8.4 Comparison Operators

Last-modified: 2025-03-22 (土) 21:02:26

8.4 比較演算子

比較演算子は、等価性などの関係性について数値を比較します。比較演算子は 関係演算子を使用して記述されます。

Octave のすべての比較演算子は、比較が真の場合は 1 を返し、偽の場合は 0 を返します。行列値の場合、すべて要素ごとに動作します。ブロードキャスト ルールが適用されます。ブロードキャストを参照してください。例:

[1, 2; 3, 4] == [1, 3; 2, 4]
    ⇒  1  0
        0  1

ブロードキャスト規則によれば、一方のオペランドがスカラーでもう一方が行列の場合、スカラーは行列の各要素と順番に比較され、結果は行列と同じサイズになります。

x < y
xがyより小さい場合は True です。
x <= y
xがy以下の場合は True です。
x == y
xがyと等しい場合は True です。
x >= y
x がy以上の場合には True になります。
x > y
xがyより大きい場合は True です。
x != y
x ~= y
xがyと等しくない場合は True です。

複素数の場合、次の順序が定義されます: z1 < z2 の場合のみ

 abs (z1) < abs (z2)
 || (abs (z1) == abs (z2) && arg (z1) < arg (z2))
これは、 max、min、 sortで使用される順序と一致していますが、実数部のみを比較する MATLABとは一致していません。

strcmp 文字列の比較は、上記の比較演算子ではなく、関数を使用して実行することもできます。 「文字列」を参照してください。

: TF = eq (A, B)

2 つの入力が等しい場合は true を返します。

この関数は と同等です。 A == B

See also: ne, isequal, le, ge, gt, ne, lt.

: TF = ge (A, B)

この関数は と同等です。 A >= B

See also: le, eq, gt, ne, lt.

: TF = gt (A, B)

この関数は と同等です。 A > B

See also: le, eq, ge, ne, lt.

: tf = isequal (x1, x2, …)

x1、x2 、…がすべて等しい場合は true を返します。

See also: isequaln.

:tf = isequaln (x1, x2, …)

NaN == NaN (データセット内の NaN プレースホルダーの比較なし) という追加の仮定の下で、 x1、x2 、…のすべてが等しい場合は true を返します。

See also: isequal.

: TF = le (A, B)

この関数は と同等です。 A <= B

See also: eq, ge, gt, ne, lt.

: TF = lt (A, B)

この関数は と同等です。 A < B

See also: le, eq, ge, gt, ne.

: TF = ne (A, B)

2 つの入力が等しくない場合は true を返します。

この関数は と同等です。 A != B.

See also: eq, isequal, le, ge, lt.