独自技術(軍神)

Last-modified: 2024-07-02 (火) 11:15:36

上杉家 上杉家

上杉謙信は日頃から毘沙門天を祭り
大事な取り決めをする前には
必ず毘沙門堂で家臣と誓いを立てていた
 
村上義清 □上杉家
一大事でございます
物見の報告によれば
近隣の勢力に不穏な動きがあるとのこと
 
村上義清 □上杉家
早急に間者を送って探りますゆえ
家臣一同を毘沙門堂にお集めくだされ
 
上杉謙信 □上杉家
ことは急を要する
毘沙門堂に集まっている暇はない
今ここで誓いを立てよ
 
村上義清 □上杉家
しかし、殿
それでは決まりに反するのでは……?
 
毘沙門天を敬う謙信とは思えぬ言葉に
義清は困惑した表情を浮かべたが
謙信は変わらぬ調子で続ける
 
上杉謙信 □上杉家
わしが崇めるからこそ
毘沙門天も皆に崇められるのだ
わしがおらねば毘沙門天もありはせぬ
 
上杉謙信 □上杉家
ゆえにわしが毘沙門天の代わりぞ
わしに誓いを立てるのだ!
 
村上義清 □上杉家
ははっ
 
義清は謙信の烈火のごとき気迫に
真の毘沙門天を見た思いであった
 
家臣らは謙信を毘沙門天の化身とし
畏敬の念を込めて「軍神」と呼んだので
あった
 
独自の技術「軍神」を
編み出しました
この快挙で名声も大いに高まっています

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