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Last-modified: 2007-11-10 (土) 23:08:27

ロリコンとハロウィン

 

ミルラ「こんにちは」
エイリーク「こんにちはミルラ。あら?その格好は?」
ミルラ「魔女です。お父さんが作ってくれました。」
エイリーク「まぁ、そうなんですか?ムルヴァ殿ってお裁縫も出来るんですね」
ミルラ「はい、わたしがいつも着てる服もお父さんが作ってくれたんです。あの、それで、エフラムは・・・?」
エイリーク「兄上なら居間に・・・」
エフラム「どうしたエイリーク?新聞の勧誘か?」
ミルラ「エフラム、トリックオアトリートです」
エフラム「ん?ミルラじゃないか?どうした?」
ミルラ「トリックオアトリートです」
エフラム「鳥食うオア鳥と?どういう意味だ?そもそもオアって何だ?」
エイリーク「兄上、今日はハロウィンですよ」
エフラム「ハロウィン?ぁあ、あのかぼちゃを食べれば病気にならなくなるという」
エイリーク「兄上、それは冬至です。いいですか?ハロウィンというのはそもそもカトリックの諸聖人の日の前晩に行われる、
       英語圏の伝統行事の事です。元々の起源は・・・」
エフラム「まぁそんな事はどうでもいいが、さっきからミルラが言ってる・・・」
ミルラ「トリックオアトリートですか?」
エフラム「そう、その鳥何とかというのはなんて意味なんだ?」
エイリーク「トリックオアトリート、つまりお菓子をくれないと、いたずらしますという意味です」
エフラム「つまり合法的な強盗行為といったところか?」

 

ミルラ・エイリーク「強盗?」
エフラム「だってそうだろ?悪戯されたくなければ菓子をくれと言ってる訳だろ?」
ミルラ「・・・わたしは強盗なんですか?」
エイリーク「い、いえミルラ、兄上はそんなつもりで言ったんじゃ!
      そう、兄上はミルラをからかっているだけです!そうですよね、兄上!!」
エフラム「ん?あ、ああ、勿論そうだ。ミルラが強盗のわけがないだろ。
     あー、ところでエイリーク、今、家にはどんな菓子がある?」
エイリーク「えーと、今は確か御煎餅と麩菓子くらいしか・・・」
エフラム「・・・」
エイリーク「・・・」
ミルラ「・・・じゃぁ、わたしは麩菓子が(ry」
エフラム「よし、ではミルラ近所のコンビニまで菓子を買いにでも行くか?」
ミルラ「いいんですか?」
エフラム「あぁ、俺も悪戯されたくないからな。
     それじゃ、少し出かけてくる。何か買ってくるようなものはないか?」
エイリーク「いえ、特には。
      そうそう、今日は商店街の方で何かやっている様ですから、お二人で楽しんで来たらいかがですか?」
エフラム「そうだな、そっちの方にも行ってみるか。
     では、行ってくる」
ミルラ「行ってきます」
エイリーク「行ってらっしゃい。
      車には十分気をつけるのですよ。
      
      フフフ、二人とも本当に仲がいいんですね」