概要
人間の体内を巡る物質である魔力と、空気中に漂う魔素を融合させることで生成される魔導物質を使用する学派
アルテミシアにおいて最も主流の魔術であり、アルテミシアを象徴する魔術でもある。
魔導物質
魔力と魔素が結びつくことで生成される物質、魔導学派はこれを操ることを基本とする。
反応した魔導物質は発光しており、学派によってその輝きは変化する。
魔導物質の性質は生成した人間の魔力の性質によって変化する特徴を持っており、基本的には通常の魔導物質は性質を持たないのだが、性質変化とよばれる魔術を使用することで魔導物質に性質を付与することができる。この性質付与はアルテミシアにおいては使用することで一人前であるとみなされ、見習い魔法使いは性質変化を取得することを目標にすることが多い。
性質変化
性質変化は通常のように魔素に自身の魔力を混ぜ込むのではなく、魔力で魔素を包むようにして魔導物質を生成する場合が多い。一般的に教えられているのはこの手法だが、そのほかにも性質変化を行う方法はあるとされている。
・爆燃性魔導物質
酸素と極めて反応しやすく、空気中に炎を発生させることのできる魔導物質
学派によって炎の色が異なるが、現象としては炎色反応に近く、魔導物質の持つ熱エネルギーは本人の能力によって変化する。
使える魔法使いが多く、最も一般的な性質であると言われている。
・流体性魔導物質
極めて水に近い性質を持つ魔導物質
その最大の特徴は、どんな温度であっても液体の状態を維持する性質であり、人体にも無害なため、旅などではとても重宝される。
アルテミシアの飲料水の大半はこれであり、故にアルテミシアの水は光る。
・金属性魔導物質
金属の特徴を持つ魔導物質
一風変わった特徴として、生成された金属性魔導物質は磁力と電力のどちらかまたは両方を備えており、理論上は個人で兵器レベルのレールガンを再現することができる。
しかし、使用者が少ない事やこの性質があまり重要視されて来なかったため、金属製魔導物質の専用魔法は少ない傾向にある。
・無属性魔導物質
性質を持たない魔導物質
性質を持たない代わりに魔導物質の発色が強く、また魔導物質の極めて精密な操作が可能であり、魔素を完全に支配する性質と呼ばれている。
極めて有用であるが、使い手が極端に少なく専用魔法も少ないため知名度は非常に低い。
血流学派
最も原始的な魔導学派の流派 魔導学派の源流であり、現在は下火である
自身の体内の魔力を血液を触媒として直接反応させ、魔導物質を自身の意思で直接操作する。魔導物質が赤く光ることが特徴であり、魔導学派の中でも最も自由度が高い流派である。
しかし、血流学派の魔術を使うには自身の体内の魔力の流れを認識する独自のセンスが必要であり、その才能は持ち主の血統に依存しやすく、両親とも血流学派が使えない場合はその子が血流学派の魔術を使える可能性は1パーセントに満たないと言われている。
血統ある者の魔術、その呼び名は廃れた理由とその名誉を物語っている。
輝石学派
現在アルテミシアで最も普及しいる学派
魔素が結晶化した物体である魔力石に特殊な加工をした結晶「輝石」を触媒に魔力と魔素を反応させる学派
魔力が体内にある人間ならば誰でも使える魔術であり、故に最も多く普及している
事前に設定していた動きを魔導物質がなぞって動くのが特徴であり、1度の魔法でどれだけ多くの魔導物質を動かすか、どれだけ細かく動かすかによって習得難易度が大きく変化する。
青白く光る魔導物質は魔導の象徴である その光りが、我らの導きたらんことを
水晶輝石学派
輝石学派から発展した新しい学派
魔力なき者が扱うために発展している学派で、輝石に染色型魔力を込めた水晶輝石を使用することで、魔力のない人間でも輝石魔術を扱うことが出来るようにする学派である。
原型は今より700年ほど前に他国と限定的な貿易をしていた際に貿易国からの要請で進められていたものだったが、水晶輝石理論の完成前に貿易を停止したため、研究が凍結されていた。それが現代において、他国との貿易とともに一部の学者が再び研究を始めたものである。
光なき者たちが縋る蜘蛛の糸 それはか弱く、同時に大きな可能性を秘めている