彼氏が出来ても当然だと俺は思うし、
        双子の俺にも紹介したくない気持ちも分かる・・・ただな、兄貴としては本当に頼もしい男にエイリークを任せてやりたい。」
仮面の騎士  「(兄上・・・そんなに私の事を・・・)」
エフラム   「だから俺と戦って力を見せろぉ!!!」
仮面の騎士  「何でそうなるんだ!?」
エフラム   「この俺を倒せるようでなければ、妹は任せられん。掛かって来い」
仮面の騎士  「この姿を見て・・・何とも思わないのか?」
エフラム   「何を言ってんだ。お前はどう見たって男じゃないかぁ!!」
エイリーク  「(´;ω;`)」
エフラム   「さぁ掛かって来い!!」
エイリーク  「・・・・・・(仮面の下で大泣き)」
エフラム   「お前が来ないなら、こっちから行くぞ(ジークムントを構えて仮面の騎士に向かう)」
仮面の騎士  「………何でこうなったんでしょうか?」
エフラム   「(聞こえてない)…ふうんっ!!」
《エフラムの槍を間一髪で避ける》
仮面の騎士  「(ごめんなさい兄上…)仕方ない……はあっ!!」

 
 

《5分後》
エフラム   「はぁ…はぁ…さすがだな、俺の槍をココまで避けるとは……エイリークが選んだ彼氏の事だけはある。」
仮面の騎士  「(もう…戦いたくないです兄上)」
エフラム   「だが、これで終わりにする…これを避けられるか仮面の騎士!!」
仮面の騎士  「(仮面をはずしながら)もうやめてください兄上、私がエイr」
?????  「エルスリープ!!!!」
エフラム   「……zzz…zzz……」
仮面の騎士  「あ、あなたは…」
エリンシア  「ハア、間に合って良かったですわ。エフラムちゃんが学校に来てないという連絡があって…それで昨日のことを思い出して…
        もしかしたらココに来るのではないかと思ってペガサスを使って上空から来てみましたが…どうやら当たりの様でしたわ。」
仮面の騎士  「(その場に座り込んで)助かりました…。」
エリンシア  「あなたが学級新聞の仮面の騎士様ですね。エフラムちゃんがご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんわ。


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