独自技術(三河魂)

Last-modified: 2024-07-02 (火) 11:13:58

徳川家 徳川家

ある日、徳川家康は
日頃より親交のある津田宗及と
岡崎城内の茶室で世話話に興じていた
 
津田宗及
私めもこのような商売をしておりますゆえ
いろいろな方とお話する機会があります
 
津田宗及
するとおのずから
あの茶碗は名器だの
かの武具は業物だのと耳にします
 
津田宗及
やはり家康様ほどのお方であれば
さぞやすばらしい家宝を
お持ちでしょうな
 
徳川家康 □徳川家
いやいや、わしは田舎者ゆえ
これといって誇れるほどの家宝は
持っておらぬ
 
津田宗及
また、そのようなご謙遜(けんそん)を……
 
徳川家康 □徳川家
しかし、いざというときに
命を投げ出してくれる者を
幾人も召し抱えておる
 
徳川家康 □徳川家
これこそ、わしにとっての無二の宝なのだ
 
津田宗及
これは一本取られました
さすがは家康様
すばらしき宝をお持ちでございますな
 
徳川家の家臣たちは、この話を聞いて
感激の涙を浮かべた
 
家臣たちは改めて忠誠を誓い
主君のため、どんな苦境に陥ろうと
戦場では決して引かぬ覚悟をしたのであった
 
独自の技術「三河魂」を
編み出しました
この快挙で名声も大いに高まっています

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