基本性能
艦名 | アドミラル・グラフ・シュペー |
---|---|
艦番号 | DBNS-W-207 |
艦種 | 小型直接教育艦(装甲艦/ポケット戦艦) |
基準排水量 | 12,100t |
全長 | 186.0m |
全幅 | 21.6m |
吃水 | 7.25m |
主機関 | MAN式2サイクルディーゼル機関8基 |
出力 | 54,000馬力*1 |
速力 | 28.5ノット |
航続距離 | 18ノットで20,000海里*2 |
兵装 | 52口径11インチ(28.3cm)3連装砲2基 |
5.9インチ(150mm)砲8基*3 | |
10.5cm連装高角砲3基*4 | |
37mm速射砲8基*5 | |
21インチ(530mm)魚雷発射管8基 | |
搭載機 | 中型スキッパー2機 |
乗員 | 30人 |
(Blu-rayBoxブックレット、ハイスクール・フリート ファンブックより)
詳細
ドイツ・ヴィルヘルムスハーフェン校所属。日本への遠洋実習中であったが、そのさなかにRAT騒動に巻き込まれた。シュペーが遠洋実習に来るまでの出来事は、スピンオフコミック「ローレライの乙女たち」に詳しく描かれている。
本艦の詳細を巡っては、BD特典ブックレット5巻(以下、ブックレット)と公式ファンブック(以下、ファンブック)の間に以下のような相違が見られる。*6
- 建造の経緯
ブックレットでは「沿岸保安用艦艇として建造された」とあり、尚且つ「重量制限があったため、防御力がやや貧弱」とヴェルサイユ条約でのトン数制限をほのめかす記述も見受けられる。その一方でファンブックではあくまでも「新技術を盛り込んだ実験艦的な要素が強い」という一文のみ記述されている。また、機関であるディーゼルエンジンの採用理由も、ブックレットではあくまでも重量軽減策の1つとされているが、ファンブックでは長距離哨戒任務を期待されて敢えて搭載されたと読み取れる記述となっている。
2つを総合するならば、「沿岸警備用艦艇として建造しつつも、重量軽減と新技術導入を目的としてディーゼルエンジンを採用し、長距離哨戒任務にも対応できるようにした」と考えるのが妥当だろうか?
- 建造数
ブルマー転籍後、教育艦として高い評価を受けたとされる本艦だが、その建造数についても両者の記述に違いが見られる。ブックレットでは「追加で3隻の同型艦の建造が検討される」と書かれているが、ファンブックでは「教育用に追加3隻も建造されている」とあり、追加の3隻が作中で実際に建造されているかは不明。
登場シーン
W207:アドミラル・グラフ・シュペー(Admiral Graf Spee)
初出第2話 10'55"
史実
艦名は、「司令官シュペー伯爵」の意。史実では重巡並の艦体に重巡を上回る28.3cm砲を搭載し、ポケット戦艦と呼ばれた。第二次大戦が勃発すると通商破壊を開始するが、イギリス船が次々と沈められる事態となり、これに対応するためイギリス海軍がシュペー捕捉に動き出す。そんな中でシュペーは夜間照明訓練を実施してしまう。これは自分の位置を敵に教えてしまう致命的な行為だった。(フリーデブルクの「夜戦中なのに照明を点けているとは何事だ!」発言はこれを踏まえてのものと思われる。)戦闘が始まるとシュペーは機動力を活かした戦いを展開しようとするが、相手は機動力に勝る巡洋艦だった。(艦体が巡洋艦と同等でも、重武装な分どうしても動きが鈍くなる。)結果、シュペーは次々と被弾し煙幕を張りながら転進せざるを得なくなる。(この辺りも晴風vsシュペーのモチーフになっているのかも?)一時的に中立国に退避できたものの、燃料系統に深刻なダメージを受けており、継戦も脱出も不可能との判断が下され自沈した。現在、シュペーの測距儀が引き揚げられ、南米ウルグアイのモンテビデオで展示されている。
追記:ハヤカワNF文庫「ラプラタ沖海戦」にシュペーの最期の描写がある。
- 「はいふり シュペー」で検索掛けてみたら、上位に「はいふりWiki」が出て来たのですが、クリックしてみたら、削除した「アドミラル・グラーフ・シュペー」のページでした… 。名前、変えない方が良かったのかなぁ?追:検索掛けてせっかく来てくれた方に申し訳ない(編集ページになってしまう。)ので、改めて『グラーフ』のページ立てて『グラフ』へのリンクを張っておきました。様子を見てそのうちに削除しようと思います。 -- 鷹城? 2017-04-20 (木) 22:42:32
- ページ改訂しました。なんだか重箱の隅をつつくような記事になってしまいましたが、批判する意図は全くなく、むしろこういう点を見つけるのが考察の面白い所だと思います。 -- Itomusu 2021-12-09 (木) 00:05:39