2.4 コマンドライン編集
Octaveは,GNU Readlineライブラリを使用して,コマンドライン編集とヒストリ機能の広範なセットを提供します。本マニュアルでは,最も一般的な機能のみを説明します。さらに,べての編集機能は,ユーザの任意で異なるキーストロークにバインドすることができます。本マニュアルでは、デフォルトのEmacsバインディングから変更しないことを前提としています。Readlineのカスタマイズに関する詳細と全機能リストについては、GNU Readline Libraryマニュアルを参照ください。
印刷文字(文字,数字,記号など)を挿入するには,単に文字をタイプするだけでよいです。Octaveはその文字をカーソル位置に挿入しカーソルを前進させます。
コマンドライン編集機能の多くは,制御文字を使って動作します。例えばControl-aという文字はカーソルを行の先頭に移動させるます。以下のセクションでは、Control-aのような制御文字をC-aと表記します。
別のコマンドライン編集機能では、メタ文字を使用します。M-uと入力するには、METAキーを押しながらuを押します。キーボードによっては、METAキーはALTやWINDOWSと表示されることもあります。端末にMETAキーがない場合でも、ESCから始まる2文字のシーケンスを使ってメタ文字を入力することができます。M-uを入力するには、ESC+uと入力します。ESC文字シーケンスは、本物のMetaキーを持つ端末でも使用できます。以下のセクションでは、Meta-uのようなMeta文字はM-uと表記します。
Cursor Motion
Killing and Yanking
Commands for Changing Text
Letting Readline Type for You
Commands for Manipulating the History
Customizing readline
Customizing the Prompt
Diary and Echo Commands