8.4 比較演算子
比較演算子は、等価性などの関係性について数値を比較します。比較演算子は 関係演算子を使用して記述されます。
Octave のすべての比較演算子は、比較が真の場合は 1 を返し、偽の場合は 0 を返します。行列値の場合、すべて要素ごとに動作します。ブロードキャスト ルールが適用されます。ブロードキャストを参照してください。例:
[1, 2; 3, 4] == [1, 3; 2, 4]
⇒ 1 0
0 1
ブロードキャスト規則によれば、一方のオペランドがスカラーでもう一方が行列の場合、スカラーは行列の各要素と順番に比較され、結果は行列と同じサイズになります。
x < y xがyより小さい場合は True です。
x <= y xがy以下の場合は True です。
x == y xがyと等しい場合は True です。
x >= y x がy以上の場合には True になります。
x > y xがyより大きい場合は True です。
x != y x ~= y xがyと等しくない場合は True です。
複素数の場合、次の順序が定義されます: z1 < z2 の場合のみ
abs (z1) < abs (z2) || (abs (z1) == abs (z2) && arg (z1) < arg (z2)) これは、 max、min、 sortで使用される順序と一致していますが、実数部のみを比較する MATLABとは一致していません。
strcmp 文字列の比較は、上記の比較演算子ではなく、関数を使用して実行することもできます。 「文字列」を参照してください。
: TF = eq (A, B)
2 つの入力が等しい場合は true を返します。
この関数は と同等です。 A == B
See also: ne, isequal, le, ge, gt, ne, lt.
: TF = ge (A, B)
この関数は と同等です。 A >= B
See also: le, eq, gt, ne, lt.
: TF = gt (A, B)
この関数は と同等です。 A > B
See also: le, eq, ge, ne, lt.
: tf = isequal (x1, x2, …)
x1、x2 、…がすべて等しい場合は true を返します。
See also: isequaln.
:tf = isequaln (x1, x2, …)
NaN == NaN (データセット内の NaN プレースホルダーの比較なし) という追加の仮定の下で、 x1、x2 、…のすべてが等しい場合は true を返します。
See also: isequal.
: TF = le (A, B)
この関数は と同等です。 A <= B
See also: eq, ge, gt, ne, lt.
: TF = lt (A, B)
この関数は と同等です。 A < B
See also: le, eq, ge, gt, ne.
: TF = ne (A, B)
2 つの入力が等しくない場合は true を返します。
この関数は と同等です。 A != B.
See also: eq, isequal, le, ge, lt.