艦艇紹介/Y513:涼月(すずつき)

Last-modified: 2017-05-27 (土) 19:44:56

Y513(YS21-10513):涼月(すずつき)
初出第1話 05'45"
 第1話、配属艦発表の掲示板にて。

 

 艦名は「さわやかに澄みきった秋の月」から。史実では、大和を旗艦とする沖縄特攻に随伴し、大きな損傷を受けながらも帰還した。その状況は前進すると沈んでしまうため後進するしかなく、途中漁船に見守られながら帰って来た。佐世保では帰って来ないので沈んでしまったと思われていた涼月が、突然帰って来た事にサイレンを鳴らして喜んだという。だがダメージは大きく、そのまま緊急ドック入りするも排水完了前に擱座してしまう。(最終話の晴風のモチーフであろうか?)戦後は福岡県北九州市の若松港で軍艦防波堤として使命を終えた。現在は完全に埋められてしまい、その姿を確認する事は出来ないが、近代土木遺産に選出され案内板も掲示されている。ここに記した以外にも壮絶な状況から復帰していたりしているので、彼の地を訪れる機会があれば、ぜひその波瀾の生涯を讃え労って欲しい。(全長134mの艦の前後同時に魚雷を受け、それぞれ30~40m吹っ飛ばされてなくなってしまったりとか…。詳しくはWikipediaへ。)
因みに今年一月にソマリアへの派遣から帰って来た護衛艦の一隻(DD-117)が、この「すずつき」の名を受け継いでいる。(「涼月」から名前を受け継いだ誇りと責任を語る、現「すずつき」艦長。(海上自衛隊 第4護衛艦隊群「すずつき」のページ(2016年3月)。))