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Last-modified: 2007-12-02 (日) 23:23:32

『噂の虚弱系アイドル~皆のエリウッドさま~

「「「きゃあーーーー!!うわぁーーーー!!!!
   こっち向いてーーーーー!!!!!素敵ーーーーー!!!
   もっと歌ってーーーーーー!!!!!!!」」」

現代では芸能界というのはとても華やかなものだ。人はその世界に住み、芸を見せる者達を芸能人と呼ぶ。
芸能人になるのは至難の業とされ・・・親が有名な芸能人か、芸能界の大御所から推薦でもされない限り、
通常の方法(例:オークション)では芸能人になる事は難しい。
しかも・・・例え芸能人になれたとしても、実力が無ければ人々に忘れさられ、それこそ「お役御免」と
されてしまう様なシビアな世界でもある。
しかし一度有名になってしまえば常に注目を浴び、言動の一つ一つが池に石を落として出来る波紋の様に影響を及ぼす。

そんな芸能界に、一人の赤髪の青年が推薦されてきた。何でもFETVという番組のシャナム社長からの推薦らしい。
彼の名は『エリウッド』・・・任天堂区紋章町から来た青年である。
これは彼の・・・物語である。

《赤髪の青年が舞台を降りる》
エリウッド「ふうっ~・・・10曲連続で歌ってもうクタクタだよ。これで今日のライブは終わりか。」
リーフ  「兄さんお疲れ。コーラ買って来たよ。」
エリウッド「あ・・・うん、ありがとう。」
リーフ  「この生活に入って2ヶ月になるね。」
エリウッド「うん・・・よく持ったと思う。お金が沢山入るから家族も喜んでるし・・・・・・学校には行きにくくなってしまったけどね。」
リーフ  「それは僕だって同じだよ・・・まぁナンナが定期的に
      学校の授業で出た事を教えに来てくれるから、勉強面はそこまで問題ないけど」
エリウッド「僕もニニアンとフィオーラが居るから問題ないけど・・・。」
《ガラッ》
シャナム 「エリウッド君良くやった!」
リーフ  「あ、シャナム社長」
シャナム 「ココ最近の君の人気は凄いよ・・・
      ・・・君が出てる番組は殆ど視聴率40%以上を記録し、さっきのライブも大成功だ!!」
エリウッド「それは・・・恐縮です。」
シャナム 「やはり俺の眼には狂いはなかったようだ。」
リーフ  「はいはい。」
エリウッド「シャナムさんには感謝してます。あなたが推薦してくれなかったら家の家計がココまで潤う事なんて無かったかと・・・。」
シャナム 「そうか、じゃあ明日の『世界・ひろし発見!』と『レクスオーラの泉』の収録、がんばってくれよ(ガチャッン!)」
《シャナムが部屋を出ると同時にミカヤがワープしてくる》
ミカヤ  「エリウッド、大丈夫?」
エリウッド「うわぁ!・・・・・・胃薬のおかげでステージ上では問題ないけど・・・・・・結構辛いなあ」
ミカヤ  「あの野郎・・・人気が出たからって私の弟をコキ使いやがって・・・(怒)」
エリウッド「でもああいう風に仕事をくれるから僕達の家計もずっと良くなったじゃないか。」
ミカヤ  「あうっ・・・そ、それはそうだけど・・・
      でも絶対無茶はしないでね、お姉さんとの約束よ。」
エリウッド「うん。分かってる。」
ミカヤ  「リーフもがんばりなさいね。エリウッドをしっかりと支えてあげるのよ。」
リーフ   「は~い」
《ミカヤがリワープを使って出て行く》
エリウッド「・・・時間が経つのは早いなあ・・・あの推薦からもう2ヶ月か…。」

《エリウッドの回想 約2ヶ月前》
シャナム 「エリウッド君はアイドルになる才能を秘めている。その君から出てくる王子様オーラがその証拠だ。
      どうだ、俺の推薦で芸能界へ入 ら な い か?」
エリウッド「・・・・・・・・・」
ヘクトル 「シャナム、芸能界に入るといくら位貰えるんだ?」
シャナム 「・・・芸の無い凡人のギャラ(給料)はたかが知れてるけど、
      本当に人気の出るアイドルは物凄く稼げる。
      一流なら女も選び放題だし、数年間人気を保てれば普通の係長の十数年分のお金は手に出来る。
      こんなチャンス滅多には無いと思うよ。」
シグルド 「(ガラッ!)数年で俺の給料の十数年分だと!?戯言だ!!!?・・・・・・orz」
ロイ   「シグルド兄さん・・・。」
リーフ  「何て不幸な・・・」
マルス  「・・・兄さん、live is tough, you know。」
シャナム 「とにかく・・・芸能界進出の件についてどう思う?」
エリウッド「・・・もし貴方が言う様な量のお金が入れば、家計はかなり潤うでしょうね・・・。
      ・・・もう少し時間をくれないでしょうか?」
シャナム  「分かった、なら家族と相談して決めてくれ。しばらくはココでゆっくりしとくから、決まったらご報告よろしくな~。」
《そういって他の部屋に行く》

エリウッド「・・・・・・・・・」
リーフ  「僕は良い話だとは思うよ。」
シグルド 「聞く限りではそうだが・・・しかし学校はどうするつもりだ?
      分かってると思うが、アイドルになると学校に行きにくくなってしまうぞ。勉強だって・・・。」
エリウッド「そこが問題なんだ・・・。」
ヘクトル 「だったらニニアンに頼めばいいじゃねえか。あいつなら快く引き受けてくれるはずだぞ。」
ロイ   「そうだよ。兄さんにはフィオーラさんも居るじゃないか。
      二人に頼んでミスした分の勉強を教えて貰えば・・・」
リーフ  「そうそう、そのついでに下半身を使ったお勉強も・・・ブバァァァァァァァ!!!」
エリウッド「さ~てと、あのスレンドスピアEXはどこに飾ってたかな・・・?」
リーフ  「嘘です嘘です嘘です嘘です嘘です嘘d(ry)
      ただ言ってみたかっただけだし、そんな事なんて考えてアッー!」
ヘクトル 「・・・・・・・・・・・・」
マルス  「・・・・・・いや、鼻血ボタボタ垂らしながら言っても説得力0だから。」
エリウッド「・・・・・・よし・・・行こう!」
ヘクトル 「何処へだよ!?」
エリウッド「芸能界にさ。何事も経験なんだろうし・・・」
ロイ   「・・・・・・そうか、僕は兄さんを応援してるよ。」
ヘクトル 「俺もだぜ。俺達の為にもがんばってこい!」
エリウッド「皆・・・ありがとう・・・・・・」
リーフ  「じゃあ僕が兄さんのマネージャーになるよ。」
エリウッド「マネージャー・・・?」
リーフ  「アイドルの身の回りの世話をする人達だよ。」
エリウッド「そうなんだ・・・。じゃあリーフ、よろしく頼む。」
リーフ  「うん、まかせてくれ。」
エリウッド「それではシャナムさんに報告してくる。」
《エリウッドが部屋を出て行く》
ヘクトル 「・・・リーフ、何のつもりだ?」
リーフ  「えっ?」
ロイ   「普通エリウッドのマネージャーなら、ニニアンさんかフィオーラさんがなるはずでしょ?
      そのチャンスを取り上げてまでどうして・・・?」
リーフ  「ふっふっふ、これを機会に大儲け&芸能界進出を果たし、綺麗なお姉さま方と一緒に・・・ハァハァ・・・」
リーフ以外全員「・・・・・・・・・・・・」

《回想終了 現在 ご存知FE兄弟家》
エリウッド・リーフ 「ただいま~。」
家族   「おかえり~♪」
ニニアン+フィオーラ「おかえりなさい。」
エリウッド「ニニアンにフィオーラ、二人とも来てたのか。」
ニニアン 「・・・・はい・・・お仕事お疲れ様です。」
フィオーラ「夕食を食べ終わったら、今日学校で出た分を説明しますわね。」
エリウッド「・・・うん、二人ともありがとう。」
ニニアン 「(・・・エリウッド様は私の大切な人・・・こんな女には渡しません。)」
フィオーラ「(竜の分際で、エリウッド様の妻になろうだなんて1000年早いわ。)」 
ミカヤ  「(・・・二人のエリウッドを求める気持ちがぶつかり合ってる・・・ラナオウ顔負けの凄い気迫だわね(笑))」
エリウッド「?」
ヘクトル 「・・・で、エリウッドは明日も仕事なのか?」
エリウッド「・・・まあね・・・」
リーフ  「(手帳を開きながら)確か『レクスオーラの泉』と『世界ひろし発見!』の収録が・・・」
ヘクトル・エフラム「さっすが我らがひろし!TVにも出演してるのか!!」
エリウッド「(悪魔でひろし君人形役なんだけど・・・)」
ミカヤ  「・・・最近巷で良く聞く話なんだけど、テロ集団ベルクローゼンが又活発になってきたみたい・・・何でも芸能人に麻薬を売っているって・・・。」
エリウッド「・・・大丈夫だよ、姉さん。僕はそんな物に興味なんてありませんから。」
ミカヤ  「それならいいんだけど・・・・・・気をつけてね。」

《その日の夜》
エリウッド「ううっ・・・・・・胃が苦しい・・・何か胃を焼かれるような・・・・・・
      ・・・でもがんばらないと・・・(胃薬を3錠分水で流し込む)」

《次の日 TVスタジオ前》
女の子達 「きゃあーーー!!こっち向いてエリウッド様――――!!!」
リーフ  「エリウッド兄さんは相変わらず女の子達の的だね・・・」
エリウッド「・・・・・・(胃の痛みを抑えるかのように少し前かがみになる)」
リーフ  「兄さん・・・大丈夫?」
エリウッド「・・・う、うん・・・」
リーフ  「・・・ココで一旦お別れだね。
        今から他のマネージャーと一緒に会議に出席しないといけないんだ。」
エリウッド「分かった。」
リーフ  「がんばってね!」

レイドリック「(エリウッドを指差して)あれが今週の標的です。」
ソーニャ  「・・・・・・・・・・・・」
レイドリック「でも、彼にはマネージャーが付いている・・・マネージャーの相手をお願いします。」
ソーニャ  「ええ・・・報酬の件だけど、頼むわよ。」
レイドリック「はい・・・成功した暁には十分な報酬をお渡ししましょう。」

《TVスタジオ》 
監督   「カットォッー!!!
      これで今日の収録分は終わりだ。」
エリウッド「ふうっ~やっと終わったー。」
監督   「さすがだよ、エリウッド君。女の子はみんな君の笑顔と華麗なアクションに釘付けだぞ。」
エリウッド「それは恐縮です・・・。」
監督   「明日もがんばってくれよ」

《再びTVスタジオ前》
エリウッド「(推理中)女の子達は毎日のように僕を見に来る・・・・・・という事は学校に行ってないというわけだよね。
      つまり、僕は彼女達の人生を間接的にとはいえ、潰してるという事になると・・・。
      ううっ・・・胃が・・・・・・(胃薬を5錠分取る)」
レイドリック「そこの兄ちゃん、何か辛そうだね・・・。」
エリウッド「・・・あなたは・・・・・・?」
レイドリック「ただのしがない薬剤師です・・・。
       ・・・そんな貴方に良い物がありますよ・・・。」
(つ【薬】)
エリウッド「(まさか・・・・・・これがミカヤ姉さんが言ってた・・・麻薬?)
      あ、あの~僕は大丈夫ですので、要りません。」
レイドリック「そうですか・・・・・・でも、貴方このままだと・・・死にますよ。」
エリウッド「えっ・・・」
レイドリック「見た限り貴方の胃は相当荒んでる・・・これは私が開発した
       胃の薬です・・・・・・・・・・どんな胃の問題もこれで対処できるでしょう。」
エリウッド「・・・・・分かりました。少しだけ下さい。
      (少しだけ取るなら、例え麻薬だったとしても、
      体は壊さないだろう・・・・・・いざとなったらベルン警察署
      の方に調べてもらえればよいのだし・・・。)」
レイドリック「お大事に~。」

《同場所 5分後》
ソーニャ 「・・・戻ってきたわよ。エリウッドはちゃんと受け取ったのかしら?」
レイドリック「ええ、胃薬だと偽ったらすぐに・・・で、そちらの方は・・・?」
ソーニャ 「・・・リーフって子ならちょっと色仕掛けをしただけで、
      ホイホイついてきたわ・・・・・・とりあえず、スリープで眠らせて
      ホテルに縛っておきました・・・・。」
レイドリック「ありがとうございます・・・彼が居たら間違いなく看破されていた事でしょう・・・。」
ソーニャ 「ホテルに戻るわ・・・彼をちょっと見張ってなきゃいけないし・・・。」
レイドリック「分かりました。お気をつけて・・・・・・。」
《ソーニャがリワープを使ってホテルに戻る》
レイドリック「全ては計画通り・・・・くっくっく。」

《同時刻 ホテルの中》
リーフ  「・・・・・・う、う~ん・・・ここは・・・ホテル?
      ・・・・・・あ、頭が痛い・・・・・・そうだ、この状況は間違いなくあの時の・・・!」

《回想 約10分前》
リーフ  「会議まではまだ時間があるから、ゆっくり行こう・・・
      うん、あれは・・・・・・?」
ソーニャ 「そこのボウヤ、私と大人の時間を楽しまな~い♪」
リーフ  「ブバァァァァァァァ!
      ・・・ついに綺麗なお姉さんとYATTA!YATTA!!!」
ソーニャ 「じゃあ・・・こっちのホテルに来て頂戴。」
リーフ  「今行くよぉ・・・僕の」
ソーニャ 「スリープ!」
リーフ  「・・・・・・zzz・・・・・・」

《回想終了 ホテル》
リーフ  「何で眠られたんだろう・・・?」
???  「あなた、ソーニャに誘拐されたのよ。」
リーフ  「その声は・・・ナンナ!?・・・・・・それに誘拐って・・・。」
ナンナ  「サラがさっきリーフ様がホテルに連れ込まれたのを見ていたのよ。」
ミランダ 「しかもリーフ、あんたソーニャに何かされたみたい」
サラ   「いけない! ソーニャはリーフの頭にワナを!」
リーフ  「アカルイミライヲー!・・・・・・って何言わせるのさ!!!」
ティニー 「とにかく、ソーニャが戻って来ない内に逃げましょう」
ソーニャ 「そうはいかないわ」
4人   「!!?」
ソーニャ 「彼は大事な人質、ココでおとなしくしてて貰うわよ!」

《ベルン警察署 受付》
ミレディ 「この薬物ですが・・・、」
エリウッド「(・・・ドキドキ・・・)」
ミレディ 「・・・麻薬ではありません。」
エリウッド「ふうっ、良かった・・・。」
ゲイル  「わざわざ検査しに来たその心意気に感謝する。
      今時の若者にも見習ってもらいたいものだ。」
ツァイス 「俺はいつもそうしてますよ、ゲイルさん。」
ゲイル  「それは俺が良く分かってる。」
エリウッド「・・・これで安心して飲む事が出来ます。ありがとうございました。」
二人   「どういたしまして。」
《エリウッドがベルン警察署を後にする》
ミレディ 「(でも・・・どうしてあんな【成分】が入ってたのかしら・・・
      特に害は無いから黙っておいたけど・・・何かあるわね)」
ゲイル  「?」

エリウッド「とりあえず、『レクスオーラの泉』と『世界ひろし発見!』
      の収録は済ませた。これで・・・・、」
シャナム 「エリウッド君、こんな所で会うとは奇遇だね。」
エリウッド「あ、シャナム社長。」
シャナム 「突然だが、生中継のナレーター役になって欲しい。」
エリウッド「えええっ!!?」
シャナム 「ナレーターをするはずだったアイドルが、逃げちゃってね。替わりを探してるんだ。」
エリウッド「そうですか・・・仕方ないですね。僕が引き受けましょう。」
シャナム 「おお、心の友よ!!」

《その日の夜 黒い牙のアジト前》
エリウッド「これが仕事か・・・
      ・・・こんな時間に生中継だなんて・・・・・・ちょっとしんどいな。
      まぁアイドルの中継役が人気らしいから、便乗はしてみるけど。
      ・・・・・・所でやけにリーフが遅いけど、大丈夫かな・・・?」
監督   「エリウッド君、後5分で生放送するから、準備を整えてくれよ」
エリウッド「はい!
      ・・・・・・・・・ううっ!!・・・何でこんな時に・・・胃が・・・・・・。」
シャナム 「(エリウッドの異常に気付いてない)
      ・・・今回は黒い牙の人達への潜入インタビューだ。
      インタビュー相手は四牙の狂犬・ライナス。 話題性は抜群だな。
      彼は気が荒い事で有名だけど・・・・エリウッド君なら
      あまり怒らせずに色々とネタになる話が聞けそうだ。」
シャナム 「生放送2分前!」
エリウッド「(まずいっ・・・・このままでは皆に迷惑を掛けてしまう・・・・
      こうなったら・・・・この胃に効く薬を・・・。)」

《その頃 ベルン警察署》
ゲイル  「ミレディ、暇だったらTVでも一緒に見ないか?
      何でも後数分で『アイドルの生中継!? 黒き危険へのインタビュー!!』って生放送があるらしいぞ。」
ミレディ 「・・・・・・・・。」
ツァイス 「どうしたの、姉さん?」
ゲイル  「どうしたんだ?何を悩んでるんだ?」
ミレディ 「・・あの薬の・・・・事なんだけど・・・・。」
ゲイル  「あのエリウッドが持ってきた薬か?
      あれに麻薬物質は入ってなかったぞ。」
ミレディ 「・・・・でも・・・・あれには普通じゃない物が入っていたわ・・。」
ツァイス 「と言うと?」
ミレディ 「・・・・彼の話によると薬は胃薬のようだけど・・・・
      だったらSドリンクなんて入ってないはずなの・・・。」
ゲイル  「Sドリンク自体に問題は無いと思うが・・・・。」
ツァイス 「でも、今更どうする事も出来ないし、TVでも見よう。姉さん。」
ミレディ 「・・・・そうね。その生中継とやらを見ましょ!」

《同時刻 FE兄弟家》
エリンシア「皆TVの前に集合しなさい。来なかった者はぶっ飛ばしてさし上げますわ!」
全員   「全員来ました!!!(汗)」
エリンシア「それではエリウッドちゃんの活躍を一緒に見ましょう。」

《同時刻 ホテル》
四人娘  「はぁ、はぁ・・・・・・・・この女、強い!」
ソーニャ 「ふふ・・・・所詮はその程度よ・・
      顔も、スタイルも、魔法の腕さえも私に負けてるアンタ達に勝ち目は無いわ!」
ミランダ 「黙りなさい(# ゚Д゚)ババァ!!」
ソーニャ 「減らず口はまだ言えるのね・・・
      アンタ達には一瞬の寒さと永遠の死をくれてやるわ!!」
ナンナ  「(隙を突いてリーフの縄を切ってブラギの剣を渡す)」
ソーニャ 「食らいなさい、フィンブ」
リーフ  「食らえ!」
《リーフが後ろからソーニャを切る》
ソーニャ 「くっ・・・・このガキィ・・・・動けたなんて・・・・油断した・・・・。
      この借り、絶対に・・・返してやるからね!!」
《リワープで消える》
リーフ  「・・・・ふうっ・・・・助かった・・・・皆ありがとう。」
ナンナ  「それはこっちのセリフですわ、リーフ様」
サラ   「ちょっと・・・危なかった・・・・。」
ティニー 「リーフ様、大丈夫ですか?」
リーフ  「うん、心配してくれるんだね・・・・でも早く会議に・・・。」
ナンナ  「手遅れです。もう夜ですよ。」
サラ   「(ビビビッ)電波を受信したわ。」
他    「?」
サラ   「・・・・リーフは会議に出席しなかったからマネージャーの座から降ろすって・・・。」
リーフ  「 _| ̄|○ このひとでなしぃ~。」
サラ   「(ビビビッ)・・・・それに、エリウッドは今黒い牙のアジト前に居るみたい。」
リーフ  「ええっ!!そんな事聞いてな」
ミランダ 「仕方ない、それならアンタをワープで送り込むわよ。」
リーフ  「・・・・・・・・・・・・」
ミランダ 「よし・・・・ワープ!!」
ナンナ  「・・・・がんばってね、リーフ様」

《黒い牙のアジト前 放送まで残り30秒》
エリウッド「(薬を飲む)
      ・・・・よし・・・・これで、中継出来る・・・・・・・・ってあれ?
      何だこの感覚は・・・・体が・・・・!!!?」
シャナム 「それでは生中継5秒前、4」
FE兄弟 「3、」
ベルン警察「2、」
ニニアン 「1!」
エリウッド「・・・HELLO、EVERYONE!?
      今日はあの黒い牙に突撃インタビューをするんだYO!!
      みんな、この僕についてこいやあぁぁぁぁ!!!」
シャナム 「(゚д゚)」
FE兄弟 「(゚д゚)」
ニニアン 「(´;ω;`)」
フィオーラ「(´;ω;`)」
女性ファン「。・゚・(ノД`)・゚・。」

エリウッド「さってと~、ココがあの黒い牙の本拠地だNE!
      水の神殿って呼ばれてて常に床が水に沈んだり、浮き上がったりするそうだ。
      (黒い牙の者を見つけて) ハッロー!黒い牙の諸君、元気にしてるかぁい!!??」
黒い牙兵A「・・・・あれはエリウッドだよな・・・・(汗)」
黒い牙兵B「そう見えるけど・・・・ちょっと元気良すぎね?」
イーゴリ 「ちょっとライナスさんに知らせてくる。」

エリウッド「おおっ~そこに居るはメインターゲットのライナス(&ロイド)ではあ~りませんか♪」
ライナス 「何か用か、エリウッド(俺が知ってるエリウッドじゃねえ・・・・(;゚Д゚))」
エリウッド「TVの取材で黒い牙のネタ話を聞きに来たんだ。」
ロイド  「(ネタ話・・・何を言えばいいんだ(汗))」
ライナス 「喧嘩なら得意だが・・・こういう事はサッパリだ(滝汗)」
エリウッド「じゃあ僕の質問を答えてくれ。」
二人   「・・・・(ただ質問に答える程度なら問題ないな。一体何を聞く気だ?)
シャナム 「(そういえば・・・このリーダス兄弟には『あの噂』が立っていたな・・・・
      出来るなら今のエリウッドがその話題を避けてほしいが・・・・」
エリウッド「アンタらはロリコンですか?」
シャナム 「(考えた側から核地雷踏んだアッー!)」
二人   「(#^ω^)ビキビキ よりにもよってTVの前でロリコンか聞くだと・・・・。」
《誰にも見せた事のない般若の顔でテレビクルーとTVを睨み付ける》
TVクルー「Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ」
TVの前の皆「*1ガクガクブルブル」
エリウッド「(薬の影響からか、事の重大さに気付いてない)
      いやあね・・・・君達にはニノって中学生の子がいるでしょ?
      彼女があまりにも君達を慕っているから・・・・
      まさか・・(ry)」
二人   「・・・・・・・・・・・・!!!!!!」
エリウッド「・・・・・・・・その剣しまいなさいな。
      TVが見てるじゃないかぁ!」
二人   「知るかぁ!!!!!!!」
《エリウッドとリーダス兄弟の間にリーフがワープしてくる》
リーフ  「エリウッド兄さんちょっと話が・・・・ぅゎこのひとでなし~!!!!」

《一週間後 FE兄弟家 居間》
エリンシア「エリウッドちゃんはもう大丈夫ですの?」
エリウッド「う、うん・・・・まさかあの薬にあんな効力があったなんて・・・
      お陰で今までに稼いだお金の90%が医者や黒い牙への謝罪金に使われちゃったよ・・・・。」
ヘクトル 「あの後、ゼフィールがリーダス兄弟とガチバトルをやって何とかあいつらの怒りを沈めたんだ。
      薬を渡したレイドリックはすぐに捕まったよ。」
シグルド 「何でもお前が取った薬は『元気が出すぎる薬』と呼ばれる代物で、
      普通の人間が取ると体から力がみなぎる精力剤みたいなものになるが、お前の場合は・・・」
エイリーク「どうやら薬はエリウッドに対して過剰反応を起こし、通常の数百倍の効果を及ぼしたようです。それがエリウッド兄上の精神に影響を・・・」
リン   「あの後は大変だったわよ。」
エリウッド「そうか・・・・皆には本当に迷惑を掛けてしまった。
      芸能界を降りる事にするよ。」
ミカヤ  「それがいいわ(シャナムの野郎は後で地獄を見させてあげるわ。)」
リーフ  「僕も何とか・・・・生きて帰ってこられたよ。」
アイク  「まぁ俺とみんなが言いたい事はこれだけだ。」

  

   エ リ ウ ッ ド 、 リ ー フ   お 帰 り な さ い ! 


*1 *2
*2 ;゚Д゚