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Last-modified: 2008-02-19 (火) 22:08:49

119 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/02/12(火) 21:55:08 ID:YmWR1dnX
スーパーマーケットにて

リン 「えっと……バレンタインコーナー、バレンタインコーナーっと」
ミスト「……あのー」
リン 「え?」
ミスト「あ、やっぱり!お兄ちゃんの妹さんだよね!」
リン 「あ、アイク兄さんとこの」
ミスト「ミストだよ!いつもお兄ちゃんがお世話になってます!」
リン 「いえいえ、こちらこそ(……ってあれ?あたしがアイク兄さんの妹よね?)」
ミスト「今日こんなとこうろついてるってことは……さてはバレンタイン?!」
リン 「えっと……その……そうです………!」
ミスト「やっぱりー!もうすぐだもんね!あたしも買いに来てたんだ!」
リン 「へー、やっぱりみんな来てるんですね。今日じゃあちょっと遅すぎるかな、なんて思ってたんですけど」
ミスト「そんなことないよ!むしろ早く買いすぎてると傷んじゃうんだから」
リン 「え?傷む……?」
ミスト「まぁね、熟成させた方が美味しいとも言うんだけどやっぱ鮮度が肝心だからね!」
リン 「えっと……?じゅ、熟成?鮮度?」
ミスト「お兄ちゃんも腐ったのはさすがにあまり好きじゃないって言ってたし」
リン 「腐……?!ちょ、一体何の話をしてるんですか?」
ミスト「え?バレンタインミートだよ。バレンタインミート」
リン 「ミート?!」
ミスト「ほら、あれ。みんないっぱい買っていってるよ!」

ピンクに彩られたバレンタインコーナー。そこはなんと肉売り場であった

ワユ  「骨付き肉のでかいの一丁お願い!リボンのラッピング付きでね!」

イレース「……おいしそう………。あ……いけない……これはあげるやつなんだから我慢しないと……」

ライ  「肉選ぶくらいで俺まで付き合わせんなよ~。あいつならなんでも喜んで喰うって」
レテ  「な……!違うぞ!これは私個人の食料であって、断じてアイクへのプレゼントとかじゃあ……!!」
ライ  「自爆してるぞお前」

サナキ 「 店 ご と 買 わ せ て も ら う !」
タニス 「ここはもともとベグニオン系列ですサナキ様」

リン  「…………あの……チョコは?」
ミスト 「え?お肉にチョコは合わないよ?」
リン  (何かがズレてる………!!)

誰のせいだかテリウス地区ではバレンタインには肉を贈るのが常識になっているという