本項では兵器類によるフラットアースの反証及び否定を行なっていきたい。
航空兵器類
前提として、ここで述べるものは「自前の飛行能力を持つもの」に限定する。よって、弓矢、銃砲弾の類は解説しない。
ミサイル
ミサイル
画像は西側世界のベストセラー対艦ミサイルの一つ、ハープーン。
ミサイルの中でも特に対艦ミサイルはフラットアースの反証材料として扱い易い。
とはいえ「対艦ミサイルとはなんぞや」と言う方もいるかもしれない。ので、これを説明する為にはまず、レーダの基本情報について簡単に解説しなければならない。
昨今の艦艇に搭載されているレーダは直進性が高く殆ど回折しない。そのため、途中で障害物があると電波が遮られ遠隔地まで届かない。よって基本的にレーダは高所に位置し、水平線という障害物を少しでも超えて探知できるように設置される。艦艇ならば通常、艦橋の上部又はトップに存在する。
イギリス海軍デアリング級駆逐艦の防空レーダ。天辺のトゲトゲの丸いやつ。
さてこのレーダ。なぜ高い場所にあるのか先ほど説明したが、覚えているだろうか。
そう、それは水平線という障害物を少しでも越えるためである。(下図)
水平線を超えなければならないと言うことは、完全に平面ではないと言う証拠でもあるが、これは別項にて詳しく解説したい。
前置きが長くなったが、ここからが本題である。
対艦ミサイルは、読んで字の如く艦艇を攻撃するミサイルだ。しかし攻撃する前に探知されてしまったのでは、当然事前に回避行動をとられたり、迎撃手段を講じられるなど攻撃効果が減ってしまう。よって対艦ミサイルは敵の探知を交わす必要がある。
この手段の一つがシースキミングと呼ばれる飛行技術である。これは「超低空を飛行することによって水平線下に隠れ、敵レーダの探知を躱す」もので、よーするにこれは 水平線がなければそもそも成立しない。
フラットアースによれば「地球は平面であり球形ではない」とされるが、これはミサイルのシースキミング性能と矛盾する。更に言えば対艦ミサイルが目標とする物は当然ながら洋上の艦艇=周囲に障害物が無い物体でいるため、更にこの根拠を補強すると言って良い。
万が一、地球が球形ではなく無限平面であるとしたなら、このような対艦ミサイルのシースキミング性能は全く存在意義のない無駄な性能となり、艦艇も一々高所にレーダを設置するような面倒な設計をしなくても良くなる。……で、あるにも関わらず、態々足りないお金や余分な工程や手間暇掛けてまでそう言った設計の物を造るというのは、ひとえに地球が球形であるからというほか無い。
ミサイルに関するフラットアース支持者からの反論
現状、確認されていない。(追記求む)