自分で出来る炎症予防はブラッシングがポイントとなります。
ただ前後に歯ブラシを動かすだけではきれいに磨けません。
口をあまり大きくあげず、歯列に対してななめ４５度から歯ブラシをいれて小さく動かしてみがきましょう。
次の部分を意識的にブラッシングすることで、炎症を予防出来る可能性が高まります。
タイプ別 炎症を予防する磨き方のポイント
- まっすぐタイプ?
親知らずの奥の部分のブラッシングが大切です。
親知らずが生えてくると、歯の前方の部分から歯茎が肉割れを起こしたように
開いて、歯が見えるようになります。
この肉割れしている部分に汚れがたまらないように歯の奥の部分の汚れを
取るようなイメージで磨きます。 - 斜め傾きタイプ?
親知らずと、手前の奥歯の境目を横方向に汚れを掻きだすイメージで磨きます。
ぶつかってしまっている部分を中心に横に歯ブラシを動かし、隙間から汚れを
取るイメージでブラッシングを行います。 - 潜水艦タイプ?
完全に見えない親知らずでは、手前の歯の最後方の部分が入り口となって、
親知らずへ炎症が広がっていきます。
そのため手前の奥歯の後方を普段からしっかりブラッシングをすることが大切です。
進入路さえ作らなければ、内部に炎症が拡がることはありません。
プラーク（歯垢）が親知らずにたまりやすい箇所
- 正常に生えている途中
- 傾斜
- 水平
親知らずは一番奥に生えるために、歯ブラシによる清掃が行いにくく、自身がむし歯になります。
さらに、生え方が悪いと手前の歯との間に食べ物が残りやすく、手前の歯にもむし歯を作ったり、
親知らずの周りの歯肉が腫れる智歯周囲炎になることもあります。
親知らずを抜かずに済ませるポイントは「早期発見、早期対策」です。
親知らずが歯茎の中に隠れている段階で、対応すると最も効果的です。