辞世

Last-modified: 2025-03-04 (火) 03:55:40


あ行

武将名辞世
明智玉子(処断)
散りぬべき、時知りてこそ世の中の
花も花なれ、人も人なれ……
明智光秀(寿命)
順逆に二門なし
60年の夢、覚め来れば
一元に帰す……
(処断)
心知らぬ人は何とも言わば言へ
身をも惜しまじ名をも惜しまじ……
朝倉義景(処断)
七転八倒、生涯のうち
みずからも無く他も無し
四大もと空なり……
石田三成(処断)
笑いたければ笑うがいい
大義を思う者は死ぬ直前まで
命を惜しむものじゃ……
今川氏真(寿命・処断)
悔しとも、うら山し共思はねど……
我世にかはる世の姿かな……
今川義元(処断)
雪斎はどこじゃ
まぶしくて見えぬのじゃ
おお雪斎、そこに……居った……か……
宇喜多秀家(処断)
み菩薩の種を植えけん、この寺へ
みどりの松の一あらぬ限りは……
大内義長(寿命・処断)
誘ふとて、なにか恨みん時きては
嵐のほかに花もこそ散れ……
太田道灌(処断)
かかる時、さこそ命を惜しからめ
かねてなき身と、思い知らずば
大谷吉継(寿命・処断)
契りあれば六つのちまたに待てしばし
遅れ先だつことはありとも……
織田市(寿命・処断)
さらぬだに、うちぬる程の夏の夜の
別れを誘う、ほととぎすかな
織田信長(寿命・処断)
人間五十年……
下天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり……

か行

武将名辞世
蒲生氏郷(寿命・処断)
限りあれば、吹かねど花は散るものを
心みじかき、春の山かぜ
吉川経家(処断)
武夫の取り伝えたる梓弓
かへるやもとの栖なるらん
木下秀吉(処断)
つゆと落ち……
つゆと消えにし我が身かな……
なにわのことも夢のまた夢……
黒田孝高(寿命・処断)
思いおく言の葉なくて……つひに行く
道は迷はじ……なるにまかせて……

さ行

武将名辞世
斎藤道三(処断)
そろそろ逝くとするか
地獄でこのマムシを待ち侘びている者も
多かろうて……
斎藤利三(寿命・処断)
消えてゆく……露のいのちの短夜の……
あすをも待たず、日の岡の山……
佐久間盛政(寿命・処断)
世の中を、めぐりてはてぬ小車は
火宅のかどを、いづるなりけり
佐々成政(寿命・処断)
この頃の厄妄想を入れおきし
鉄鉢袋、今破るなり
真田昌幸(寿命)
くっくっく
さすがのそれがしも病を騙すことはできぬわ
これで良い、これで……
真田幸村(寿命)
たとえ冥土に落ちようとも
六文銭の旗の下
地獄の鬼を従えてみせようぞ……
(処断)
冥土に落ちようとも、六文銭の旗の下
地獄の鬼を従えてみせようぞ……
柴田勝家(寿命・処断)
夏の夜の夢路はかなきあとの名を
雲井にあげよ、山ほととぎす
島津歳久(処断)
晴蓑めが、魂のありかを人問わば
いざ白雲の末も知られず……
島津義久(寿命・処断)
世の中の米と水とを汲み尽くし
尽くして後は天津大空……
島津義弘(寿命)
おお、三途の川の向こうで皆が待っておる
おいも……、おいも今行くぞ!!
チェストーーー!!
(処断)
春秋の、花も紅葉もとどまらず……
人も空しき、関路なりけり……
清水宗治(寿命)
浮き世をば今こそ渡れ、もののふの
名を高松の苔に残して
陶晴賢(寿命・処断)
なにを惜しみ、なにを恨まん、もとよりも
この有様の定まれる身に

た行

武将名辞世
滝川一益(寿命)
気の休まらぬ生涯であった
次に生まれ変わるならば
雀のような気楽な生涯を送りたい……
(処断)
気の休まらぬ生涯であった
今度は雀のような気楽な生涯を送りたい……
武田勝頼(寿命・処断)
朧なる月もほのかに雲かすみ
晴れてゆくへの西の山の端……
武田晴信(寿命・処断)
烈風の如き我が歩みもここで終わるか……
ああ、懐かしき諏訪よ
諏訪の湖よ……
竹中重治(寿命)
我が知略をもってしても
天命までは読めませんでしたか……
そろそろお暇しましょう……
(処断)
我が知略も、天命までは読めませんでした
さて、そろそろお暇しましょうか……
伊達政宗(寿命)
曇りなき心の月を先立てて
浮世の闇を照らしてぞ行く……
(処断)
曇りなき心の月をさき立てて
浮世の闇を照らしてぞ行く……
筒井順慶(寿命・処断)
根は枯れし筒井の水の清ければ
心の杉の葉はうかぶとも……

な行

武将名辞世
長尾景虎(寿命)
一期の栄えは一盃の酒
年は一酔の間
歳月はただこれ夢の如し
(処断)
一期の栄えは一盃の酒
年は一酔の間
歳月は夢の如し
長野業盛(処断)
春風に梅も桜も散り果てて……
名のみ残れる箕輪の山里……
鍋島直茂(寿命)
武士道とは
死ぬことと見つけたり……
(処断)
武士道とは
死ぬことと見つけたり!

は行

武将名辞世
波多野秀尚(処断)
おほけなき空の恵みも尽きしかど
いかで忘れん仇し人をば……
波多野秀治(処断)
よわりける心の闇に迷わねば……
いで物見せん、後の世にこそ……
平塚為広(寿命・処断)
名のために捨つる命は惜しからじ……
ついにはとまらぬ浮世と思へば……
戸次鑑連(寿命・処断)
雷にうたれてからというもの
雷鳴が耳から離れることはなかったが……
おお……、なんと静寂の愛しきことよ……
別所長治(処断)
今はただ、恨みもあらじ諸人の
いのちにかはる、わが身と思へば……
北条氏照(寿命・処断)
天地の清きなかより生れ来て……
もとのすみかに帰るべらなり……
北条氏政(寿命)
吹くとふく、風な恨みそ花の春……
もみぢの残る、秋あればこそ……
北条氏康(寿命・処断)
小田原の景色が何よりも好きじゃった……
行き交う人々、空を飛ぶ鳥、遥けき山々
乱世はいつ終わるのであろうか……
本多忠勝(寿命)
この槍とも長い付き合いじゃな
最期に一振りと思うたが……
もういかぬわ……
(処断)
この槍とも長い付き合いじゃったな……
せめてもう一暴れしたかったわい……

ま行

武将名辞世
前田利家(処断)
たとえ地獄に落ちようとも
先に死んでいった者たちを集め
閻魔大王をやっつけてくれるわ!
前田利益(寿命)
生きるだけ生きたならば
死ぬることもあろうて……
まったく、面白い世の中であったわ……
(処断)
生きるまでいきたならば
死ぬることもあろう……
ふむ、これが死……か……
松平元信(寿命)
人の一生は
重き荷を負いて
遠き道を行くが如し……
(処断)
人の一生は重き荷を背負いて
遠き道を行くがごとし……
三好義賢(寿命・処断)
草枯らす、霜また今朝の日に消えて
報いのほどは、ついにのがれず……
毛利元就(寿命)
ここまで長生きできたのも
酒を控えたおかげかのう……
うむ、満足じゃ……
(処断)
おごれる者も久しからず
これが天下を狙った者の末路よ
とくと見るがよい!

や行

武将名辞世
山中幸盛(処断)
あの月も今宵で見納めか……
最期に再びあの月に
当家の発展を心静かに祈るとしよう……
吉弘鎮種(寿命・処断)
流れての末の世遠く埋もれぬ……
名をや岩屋の苔の下水……

> 台詞 > 辞世