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Last-modified: 2008-02-27 (水) 19:44:58

301 名前: おかえしイドゥンさん [sage] 投稿日: 2008/02/20(水) 01:03:57 ID:QN9Iqxp9
イドゥン「……(なでなで)」
ミルラ 「うぅー……」
イドゥン「……(なでなで)」
ミルラ 「うぅぅぅぅー……!」
イドゥン「……ミルラはかわいいわ……」
ミルラ 「うぅーっ! お、お姉ちゃん!」
イドゥン「? なあに……?」
ミルラ 「い、いい加減に答えてください……エフラムとは一体どこまで……」
イドゥン「……ミルラの髪は柔らかくてきれいね……」
ミルラ 「お、お姉ちゃん……!」

ユリウス「……上手くはぐらかしてるのか、あれは?」
ユリア 「いえ、明らかに天然でしょう……」

エフラム「……竜王家からなにか贈り物が届いたわけだが」
ロイ  「警戒心丸出しだね兄さん」
エフラム「そりゃそうだろう……最近急に心労が増えたからな……ふう……」
ロイ  (……エフラム兄さん、天然タイプ苦手なんだな……)
エフラム「まあいい……とりあえず、この宝箱を開けてみることにしよう……」
ロイ  「ははは、宝箱といえば、戦闘竜が宝箱の中に潜んでるトラップがあったよねえ」
エフラム「いや……いかにイドゥンがずれているとは言え、さすがにそこまではしないだろ」

 パカッ

竜幼女 「がおー」

 バタン

エフラム「……ロイ、久しぶりにキャッチボールしようか」
ロイ  「現実逃避はダメだよ兄さん!」
エフラム「いや、しかし……だって……今、明らかにいただろ、なんか?」
ロイ  「いたよ! 小さな女の子が! 出してあげないと可哀想でしょ!?」
エフラム「クッ……ええい、何故最近こうも変な問題ばかり……!」

 パカッ

竜幼女 「がおがおー」
エフラム「クッ……やっぱりいる……!」
ロイ  「手紙が入ってるよ」

 ――エフラムさんへ。
 おかげさまでミルラと仲良くなれました……
 エフラムさんは小さな女の子がお好きだとユリウスが言っていたので、
 戦闘竜の幼いタイプをお送りします。どうぞご自由にお使い下さい。

エフラム「おいロイ、封印の剣貸せ。ユリウスの野郎細切れにしてやる」
ロイ  「落ち着いてよ兄さん。大体兄さん剣使えないでしょ」
竜幼女 「がおー」
エフラム「クソッ……とにかく、この幼女……いや、戦闘竜は返してこないと……!」

イドゥン(……エフラムさん、贈り物気にいってくださったかしら……)
ミルラ 「エエエエエ、エフラムがわたしぐらいの年の知らない女の子を抱っこして歩いてたってみんなが言ってます!
     ううーっ! どうして急にライバルが増え始めたのですかーっ!」