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Last-modified: 2008-02-19 (火) 22:02:38

ラクチェ「せめてトラキアスタイルなら……」

セリス  「ふぅ、今日の授業も終わりかぁ。」
スカサハ 「セリス様、このあと予定とか無かったら一緒に帰りませんか?」
セリス  「うん、いいよ。」
スカサハ 「良かった。あ、ラクチェも一緒ですけど良いですよね?」
セリス  「もちろん!」
ラナ   「セリス様が行くというのなら」
ユリア  「一緒に行かざるを得ない。」
スカサハ (ラクチェもライバル視されてるのかな・・・?)
セリス  「ユリウスも一緒に帰らない?」
ユリウス 「何で僕がわざわざ・・・わ、わかったよ。分かったからそんな目をするなセリス。違う意味で後ろの2人も。」

校門を出る6人そこに現れたのは・・・
ヨハルヴァ「ラクチェエエエエエ!!!!!好きだあああああ!!!」
愛を込めて突撃してくるヨハルヴァの姿。
スカサハ 「ドルルルァァァアアア!!!」(必殺流星剣発動)
ヨハルヴァ「アッー!!」
スカサハ 「これ以上妹に近づくならいい加減切り落とすぞ!!」
ユリウス 「(・・・何を?)相変わらずすげーアプローチだな。」
ラクチェ 「すみません皆さん・・・ご迷惑をおかけして・・・。」
セリス  「あはは、気にしないで良いよ。」
ユリア  「ラクチェもモテますわよね。思い切ってどちらかとつきあってみたら?」
ラクチェ 「冗談きついわよ・・・それ・・・。」
ラナ   「それにしても、普段おとなしいスカサハがあんなにキレるなんて。初めて見た時は本当に驚きましたわ。」
スカサハ 「お恥ずかしいところを・・・。」
倒れているヨハルヴァを置き去りにして、他愛のない会話をしながら下校していく6人。
ヨハルヴァ「ラクチェ・・・どうして・・・。」
リーフ  「そこに倒れているのは・・・ヨハルヴァ先輩?」
ヨハルヴァ「・・・リーフか?」

リーフ  「なるほど、いつもそんな感じなんですか。」
ヨハルヴァ「ああ。スカサハがいるせいで、話も聞いてくれねぇんだよ。」
リーフ  「それだけ妹が大事なんでしょう。」
ヨハルヴァ「正直言ってさ・・・ヨハン兄貴のせいで俺まで変態だと思われてると思うんだよ。」
リーフ  「ああ、確かにあの人の台詞回しといい、振る舞いといい独特ですねぇ。」
ヨハルヴァ「絶対そうだ!!あのバカ兄貴は置いておいて、俺自身は結構まともなんだぜ?
      顔だって別に悪人面って程でもねぇし、性格だってラクチェも
     『荒っぽいけど悪い人ではない』って言ってたからそこまで問題はないはずだ!!
      だってのに、どうしてそこまで俺を拒絶するんだよ!話くらいさせてくれたって・・・!!」
リーフ  「・・・じゃあ、当事者ではない僕から、客観的に思ったことを言っても良いですか?」
ヨハルヴァ「・・・ああ。思ったことを言ってくれ。」
リーフ  「では・・・あんたの一番問題なところは・・・」
ヨハルヴァ「(ゴクッ・・・!)」
リーフ  「上半身裸でドラクエに出てきそうな変なマスクをかぶっているそのスタイルだーーーっ!!!!!」
ヨハルヴァ「!!」

終わり