初心者の手引き

Last-modified: 2024-04-13 (土) 11:23:22

初心者・これから始める人へ

まずはじめに、このゲームでは自治のような、プレイヤー同士での暗黙の了解(後述)がある。
そして、このゲームの民度は、正直悪い。それが休日だとなおさら。
一応擁護すると、チャット系の、ましてや人狼と言うゲームの仕様上、仕方のないことではある。
言われたことを過度に真に受けてしまう人や、そもそも人との議論をすること、自分の考えを人に言うことができない人には向いていなく、始めても長続きはしないだろう。
ただ、ゲーム性は面白く、多様な役職があるので慣れれば楽しいゲームである。
10~30回ほどプレイして、肌に合わないと感じたら素直にやめるのが一番。

初心者がするべきこと

  • まずは、基本の役職の能力や特徴を覚えよう。
    基本の役職は「市民」「狩人」「占い師」「霊能者」「狂人」「人狼」の6個。
    • 「市民」は、市民陣営であり、なんの能力も持たない。
      「狩人」は、市民陣営であり、毎夜1人を選んで護衛(人狼の襲撃から守る)できる。
      「占い師」は、市民陣営であり、毎夜1人を選んで人狼かどうか占うことができる。
      「霊能者」は、市民陣営であり、毎夜にその日処刑された人が人狼かどうか霊視することができる。
      「狂人」は、人狼陣営であり、なんの能力も持たない。
      「人狼」は、人狼陣営であり、毎夜1人を選んで襲撃できる。
  • 次に、ゲーム自体のルールを理解しよう。
    「人狼」が全員死亡すると、市民陣営の勝利となる。
    市民陣営の生存人数と比べ「人狼」の生存人数が同数以下となれば、人狼陣営の勝利となる。
  • 最低限の用語を覚えよう
    人狼ゲームという都合上、用語と言うものがかなりある。
    他の人狼ゲームでの用語も多少は通じることもあるが、人狼ジャッジメントでは人狼ジャッジメントの用語をできるだけ使おう。
    分からない用語が話し合い中に出てこれば、画面左下の「メニュー」に載っていることが多い。
    メニューに載っていなかったり、よく分からなかった場合は話し合い中でも遠慮せずに聞こう。
    1部屋に2、3人くらいは答えてくれる人がいるはずである。
    • ゲーム終了後にも、このサイトの用語のページで各用語を取り扱っているので、ぜひ確認もしてみよう。(知りたかった用語が無ければ、管理人に知らせてください。追加します。)
  • マナーを確認しよう
    このゲームの様なオンラインのチャットアプリとは、実質は不特定多数と交流していることになる。
    人狼ゲームなので口が悪くなったり、時にはあらぬ疑いで人を不快にさせることもよく起こる。
    勿論これらは人狼ゲームをやるならばされる覚悟を持たないといけないが、人狼ゲームに関係なく特定の人を誹謗中傷したり、私情での処刑襲撃、下ネタなどは、多くの場合迷惑行為になる。
    しかし、守らなければいけないマナーとは、いわゆるネットリテラシーとほぼ同じなので今一度確認しよう。
    更にそらいろ(運営)も迷惑行為、禁止行為についてを明示しているので、そちらも参照→https://help.sorairo.jp/werewolf-judgment/05.html
    • 屋敷の設定によるが、人が不快に感じると思われるような単語が含まれていると、その単語部分が「*」での伏せ字となる。

暗黙の了解

最初に言った通り、このゲームでは自治のような暗黙の了解がある。
一応この暗黙の了解が無ければ、円滑にゲームが進まないからであり、反発しても特に意味は無いのでゲームシステムの一つだと思って受け入れよう。

  • 初日のカミングアウト
    ほとんどの屋敷には、霊能者と占い師がいる。
    占い師と主張する者を同時のタイミングで占い結果と共に出し、1秒でも遅れた、もしくは早かった方を偽物と見る風潮がある。*1
    また、それに関して280という用語があり、昼の時間が5分(300秒)に設定されている屋敷では時計が280になったタイミングで占い師が結果を出すことが恒例となっている。
    占い師になった人は、兎にも角にもとりあえず占い結果を280で合わせよう。
  • 進行役
    進行という用語がある。
    議論するにしても処刑するにしても、市民陣営と確定している進行役の人が居なければ纏まらないので、基本誰か一人を進行役にする必要がある。
    多くの場合、霊能者が一人しか出なければその人が、時点で占い師が一人しか出なければ、その人が進行となる。
  • 狂人の騙り
    9人スタンダード部屋では特に、狂人あるいは狂信者は占い師を騙ることがデフォルトとされる。
    特に人狼側に嫌われるのは、狂人も騙らない平和という状態で、これになると一気に作業となってしまう。(狩人が占い師を守れば、占い師が人狼を見つけていってしまうため)
    たとえ霊能者を騙ったとしても、占い師が確定している状況が人狼にとって良くなく、途端に人狼側の勝ち目が薄くなってしまう。
    このため、狂人系は基本占い師を騙ることを求められる。
  • 突然死への対応
    突然死とは、放置プレイヤーや、一言も話し合いに参加しない人を自動的に死亡させるシステムである。
    どんな理由があっても、突然死は悪だとされる(と言うより完全悪)ので、通常は処刑せずに突然死させたり、処刑位置に困ったら処刑する、突然死させるために時短をしないなどのことが行われる。
    凸詐欺という、話し合いが終わる直前に発言をすることにより、突然死を免れようとすることを指す用語がある。
    そのようなことは迷惑行為であるため、制裁吊りと言う、処刑で制裁する行為が行われている。

プレイする下準備

いくらこのwiki内で色々な情報を見て知ったとして、やはり知るのと実際にやるのではかなり違ってくる。
実際にプレイする前に、観戦をして、どんな感じで試合が進むのかを確認しておこう。

  • 観戦をしよう
    初めてプレイする前に、その部屋を観戦しよう。
    観戦することで、その部屋のセオリーやある程度の流れ、各役職の動き方などが学べる。
  • 時間を確保しよう
    ゲームの性質上、拘束時間が長く、十分な時間を確保しなければ途中から参加できなくなる可能性が高い。
    そうなると、その屋敷では人数が1人欠けたことになり、ゲームとして成立しなくなってしまう。
    自分の役職次第などではなく、1人が居なくなることは想像以上に迷惑をかけること、そもそも運営が禁止している行為であることをしっかりと認識しよう。
  • ルールやマナーを確認しよう
    実際にやる前に、もう一度このゲームのルール、禁止行為を確認しよう。
    その他にも、マナーとして「ゲーム終了後に、負けたりやらかした人を責め立てない」、「荒らし行為への過度な反応をしない」、「行き過ぎた暴言や誹謗中傷はしない」などを、当たり前のことだが再度確認しておこう。

ゲームの進め方

初心者は、とにかくセオリーを守ることを意識しよう。
他の部屋を観戦したり、動画などで見ていると、定石の動きから外れたムーブをしていたり、奇抜な思考を持った人を見かけることがあるだろう。
しかし、それをやる人というのは、大抵がゲームに慣れている中級者や上級者であるので、無理に初心者がそのような立ち回りをしようとしても、不格好に終わってしまったり、上手くいかずにかえって味方に迷惑をかけてしまうことになりかねない。
そのため、初心者はセオリーを第一にしよう。
例として、ここではスタ村と呼ばれる構成で説明をする。
↓スタ村の構成

  • 市民の動き
    市民とは、何の能力も持たない市民陣営の役職である。
    人狼を処刑するために、自分の考えを恐れずにどんどんと言っていこう。
    また、無闇に市民が「自分は市民です」と言うと、狩人が誰なのか人狼側に悟られやすくなってしまい、襲撃先にも選ばれにくくなる。
    ここでの市民の役目は、人狼から狩人を守ることであり、決して生き残ることが第一ではない。
    なので、指定されてしまった場合は、大人しく処刑されることも大切。
  • 占い師の動き
    占い師とは、毎夜1人を人狼かどうか占える市民陣営の役職である。
    自分が人狼だと思った人を占い、人狼が誰なのかを暴いていこう。
    初日(2日目)に占い師だとCOしておこう。
    ここでの占い師の役目は、人狼を見つけることであり、基本的に人狼が騙らないような、対抗の占い師や霊能者を占う必要はない。
  • 霊能者の動き
    霊能者とは、毎夜その日に処刑した人が人狼かどうかを霊視する市民陣営の役職である。
    人狼を処刑できたかどうかを確認し、本物の占い師を見極めたり、どこに人狼が潜んでいるかを推測しよう。
    また、霊能者は進行の役目も担うので、全員の考察を聞きつつその日の処刑する人を決めていこう。
  • 狩人の動き
    狩人とは、毎夜1人を人狼の襲撃から守ることができる市民陣営の役職である。
    自分を護衛することはできず、目立ってしまうと人狼に襲撃されやすくなるので目立つ言動はせずに、自分の考察をしていこう。
    ここでの狩人の役目は、基本的には霊能者を護衛しつつ、本物の占い師が誰か発覚すればそちらを護衛することである。
  • 人狼の動き
    人狼とは、毎夜1人を襲撃する人狼陣営の役職である。
    市民陣営に紛れて潜伏し考察をしつつ、ミスリードを誘ったり、狩人を騙ったりしよう。
    指定を受けたら狩人COをして生き延びたり、あるいは狩人が指定された時に対抗でCOしよう。
    ここでの人狼の役目は、生き延びることなので、とにかく処刑されないように立ち回ろう。
  • 狂人の動き
    狂人とは、何の能力も持たない人狼陣営の役職。
    初日に占い師としてCOし、人狼そうな人に白を、そうでなさそうな人に黒を出し、人狼以外の人を処刑するように仕向けよう。
    ここでの狂人の役目は、占い師という強力な役職を騙り、市民陣営を混乱させることである。
  • 補足説明
    • なぜ狂人は占い師を騙らなければならないのか
      前述した通り、占い師は人狼にとって非常に厄介な役職であり、放っておけばいずれ人狼が誰かバレてしまう。
      初日のCOで、占い師が1人しか出ていなかった場合、霊能者も1人しかいなかろうが、占い師が護衛されることが定石となるのだ。
      すると人狼は占い師を襲撃できなくなってしまう。
      更に、そういった場合、全貫通の進行が開始され、たとえ狩人が指定されたとしても、その狩人は黙って処刑され、狩人として回避しようとした者は人狼として見られ処刑されると言う、人狼側にとって非常に不利な体制となってしまう。*2
      このため、占い師を市民陣営から見て確定させないためにも狂人は占い師を騙ることが必須なのである。
    • なぜ人狼は占い師や霊能者を騙ってはいけないのか
      人狼の目的は生き残ることであり、例えば1人の人狼が霊能者をCOしたとすると、霊能者と占い師の数がそれぞれ2人ずつになる。*3
      すると、市民陣営から見ると霊能者と占い師のどちらかに人狼がいることが分かり*4、霊能者からロラが始まってしまい*5、その間に本物の占い師に残りの人狼が見つかる危険が出てくるのだ。
      占い師に出たとしても、3人もいれば*6ロラするだけで市民陣営から見たら人狼陣営の人を2人も殺せるので、どちらにせよ人狼陣営が不利な結果になってしまう。
      このため、人狼が霊能者や占い師を騙ることは愚策である。
      しかし、指定されれば狩人を騙ることも大切である。
      狩人が生き残っていれば、本物の狩人が対抗COして人狼の方が処刑されてしまうことが多いが、同時に狩人を発見することもでき、残った人狼が狩人を襲撃し、その後の展開を有利に進めることすら可能となる。
      また、本物の狩人が出てこなければ、基本的にその時点で狩人は死んでいると考えられ、そのまま狩人を乗っ取ったり、霊能者や占い師を襲撃する選択肢が生まれる。
      このように、指定された時に狩人を騙り回避することも大切である。

ログ作りや、考察のコツ

初心者が感じる壁の一つは、どうしても会話に参加できない、中身のある考察ができない、などだろう。
この項では、無口を脱却するために必要なコツを書いていく。

  • ログの作り方
    まず真っ先に思うのは、「何を話せばいいのか分からない」であろう。
    とりあえず次に書いてあることを言っておけば、なんとか乗り切れるだろう。
    ただし、あまりにも多用すると逆に怪しまれる原因となるので注意。
    • スタンプ
      文字を打つのが苦手であれば、スタンプを使ってみよう。
      話し合いの時間が始まれば「おはよう」や、「挨拶 始」のスタンプを、ある程度盤面が整えば「把握」を、早く処刑する人を決めて欲しい時は「誰吊る?」、これらのスタンプを使っていこう。
    • 基本ログ
      とりあえず、最低限のログを作ろう。
      占い師霊能者の数をまとめたり、仮指定となった人は誰かを復唱、また、それらについて把握したなどと言っておこう。
      進行役の人が言ったことには、把握したと言っておこう。
    • 考察できる要素
      考察しようとしても、特に要素が見当たらなければこれを参考にしよう。
      • 無口な人
        「まだ要素拾えないからなんとも。」
        「喋らないしここ経費位置。」
        「目立ちたくない感あるし狼あるんじゃない?」
      • 復唱や把握ばかり言う人
        「肝心の考察が無いしヘイト向けられたくなさそう。」
        「普通にここ経費だし要らない。」
        「あんまり考察自体はする気なさそうだし吊ってもいいかな。」
      • 考察をちゃんとしている人
        「とりあえずこの人よりも吊るべき人はいると思う。」
        「色々書いてるけど要するに当たり障りのない考察じゃ?」
    • 人狼を考察できる要素
      この辺りの発言をした人を積極的に怪しんだり、処刑候補に挙げてみよう。
      逆に言えば、人狼陣営は、このような発言をした市民陣営の人を叩き上げるようにして処刑候補に挙げるのも一つの手。
      • 市民陣営の利にならない・利が少ない発言
        占い師主張が2人の時に初日から占い師を吊ろうと言う人や、やたらと狩人を出させたがる人、そもそも考察をする気がない人、自分が狩人でないことを示唆してしまう人など。
        これらは市民陣営に不利・人狼陣営に有利なことの代表例である。
        このような発言は、市民陣営の勝利を目指していない(=人狼陣営)と見なすことができる。
      • 言動の理由が無い・あやふやな人
        さっきまで自分で市民陣営だと考察していた人をいきなり矛盾する理由で殴り始める人や、とりあえず誰彼構わず殴っている人、特に理由もなく変な位置*7を護衛していると言う狩人主張の人、占った理由が適当な占い師主張の人など。
        これらはとりあえず生きながらえたい人外や、自分から注意を逸らしたい人狼の特徴の例である。
        このような言動は、怪しさ満点なので市民陣営ではない(=人狼陣営)と見なすことができる。
      • 受け身な人
        ほとんど無口なのに、自分が疑われたり指定されたりすると急に多弁となる人。
        このような反応は、他の人が処刑されても別にいいが、自分が処刑されることはなんとしてでも避けたい人狼の特徴と見なすことができる。

慣れてきたら

ある程度このゲームにも慣れ、初日に経費吊りされることが少なくなったり、各役職の役目・役割が理解できるようになったりしたら他の構成の部屋にも挑戦してみよう。
オススメは猫猫パンと言われる構成。
他にも色々な部屋を経験して、人狼ジャッジメントについての各役職の知識を深めていこう。
最初のうちは考察が的外れだったり、誰が怪しいのか全く分からなくても、人狼ゲームは経験=武器となるので、めげずにプレイしていれば次第に考察も的中していたり、相手陣営の裏をかくことすらも可能となっていく。
どうか飽きずに健全にプレイしていってほしい。


*1 最近はそこまで偽とは見られない
*2 狩人がいつ死んでいるのか分からない。
一度指定されてしまうと確実に処刑される。

*3 霊能者-人狼 占い師-狂人
*4 狂人は1人しかいないが、騙っている人は2人いることになるのでどちらかに人狼がいることが分かる。
*5 占い師には狂人が出ることが多いので、霊能者から始まる。
*6 占い師-狂人-人狼
*7 霊能者や占い師以外の人