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Last-modified: 2008-03-18 (火) 22:48:02

23 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/03/07(金) 00:53:33 ID:6iO+Uebt
マルス  「ふぅ・・・生徒会の仕事が長引いたなぁ。まぁ、連絡はしてあるから僕の分の夕食が無いなんて事はないと思うけど・・・ん?」
リーフ  「あ、マルス兄さん、おかえり。」
マルス  「どうしたんだい、リーフ?こんな玄関先で。」
リーフ  「うん・・・実は、エイリーク姉さんが・・・。」
マルス  「姉さんがどうかしたのかい?」
リーフ  「夕飯の後の話なんだけど・・・。」

ヘクトル 「ぷはー、食った食った。相変わらず姉貴のメシはサイコーだな。」
エリンシア「うふふ、お粗末様でした。」
リン   「それにしても、ヘクトルは食べ過ぎよ。」
ヘクトル 「へっ、その分動いてるから良いんだよ。」
セリス  「さてと、宿題でてるから、やっておこうっと。」
ロイ   「あ、セリス兄さん、僕も宿題あるんだけど、わからないところがあるんだ。教えてくれない?」
セリス  「うん、いいよ!部屋で一緒に宿題しよっか。」
エイリーク「お姉様、後片付けを手伝います。」
ミカヤ  「あら、いいの?ありがとう。」

マルス  「・・・全然普通というか、いつも通りじゃないか。」
リーフ  「問題はこれからなんだってば。」

ミカヤ  「ところでアイクはまだかしら?シグルドとマルスからはちゃんと遅くなるって連絡は来てるけど・・・。」
アイク  「ただいま。」
エリンシア「帰ってきたみたいですわね。・・・あら、ずいぶんよごれて・・・。」
アイク  「別に、普通だ。それより腹が減った。メシの準備を頼む。」
ミカヤ  「だめよ。その前に先にお風呂に入ってらっしゃい。」
アイク  「いや、先にメシ・・・わかった。今の姉さんには何を言っても許してくれなさそうだ。」
風呂場へ向かうアイク。
エイリーク「姉上、他に何かすることはありますか?」
エリンシア「ありがとう、エイリークちゃん。でしたら、お皿洗いをお願いしてもいい?」
エイリーク「わかりました。」
十数分後
アイク  「ふぅ、身体を洗うのはこれくらいで良いだろう。もう腹が我慢できん。
      む・・・着替えの用意をするのを忘れていた・・・。仕方がない、取りに行くか。」

エリウッド「今日も一日、物も壊れないし、騒ぎも起こらないしで、良い一日だったなぁ・・・。」
エフラム (そのセリフは事件フラグだと思うんだが・・・)
アイク  「すまん、俺の服はないか?」
アルム  「ブッ!!アイク兄さん!!何で素っ裸なのさ」
セリカ  「え!?アルムが目隠ししてるからよく分からないけど、そうなの?」
アイク  「替えの用意を忘れたからな・・・仕方ないだろう。」
アルム  「それでもタオル位巻いてよ!!」
エリンシア「キャ-!もう、アイクったら-!」
ヘクトル 「それでも指の隙間からしっかり見てる姉貴自重。」
ミカヤ  「もう・・・今用意してあげるから脱衣所で待っていなさい!」
アイク  「わかった。・・・ん?」
エイリーク「・・・・・・。」
エフラム 「ああ!!エイリーク!!見るんじゃない!!」
エリウッド「・・・遅かったようだ・・・。」
エイリーク「ぁ・・・ぁぅぁぅ・・・(バタン!!)」
リーフ  「ああっ!!エイリーク姉さんが倒れた!!コノヒトデナシー!!」
アイク  「・・・オレの所為・・・か?」
アルム  「当たり前だよ!!」
ミカヤ  「良いからアイクは脱衣所で待っていなさい!!!」

マルス  「なるほど・・・エイリーク姉さんがアイク兄さんの裸を見て失神したと。そういうことだね?」
リーフ  「うん・・・あと、もう少し続きがあって・・・。」
24 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/03/07(金) 00:54:10 ID:6iO+Uebt
セリス  「騒がしいから降りてきたけど・・・どうしたの?」
ロイ   「わっ!!エイリーク姉さんが倒れてる!?」
エリウッド「ちょっと色々あってね・・・。」
リン   「エイリーク姉さん、まだ目を覚まさないわね・・・。」
エイリーク「う・・・んん・・・。」
セリカ  「気がついたみたいね。」
ミカヤ  「とにかく、アイクはエイリークに謝りなさい?」
アイク  「それは良いんだが・・・どうしてエイリークは倒れたんだ?」
ヘクトル 「アイク兄貴、ここは男らしく謝った方が良いと思うぜ。」
アイク  「わかっている。エイリーク、さっきはすまなかった。」
エイリーク「・・・。」
セリス  「エイリーク姉さん・・・?」
えいりーく「おにいさんたち、だれですか?」
全員   「!?」
えいりーく「ここ、わたしのおうちですよねー?みなさんお客さんですか?
      あっ、ミカヤあねうえー!お客さんがたくさん来てます-!!」
エリンシア「これは・・・いったい・・・。」
リン   「エ、エイリーク姉さん、私よ、リンよ!わからないの!?」
えいりーく「リン?わぁ、おねえさん、わたしの妹とおなじ名前なんですね-。
      わたしの妹のリンも、大きくなったらおねえさんみたいになりそうですー。」
エリウッド「いったいどうなっているんだ・・・。」
セリカ  「これって、もしかして・・・。」
アルム  「心当たりがあるの?」
セリカ  「いわゆる、幼児退行ってヤツじゃないかしら・・・?」
ロイ   「なるほど、だから僕らは解らなくてミカヤ姉さんのことだけは覚えていたんだね。」
エフラム 「ということは、今のエイリークは、見た目は大人、中身は幼女・・・!?くっ、俺はどうすれば・・・。」
リーフ  「自重すればいいと思うよ。」
エリンシア「どうにかして元に戻せないかしら・・・。」

リーフ  「というわけ。マルス兄さんなら何とか出来ると思ったから、玄関先でこうして待ってたんだ。」
マルス  「なるほどね。・・・幼児退行ってのは、外からのショックでなることが多いんだ。だったら、治す時も同じ事が言える。」
リーフ  「へー。具体的にはどうするの?」
マルス  「そうだね。リーフ、君はひとまず先にみんなのところに行って。
      その後に僕が家に入るから、そこで僕にわざとらしく幼児退行のことを説明してくれ。」
リーフ  「う、うん、わかった。でも、それで大丈夫なの・・・?」
マルス  「まぁ、任せておきなさいって。」

エフラム 「しかし、困ったな・・・。」
ヘクトル 「どうすりゃ元に戻るんだろうな・・・。」
えいりーく「・・・こうして、王子さまとお姫さまはしあわせにくらしました。おしまい。」
セリス  「わー、いい話だね。」
ロイ   「読むの上手だね、エイリーク・・・ちゃん。」
エイリーク「えへへー。」
エリウッド「なんとかセリスとロイが相手してくれてるから時間は稼げるけど・・・」
ガラッ
リーフ  「ただいま。」
リン   「リーフ、マルスは?」
リーフ  「もうすぐ来るよ。わざとらしく説明して欲しいって。」
マルス  「ただいまー。」
ミカヤ  「帰ってきたみたいね。」
マルス  「ただいま戻りましたよ。いやー、仕事が多くて遅くなりました。もうお腹ぺこぺこですよ。」
えいりーく「・・・おにいさん、だれですか?」
マルス  「え?僕はマルスですよ?姉上の弟じゃないですか。」
アイク  (なんか、棒読みだな・・・)
リーフ  「マルス兄さん、じつは、かくかくしかじかで・・・」
マルス  「な、なんだってー!!??エ、エイリーク姉さんが、幼児体型に!!??」
エイリーク「幼児退行です!!!・・・orz」
リーフ  「あ、戻った。」

終わり