艦艇紹介/Y212:摩耶(まや)

Last-modified: 2017-08-05 (土) 14:33:53

Y212(YS21-10212):摩耶(まや)
初出第1話 05'45"
 第1話、配属艦発表の掲示板にて。
 出港前のシーンでは、晴風の並びの奥から2番目に"Y212"の艦番が確認できる。

 

 軍縮条約により、主力艦の保有数に制限が掛けられた中、ミニ戦艦としての運用も視野に入れて建造された。それまでのクラスに比べ、司令部を置く事を前提として造られた巨大な艦橋は、まさに鋼鉄の城であり、当時から現代まで、そして海外のファンにも大人気である。後に摩耶を撃沈した米潜水艦長も、その大きさに相手は戦艦であると信じていたという。信号符字(コールサイン)は"JJLA"摩耶.PNG。艦名は直接には六甲山系の「摩耶山」からだが、その元は山頂の天上寺が釈迦の母माया(マーヤー)を祀っていた事に因る。摩耶の艦内神社には同寺の御守が祀られていた。史実では、その摩耶山を望む神戸川崎造船所で、三万人の観衆に祝福されながら進水した。ラバウル空襲(1943-11-5)で大破、復旧の際に主砲塔一基を撤去し大幅な対空兵装強化、レーダーの装備により、防空巡洋艦として復帰した。(設定上航空機が存在しない「はいふり」では、この様な仕様にはなっていないと思われるが…。)その後のレイテ沖海戦(1944-10-23)にて被雷、ダメコンの不備もあり数分で海中に没した。ただ、水密隔壁が開いていた事が逆に幸いし、救助された乗組員は比較的多かったという。
元乗組員である池田清氏の「重巡摩耶」(学研M文庫)という書籍が詳しいので、興味のある方は読んでみると良いかも知れない。

 

  • このページの記述を充実させようと思って、図書館から「重巡摩耶」を借りて来て二週間かけて読んでみましたが、エピソードが多くって、ちょっと拾ってみただけでも「はいふり」からはだいぶ外れてしまうと思いましたので、ここでの記述は止めておこうと思います。(初心者の方に、ちょっと興味を持って頂けたら良いな。という趣旨で作っているページですので。)追:本文、書いていて気付いたのですけど、この摩耶といい、五十鈴、照月、涼月と防空艦多いですよね。「はいふり」では航空機は存在しない設定なのに、なぜなのでしょう?(晴風まで長10cm砲装備になったし…。) -- 鷹城? 2017-05-27 (土) 20:15:47
  • 飛行機は存在しないけど軽航空機(気球や飛行船)やロケットは存在するので、その対応かも知れません、また対空砲や対空機関銃の用途の一つに作中でもやった機雷除去や、至近距離戦闘での使用、小型艇への使用などもあるので、12.7㎝よりそういった面を重視したのが長10㎝砲。なのかもしれません。作中でも武蔵の対空機銃を「速射砲!?」というシーンもあるので」 -- 2017-08-05 (土) 14:32:28
    • また、秋月型は最初駆逐艦ではなく直掩艦という新しい艦種として計画されているので、たぶんはいふり世界では秋月型は防空艦ではなく直掩艦と呼ばれているのでは…?と予想 -- 2017-08-05 (土) 14:33:53