概要
潜水艦を海まで運んだり、回収して持って帰ったりするのがめんどくさくなった。
「もうお前自分で飛べ」
という事で、空飛ぶ潜水艦「飛行潜水艦」を作ります。
条件は
1.飛行場から自力で離陸出来る事
2.水面から自力で離水出来る事
3.安全に着水出来る事
4.浮力の調整だけで深度調整が出来る事
5.これらを誰でも再現できるようにバニラパーツで構成する事
以上となります。
※当方、大量のMODが入っていますが、今回も使ってるパーツも操作も全てバニラのものとなります。
試作機
機体
見栄えを重視してバラストの鉱石タンクやインテークは埋め込んであります。
飛行機としては安定性がかなり低く、簡単にひっくり返ってしまいます。
極端に小さい主翼が原因だと思われますが、主翼を大きくすると浮力も大きくなり、更に多くのバラストが必要になる悪循環になるので小型のデルタ翼1枚で我慢します。
また、この主翼の小ささは揚力不足による離陸速度の増大を招き、滑走路の端まで走ってなんとか浮かぶ体たらくで、着水に必須の低速安定性はゴミの日に捨ててきた様な有様です。
なので、着水・着陸は不本意ながらパラシュートで行います。
しかし、1gでも軽量化したい航空機と、ある程度の重さが必要な潜水艦は本当に相性最悪です。
操作方法
普通に加速して離陸。潜りたい場所にパラシュートで降下して着水します。
深度調整は、抜き取りバルブで燃料タンクの中身をぶちまけて浮上。コントローラーで推力マイナスにしたエンジンで燃料を錬成して沈降します。
水面で加速しても飛び立てないので、一旦水中に潜りフルスロットルで30度くらいの角度で飛び出せばそのまま飛んで行けます。
2号機
しかし、パラシュート頼みなのはなんとも不格好なのでどうにか飛行姿勢の安定化と、パラシュート無しで着水&着陸出来るようにせねばと開発を続けてどうにか形になりました。
機体
潜航に使う注排水システムはそのままで、主翼の大型化と推力の強化が主な改良点です。
リフトエンジンは無駄に重たくなるからと避けていたのですが、よく考えたら既に大量の無駄な石を積んでるのだから今更か…、とリフトエンジンの搭載に踏み切りました。
リフトエンジンには大気圏内でも出力が高く、比較的背の低いダートを採用。ジェットではなくロケットエンジンなのは出力が安定しているからです。
操作方法
普通に滑走路で加速して飛ぶか、リフトエンジンで上昇します。実は僅かに出力が足りていない為VTOLではなくSTOLなのですが、すぐに機体が浮くので離陸・離水時はあまり差はありません。
着陸・着水時はリフトエンジンで緩やかに降りますが、TWRは僅かに1を切っているので高度と速度に注意です。
これで安定して飛べるだけでなく、着水や着陸もパラシュート無しで出来る様になりましたし、離水時に一旦潜って飛び出す必要も無くなりました。
ただし、燃料タンクの容量が確保出来なかったので、注水という名の燃料錬成が大前提の機体となってしまいました。まぁ、今更なんですが…
3号機
機体
やはりどう言い訳をしても燃料チートそものな注排水機構と、リフトエンジンに納得がいかないので更に改良。
注排水するバラストには一液式推進剤を採用し、別途液体燃料タンクを増設。この液体燃料のみで活動する事とし、燃料錬成で無限の航続距離を持たないようにしました。
RCSは一基も積んでいないので、一液式推進剤が増減しても推進力は全く発生しません。これなら安心。
あとはカナードを追加し低速時の安定性と失速対策を行いました。
こいつも見えない様に満タンのラジアル型貯蔵タンクを12個埋め込んで浮力の調整をしていますので見た目以上に重いです。
操作方法
リフトエンジンを削除したのでVLOL機能が無くなり、着水はエアブレーキで失速ギリギリまで減速して着水します。綺麗に降りればギリギリ分解はしません。
離水時は加速後に一瞬潜る必要があるのが心残りですが、運用上では大きな問題にはならないかと思います。
コメント欄
- いいね 素晴らしい -- 2024-02-10 (土) 17:33:07