先月に会社を設立したまーくんは、来月5月1日に店舗の開業を目指して準備を進める。
4月の取引②
<2001年4月9日>
経費の支払に備えて現金100万円を当座預金から引き落とす。
借方勘定科目 | 金額 | 貸方勘定科目 | 金額 |
---|---|---|---|
現金 | 1,000,000 | 当座預金 | 1,000,000 |
<2001年4月9日>
会社ホームページの作成をエンジニアに依頼して、報酬費用として17万円を現金で支払った。
借方勘定科目 | 金額 | 貸方勘定科目 | 金額 |
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開業費 | 170,000 | 現金 | 170,000 |
<2001年4月11日>
開店を知らせるチラシやパンフレットを作成し、10万円を現金で支払った。
借方勘定科目 | 金額 | 貸方勘定科目 | 金額 |
---|---|---|---|
開業費 | 100,000 | 現金 | 100,000 |
なお、開業費は各年の節税対策に有効なため、決算日に償却することにした。
開業費とは会社設立の後、開業準備のため営業開始の時までに特別に支出した費用をいう。原則として「繰延資産」に分類される。法人税法上、特別に支出した費用に限定されており経常的な費用(賃借料など)は、開業費としてではなく、その支出年度の費用として取り扱われる。
<2001年4月12日>
販売用の商品(主に書籍や雑誌)を仕入れた。商品手当資金(掛仕入)は、そのうち当初の在庫品として坪あたり500千円を見込み、常備寄託、長期委託による商品搬入率を平均10%と想定する。
①三分法の場合
税金の扱い | 借方勘定科目 | 金額 | 貸方勘定科目 | 金額 |
---|---|---|---|---|
消費税込み | 仕入 | 22,500,000(*1) | 買掛金 | 22,500,000 |
消費税抜き | 仕入 | 20,450,000(*2) | 買掛金 | 22,500,000 |
仮払消費税 | 2,050,000 |
(*1) @500千円×50坪×90%
(*2) @500千円×50坪×90%÷1.1(千の位以下は切り捨て)
【②分記法の場合】
税金の扱い | 借方勘定科目 | 金額 | 貸方勘定科目 | 金額 |
---|---|---|---|---|
消費税込み | 商品 | 22,500,000 | 買掛金 | 22,500,000 |
消費税抜き | 商品 | 20,450,000 | 買掛金 | 22,500,000 |
仮払消費税 | 2,050,000 |
【③売上原価対立法の場合】
税金の扱い | 借方勘定科目 | 金額 | 貸方勘定科目 | 金額 |
---|---|---|---|---|
消費税込み | 商品 | 22,500,000 | 買掛金 | 22,500,000 |
消費税抜き | 商品 | 20,450,000 | 買掛金 | 22,500,000 |
仮払消費税 | 2,050,000 |
<2001年4月19日>
上記12日の買掛金を当座預金口座から支払った。
借方勘定科目 | 金額 | 貸方勘定科目 | 金額 |
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買掛金 | 22,500,000 | 当座預金 | 22,500,000 |
<2001年4月22日>
清掃用具やレジ周りの文房具、包装紙、ブックカバーなど消耗品30万円を現金で支払った。
借方勘定科目 | 金額 | 貸方勘定科目 | 金額 |
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消耗品費 | 300,000 | 現金 | 300,000 |
<2001年4月30日>
4月分の電気代・ガス代・水道代計12万円を現金で支払った。
借方勘定科目 | 金額 | 貸方勘定科目 | 金額 |
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水道光熱費 | 120,000 | 現金 | 120,000 |
まーくんは、様々な準備を経て漸く開業する前日に迫った。
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