当面の方針
前回の人工衛星の軌道投入成功により、新たなミッションがアンロックされました。現在受注可能+受注した主なミッションは下記です
- 科学探査衛星の軌道投入(※受注済)
- 太陽光パネル駆動人工衛星の軌道投入
- 太陽同期軌道への軌道投入
これを実行可能かつサイエンスを効率的に収集できる順番にこなしていくことが当面の目標となります
一方現在の技術開発状況は↑なので、より難易度の低いミッションをこなしつつ
(Advanced Biological Suborbital Experimentなど。裏で進めます)
実行可能な技術をアンロックできた段階で順に実施していきます
また、このタイミングで研究開発センターのアップグレードを実施します
科学探査衛星
- AP 1500km以上
- PE 200km以上~900km以下
- 指定された科学データ(Cosmic Ray Science)を測定できる観測機器を搭載して、データを送信
- 最低24h以上電力を喪失しないこと(ここ重要!)
上記に合致する様に設計した人工衛星です。
構造は簡素で、下記2部品構成のみです
- サイエンスコアのアビオニクス(+2日分の電源)
- CR01-Geiger-Muller Counter
この時はアビオニクスの消費電力がまだ大だった為ソーラーパネルの搭載を見送っています
打ち上げ機は変わらずLV01Aを使いますが、ウイングを機体下部に追加する改良を行いました
空力中心を機体重心より下に持っていくことで空力安定させ、低空での制御性を向上させることが目的です
ややAPが高いですが、ΔVにも余裕はあるので問題なしです。シミュレーションで確認後打ち上げます
前回より安定して飛行できており、翼の効果が実証できました。
飛行プロファイル自体は前回とほぼ同様なので、特筆するべき要素は
エイプリルフール効果により噴射炎が7色に光り輝いていることだけです(笑)
1段目でAPを概ね決め、APの1分くらい前まで弾道飛行後してから2段目点火するのも前回同様です
こちらも噴射炎が光り輝いています
無難に目標軌道に投入できました。後はこの衛星を操作した状態で1日待って電源が持てば依頼達成です
成功報酬約27万はかなりおいしいです。これを使ってKCTポイントを大量購入して研究と建造を加速させます
太陽同期軌道
太陽同期軌道の解説(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%90%8C%E6%9C%9F%E8%BB%8C%E9%81%93
次は太陽光パネル駆動人工衛星+太陽同期軌道への軌道投入を合体してやっていきます
条件を合算すると概ね下記です
- 軌道傾斜角 95~99°(若干逆行寄りの極軌道)
- PE 300km以上
- 離心率 0.02~0.04
- 太陽光パネルを搭載し、電力収支が+である
- 14日以上稼働すること
今回のキモとなるのは軌道離心率の成立範囲です
軌道離心率(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8C%E9%81%93%E9%9B%A2%E5%BF%83%E7%8E%87
↑の式から計算すると、PE300kmの場合APは 635~920km の範囲となり成立範囲がやや狭いことがわかります
ΔVにしてだいたい60か70m/sの誤差しか許されない為、RCSがアンロックしてからの受注の方が安定しそうではありますが
幸いにしてPEが決まった時に成立するAP範囲は計算可能なのでがんばっていきます
今回のミッションに合わせて設計した人工衛星です
RCSはまだアンロックされていない為、微調整用にデカップラーを10連で取り付けています
1個作動事にΔVが約7~8m/sほど(APは約30km弱ほど)変化します。若干裏技感がありますが気にしないことにします
ついでに極軌道を生かしてVI01-Early Television Camera(低軌道でバイオーム毎にサイエンス回収)などの観測機器も搭載します
技術開発によりアンロックされた観測機器も、アビオニクスに内蔵可能とここで気づいたので、内蔵して外観をすっきりさせます
エネルギー収支も観測機器込で安定して+になる様にソーラーパネルを全面に貼り付けています
2段目の軌道投入直前ですが、今回APの5秒前で安定がいつも以上にうまくいっています
PEは361kmで決まったので、APの成立範囲を一時停止して計算します
636~922kmの間とわかったので、APがその範囲内に収まるタイミングで噴射終了します
無事噴射終了タイミングの目押しに成功して一発で目標軌道に乗れたため、
微調整用に準備した10連デカップラーの出番は今回ありませんでした
(アイデア自体は有効だと思うので、そのうちどこかで日の目を見るかもです)
衛星本体を分離して、2週間太陽光発電を実証したらミッション終了です
測位衛星と通信衛星
太陽同期軌道のミッションクリアにより次のミッションがアンロックされました。どんどんやっていきます
(150t級打ち上げ場やトラッキングステーションの建造にも着手します)
新しく3個ミッションが登場しましたが、下の様に合算することで1フライトで実行可能です
ミッション1 | ミッション2 | ミッション3 | 合算 | |
AP [km] | 4500以上 | 605以上 | - | 4500以上 |
PE [km] | 850以上 | 304以上 | 300以上 | 850以上 |
軌道傾斜角 [°] | 35以上 | - | 45以上 | 45以上 |
必要ペイロード | ComSatPayload 80以上 | 温度計と気圧計 | NavSatPayload 100以上 | ←全部 |
ただし今までより高エネルギ軌道になるのと、手持ちのロケットには2段目再点火やRCSなどの機能はない為(S-155に偏心がなければ…)
ミッション達成には工夫が必要です
このミッションを達成できるように今回のペイロードを作成しました
今あるLV01Aでは打ち上げ困難なため、衛星側にもEGを搭載してΔVを1700m/sほど稼ぎます
ついでにサイエンスを回収できていない観測機器2個を追加で搭載します
飛行プロファイルも今回特殊です。1段目でAPを850kmまで無理やり上げAP付近に移動後
2段目+衛星本体で目標軌道に到達する方法とします(重力損失の為ΔV効率は悪いです)
それでは打ち上げていきます
1段目でAPを850kmまで上げるため、ロケットの角度は40°より寝かさないようにします
当然、上向きな分水平速度を稼げないのでΔVの効率は悪化しますが、2段目エンジン再着火は現状ではできないので仕方ないです
何とかAPを目標高度まで稼げました。垂直速度がとんでもないことになっています
APまで1分くらいに来たら2段目EG始動し加速続行します。1段目で水平速度を稼げていない為2段目まででは軌道投入できなさそうです
2段目燃焼終了時にAPに到達する様に調整後、衛星本体のEGに点火し引き続き加速し目標軌道を目指します
(MechJebのΔV表示はなんだか変になってます)
無事目標軌道に到達できたため、EGを切り離して観測を開始します
ミッション2の要件に温度計と気圧計のデータ送信がありますが、とっくに測定完了済です
その場合はForced runで無理やり観測開始可能なので、データ1回分観測→データ送信できればミッション完了です
依頼3個分の報酬はおいしいです
今回長くなりましたが、そろそろRCSと新たなEGがアンロックされるのでLV01Aを改良+キックステージを追加しようと思います
また後1年くらいでサイエンスポイントが枯渇しそうなので、月または高軌道の観測データも収集しようと思います
月関連の依頼を受注して、前金でVABを改良しつつ続きは次回