1.3.5.2 サンプルコマンドの説明
コマンドは、引数を括弧で囲まなくても呼び出せる関数です。コマンドの説明は関数の説明に似た形式です。たとえば、Octave のdiary コマンドの説明は次のとおりです。
: diary
: diary on
: diary off
: diary filename
: [status, diaryfile] = diary
すべてのコマンドとそれによって生成される出力のリストを、ターミナルに表示されるとおりに混合して記録します。
有効なオプションは次のとおりです。
on
現在の作業ディレクトリ内diaryというファイルにセッションの記録を開始します。
off
diaryファイルへのセッションの記録を停止します。.
filename
filenameという名前のファイルにセッションを記録します。.
入力引数または出力引数がない場合、在のdiaryの状態を切り替えます。
出力引数が要求された場合、diary入力を無視して現在のステータスを返します。ブール値のステータスは記録がオンかオフかを示し、diaryfile はセッションが保存されるファイルの名前です。