より詳しくヴェルニー公園を知りたい方へ。
ヴェルニー公園の特徴
JR横須賀駅と京急汐入駅から徒歩で行ける公園。対岸にフランス技師ヴェルニーが建設に貢献した横須賀造船所が見える。
園内には様々な種類の薔薇が植えられている。
ヴェルニー公園の歴史
昭和時代
昭和12年(1937年)
昭和21年(1946年)
10月10日に臨海公園(後のヴェルニー公園)が開園
昭和27年(1952年)
9月27日に小栗上野介とフランソワ・レオンス・ヴェルニーの胸像除幕式が開かれた。
日仏米の官民多数参列し、小栗上野介のひ孫である小栗忠人君(当時18歳)と在日仏大使代理ジュニセル参事官の手によって胸像の除幕が行われた。
昭和28年(1953年)
5月18日に小栗上野介とフランソワ・レオンス・ヴェルニーの胸像横に開港碑が建立される。
碑文には「徳川幕府ノ末期、勘定奉行小栗上野介ハ仏国ヨリ技師ウェルニーヲ招キ、前後十年万難ヲ排シテ完成ス。両氏ノ功ヤ横須賀今日ノ礎ナリト信ズ」とある。
記念石が設置される。
小栗公が斬首された上野国権田村(現在の群馬県倉渕村)内の鳥川水沼河原の石であり、開国祭を機会に倉渕村から寄贈された。
昭和49年(1974年)
8月30日に25Mの水泳プールが開設された。
昭和51年(1976年)
5月27日に軍艦長門の碑が建立される。
碑文に「ありし日の聯合艦隊旗艦長門の姿をここに留めて昭和激動の時代を偲ぶよすがとする」とある。これは日本海軍軍人の新見政一氏によるもの。
昭和58年(1983年)
12月5日に軍艦沖島の碑が建立される。
碑文に「戦友たちの御魂やすかれと祈り、再びいくさの無いことを願う」旨が記されている。
平成時代
平成3年(1991年)
11月5日に「正岡子規の文学碑」除幕式が行われる。
碑の句は明治21年8月に横須賀に来た正岡子規が、横須賀港内に連なる帆柱を見て詠んだもの。
平成7年(1995年)
11月15日に横須賀製鉄所開設記念式典が開催
11月17日に「海軍の碑」が建立され、除幕された。
幕末から昭和20年の終戦まで海軍があったことを記念するもの。
平成9年(1997年)
12月31日に「よこすかカウントダウン」が初めて開催される
平成14年(2002年)
4月に臨海公園が「ヴェルニー公園」としてリニューアルオープンした
平成28年(2016年)
令和時代
令和3年(2021年)
5月29日によこすか近代遺産ミュージアム「ティボディエ邸」がオープン。
1869年ごろに建設された横須賀製鉄所副首長のティボディエの官舎の外見を再現し、
中では横須賀製鉄所の歩みなどが展示されたミュージアムとなっている。
令和4年(2022年)
3月14日にカフェレストラン「コルセール」が閉店。
令和5年(2023年)
1月25日にレストラン「AMALFI Marina Blu」が開店。
その他
逸見波止場の衛門
JR横須賀駅寄りにあるドーム型八角形レンガ造りの門。
建築年代は昭和4年~5年ごろとされる。旧横須賀軍港の衛門で、当時の衛兵詰所だった。
門を入り左へ進むと波止場があり、汽動艇やカッターでそれぞれ目的の軍艦へ移動していた。
元々は門の間隔は広かったが、ヴェルニー公園のリニューアルに伴い狭められた。
参考文献
- ヴェルニー公園HP
- 新横須賀市史 資料編 近現代Ⅲ 編:横須賀市
- 公園要覧 昭和57年版 編:横須賀市環境保全部緑地公園課
- 三浦半島の史跡を訪ねて 編:横須賀郷土史研究会
- 横須賀歴史読本 編:「歴史読本」編集部
- 湊町・ヴェルニー公園の歴史と遺産 年表 横須賀市自然・人文博物館配布
- 陸奥の主砲 説明看板
- 横須賀市自然・人文博物館Twitter
- よこすか街なかミュージック
- ヴェルニー公園に本格レストラン「AMALFI Marina Blu」がオープンします!