3300系

Last-modified: 2024-02-14 (水) 19:08:05

二代目の特急用車両 3300系

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↑3000系との並び 高架化前の南本町~北河原 1993-5-25
3300系は1960年から1972年にかけて3000系の設計をベースに製造された特急用車両。3両編成6本、4両編成9本の合計48両が近畿車輛で製造された。
主に特急ブルーアロー号や空港特急ウイングアロー号で使用された。
加速度2.4km/s、常用減速度3.5km/s、非常減速度5.0km/sと少し歯車比を弄っている。
2021年8月31日をもって引退し、現在は全編成が南かね丸検車区で留置されている。

外装と内装

先頭部は3000系と同一設計で、側面は当時でも珍しかった一段下降窓を採用しているのが特徴。ただし、カーテンは窓中央のピラーの部分で区切られていた。
カラーは旧塗装に毛が生えたような見た目である。前面にはイギリスの有名な急行列車、「ゴールデンアロー」号のヘッドマークを模した矢の形のヘッドマークを掲げていた。
当時私鉄各社で導入された「ロマンスカー」の中では一番存在感がなさそうである。しかし、最新ともいえる一段下降窓や、いかにも翼が生えたかのような塗装は当時の最先端を行く見た目だった。座席は転換クロスシートで、当時の特急形車両1300形よりも質がよいものを使っていた。そのため、1300形は有料特急から無料特急へと都落ちしていった。
3両編成の中間車サハ3850形は当時としては珍しい二階建て車両であり、近〇10100系の二階建て車が参考となっている。また、飲み物と軽食の自販機が設置されていた。

編成と形式

形式

  • クモハ3300,3400(Mc)
    かね丸港向きに連結される制御電動車。電鉄本町向き車端部に和式トイレを備える。
  • サハ3850(Td)
    3両編成の中間に連結される付随車。2階建て構造を持ち、側面には「DOUBLE-DECKCAR」というプレートが取り付けられている。更新工事施工までは、車端部に川崎重工業製KM-7型冷房装置を搭載し、ダクトを用いて各車に冷気を送り込んでいた。更新工事施工後は、車端部の屋根に集中冷房装置を搭載している。
    実は車両限界が大きすぎて、鹿ノ森線木村駅以南への入線が禁止されている。
  • クモハ3330(M'c)
    3両編成の電鉄本町向きに連結され、クモハ3300とユニットを組む制御電動車。かね丸港向き車端部に和式トイレを備える。更新工事施工まで本車はMc2車であったが、更新工事施工に伴い引き通し管を整備してクモハ3300とユニットを組むようになった。
  • クハ3800,クハ3830(Tc)
    4両編成の電鉄本町向きに連結される制御車。かね丸港向き車端部に和式トイレを備える。
    クハ3800は当時としては珍しい電気連結器搭載車で、途中駅でのモハ3430以下増結車の分割併合を迅速に行うことができた。
  • モハ3430(M)
    4両編成の中間に連結される電動車。かね丸港向き車端部に軽食や飲み物の自動販売機が設置されている。
    クハ3800と同じく、当時としては珍しかった電気連結器を搭載している。

編成

編成は3両固定編成と4両編成(2+2両増結)がある。
また、かね丸電鉄初のMM'ユニット車を採用した形式である。
◇はパンタグラフの位置を示す。
←かね丸港 電鉄本町→

3300(Mc)3850(Td)3330(M'c)

◇          ◇

3400(Mc)3800(Tc)3430(M)3830(Tc)