5.5 文字クラス関数
Octave は、標準 C ライブラリの関数を模倣した次の文字クラス テスト関数も提供しています。これらはすべて文字列配列を操作し、0 と 1 の行列を返します。0 以外の要素は、文字列配列内の対応する文字に対して条件が真であったことを示します。たとえば、次のようになります。
isalpha ("!Q@WERT^Y&")
⇒ [ 0, 1, 0, 1, 1, 1, 1, 0, 1, 0 ]
: tf = isalnum (s)
sの要素が文字または数字の場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
これは（ ）と同等です。 isalpha (s) | isdigit (s)
See also: isalpha, isdigit, ispunct, isspace, iscntrl.
: tf = isalpha (s)
sの要素が文字である場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
これは（ ）と同等です。 islower (s) | isupper (s)
See also: isdigit, ispunct, isspace, iscntrl, isalnum, islower, isupper.
: tf = isletter (s)
sの要素 が文字である場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
これは関数のエイリアスですisalpha。
See also: isalpha, isdigit, ispunct, isspace, iscntrl, isalnum.
: tf = islower (s)
sの要素が小文字の場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
See also: isupper, isalpha, isletter, isalnum.
: tf = isupper (s)
sの要素が 10 進数 (0 ～ 9) の場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
See also: islower, isalpha, isletter, isalnum.
: tf = isdigit (s)
sの要素が16 進数 (0 ～ 9、a ～ fA ～ F) である場合に true となる論理配列を返します。
See also: isxdigit, isalpha, isletter, ispunct, isspace, iscntrl.
: tf = isxdigit (s)
sの要素が句読点文字である場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します
See also: isdigit.
: tf = ispunct (s)
sの要素が句読点文字である場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
See also: isalpha, isdigit, isspace, iscntrl.
: tf = isspace (s)
sの要素が空白文字 (スペース、フォームフィード、改行、復帰、タブ、垂直タブ) である場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
See also: iscntrl, ispunct, isalpha, isdigit.
: tf = iscntrl (s)
sの要素が制御文字である場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
See also: ispunct, isspace, isalpha, isdigit.
: tf = isgraph (s)
sの要素が印刷可能な文字 (スペース文字は除く) である場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
See also: isprint.
: tf = isprint (s)
sの要素が印刷可能な文字 (スペース文字を含む) である場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
See also: isgraph.
: tf = isascii (s)
sの要素が ASCII 文字 (10 進数で 0 から 127 の範囲) である場合は true、そうでない場合は false となる論理配列を返します。
: tf = isstrprop (str, prop)
: tf = isstrprop (str, prop, 'ForceCellOutput', flag)
文字列のプロパティをテストします。
例えば：
isstrprop ("abc123", "alpha")
⇒ [1, 1, 1, 0, 0, 0]
strがセル配列の場合、isstrpopセル配列の各要素に再帰的に適用されます。
数値配列は文字列に変換されます。
2番目の引数propは次のいずれかである必要があります
"alpha"
アルファベット文字の場合は True です。
"alnum" "alphanum"
アルファベットまたは数字の文字の場合は True です。
"lower"
小文字の場合は True です。
"upper"
大文字の場合は True です。
"digit"
10進数（0～9）の場合はTrueです。
"xdigit"
16 進数 (a-fA-F0-9) の場合は True です。
"space" "wspace"
空白文字 (スペース、フォームフィード、改行、復帰、タブ、垂直タブ) の場合は True です。
"punct"
句読点文字（スペース、文字、数字以外の印刷文字）の場合は True です。
"cntrl"
制御文字の場合は True です。
"graph" "graphic"
スペース以外の文字を印刷する場合は True です。
"print"
スペースを含む文字を印刷する場合は True です。
"ascii"
ASCII エンコードの範囲内の文字の場合は True です。
オプション'ForceCellOutput'が指定され、フラグが true の場合、論理配列ではなくセル値が返されます。
See also: isalpha, isalnum, islower, isupper, isdigit, isxdigit, isspace, ispunct, iscntrl, isgraph, isprint, isascii.