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Last-modified: 2007-11-25 (日) 15:03:17

ロイ 「あれ?セリス兄さん何してるの?」
セリス「これから新作アニメが始まるんだ。一緒に見ない?」
ロイ 「へー、ちょっと見てみようかな。タイトルは?」
セリス「『七人のナミ』てタイトルだよ。」
ロイ 「どこかで聞いた事があるような・・・。気のせいかな?」
セリス「あ、始まるよ。」

 

ポッ・ポッ・ポッ・ポーン

 

「七人のナミ」のタイトルをバックに現れる七人の同じ顔をした七三分けの少年。

 

ロイ 「何 だ こ れ は 。」
セリス「面白そうだねー。七つ子の七三分けの兄弟が繰り広げるドタバタストーリーだよ。」
ロイ 「いやいやいやいや。」
リーフ「お、『七人のナミ』もう始まってる。これ気になってたんだよなー。」
セリス「本編はこれからだから大丈夫だよ。」

 

リデ松「おい、みんな、そろそろ起きろ!朝ご飯できたぞ!!」
ザイ松「おはよう。今日も一日頑張りますか。」
ムサ松「・・・ぉはぃょ。」
マゴ松「ムサ松はまた夜遅くまで勉強していたのか。身体壊すなよ?」
パピ松「ムサ松は優等生だからなぁ。」
コル松「あれだけ努力してれば結果が付いてくるよな。」
ハロ松「ところで、メシはまだかい?俺もう腹が減って・・・。」
リデ松「全く、しょうがないなぁハロ松は。はっはっは。」
みんな「はっはっはっは。」

 

ロイ 「だめだ、意味が分からない!!みんな同じ顔だし!!」
セリス「どんな作品でも最初はそうだって。」
リーフ「ところでさ、ナミって子はいつ出てくるの?某海賊王に出てくる綺麗な
    おねいさんみたいな人が七人出てくるんでしょ?タイトル的に。」
セリス「え?もう出てるよ?」
リーフ「・・・どこに?」
ロイ 「まさか・・・。」
セリス「そう、主人公達みんな七三分けでしょ?それが七人で、『七人のナミ(七三)』ってわけ。」
リーフ「だまされた・・・これは孔明の罠だ・・・。そもそも名前の最後の~松って・・・。」
ロイ 「何となくそんな感じはしていたけれども、間違いなく、元ネタはアレだよねぇ・・・。」
セリス「まぁまぁ、せっかくだから見よう?ユリウスが原作持ってるんだけど、なかなか面白いんだって。」
リーフ「・・・ま、良いか・・・。」

 

その後舞台は学校へ。クラスの女子が学校の札付きのワル5人に絡まれ、
それを助けるためバスケット勝負を挑み、リデ松、コル松、パピ松、マゴ松、ザイ松の
5人同じ顔で幻惑するという戦法で見事勝利を飾る。
逆上した不良達が殴りかかってくるものの、お腹をすかせて気が立っていたハロ松の怒りを買い、
あっという間に全滅させられたところでエンディングに。

 

リーフ「・・・地味に面白いな・・・。」
ロイ 「うん、あのバスケットの描写もそれだけで漫画として成り立つレベルだよ。」
セリス「ね?いった通りでしょ?ちなみにあの七人はそれぞれキャラが立ってて、
    何でも平均以上にこなせるリデ松、頭の良さは全国トップクラスのムサ松、
    真面目で几帳面なザイ松に、特に仲の良いトリオのマゴ松、パピ松、コル松。
    最後に食いしん坊でおっとりしてるけど怒ると怖いハロ松って、設定だよ。」
リーフ「なるほど・・・。ところで、この作品何処の会社が作って・・・あ、やっぱり。」
ロイ 「シャナムさんの会社だね・・・。大御所の作品をパクるとか、怖い物知らずだなぁ。」
セリス「あと、これはある七つ子さんの学生時代に本当にあった話を作品化したものなんだって。」
リーフ「てことは、今予告で流れてる『七人肩車で子供救出』ってのも本当にあったことなのか・・・?」
セリス「うん、そうだよ。」
ロイ 「これ、今期一番の注目作になるかも・・・。」

 

おしまい