全部入り造船所はその場しのぎの感が強いので、約3km*1離れた台地に新基地を作りました。
新基地
3000トンクラスのロケットを建造できる資源を備蓄できること、パーツ数を削減することを目標としました。Procedural Partsで生成した大型タンクを利用しています。
資源備蓄量:
RocketParts | 50万 |
RCS燃料 | 5万 |
液体燃料 | 27万 |
酸化剤 | 32万 |
RocketPartsは建造開始時に全量を揃える必要がない(Ore採掘しながら建造でも良い)のに対し、燃料はRelease時に一括で必要となるので備蓄量が重要です。
パーツ数は65になりました。
工夫した点など
難しいことからチャレンジする
モジュールはローバーで運搬する計画でした。一番重いRocketPartsタンクから建造しました。乾燥重量800トンあるRocketPartsタンクと10トンのSmelterを同じローバーで運ぶのは、資源の面からは無駄が多いのですが、実績を積むことを重視しました*2。その後このローバーモジュールは改良を加え、信頼性が上がっていきます。
見た目が分かりやすいパーツを使う
ローバー部の前後方向にMk1 Cockpitが付いています。といっても緑を載せるためではありません。MechJebのRover Autopilotを使うためにはコマンドポッドを正しい向きに付ける必要があります。プローブコアは前後や上下が分かりにくいのです。手動操作するにもNav BallのPrograde表示は重要な目安です。
モジュール化
律速過程を特定し拡張するためモジュール構造にしてあります。中央にあるコアが標準ウィンチ6基、400%拡大ウィンチ2基を装備しており、これで各モジュールを結合します。
Karbonite系
資源 | Drill4基 | BSP-250 |
Karbonite | +0.065/s | -2(-0.065)/s*3 |
液体燃料 | +0.9(+0.029)/s | |
酸化剤 | +1.1(0.036)/s |
Ore系
資源 | Drill4基 | Smelter | Workshop |
Ore | +0.14/s | -0.2(-0.14)/s | |
Metal | +0.17(+0.12)/s | -0.5(-0.12)/s | |
RocketParts | +4.75(+1.1)/s |
現状4基しかないドリルが律速過程になっています。
受光面積の最大化
低緯度地帯(南緯22度)なので太陽電池の回転軸が南北を向くように=ローバーの頭が西を向くように設置しました。
事故防止
Minmusに2度建設した基地が2度とも爆発したため、事故防止には力を入れました。
ウィンチでの接続
以前に爆発したKASのパイプで接続していました。パイプは固く、接続された2つのモジュールの位置関係を固定しようとします。一部モジュールが地面と干渉して跳ねると基地全体に被害が及びました。そこで今回の基地は縮む、回転することができるウィンチのワイヤーで接続しました。本来は長さに余裕がある状態に維持したいのですが、スペースセンターに戻るとぎりぎりの長さに再設定されてしまいます。
射場を離す
最も爆発事故が起こりやすいのは、新しい船を生み出す射場です。これは最大のウィンチを使って、コアから離すように設置しました。また間に重いロケットパーツタンクを置くことで、ワイヤーが引っ張られてもコア側に波及しにくいようにしました。しかし、燃料タンクの方を犠牲にすべきでした。ロケットパーツの備蓄と滑走路があれば、他の部分は再建できるからです。
予備の滑走路
メインとなるConstruction Dockの他に、予備の滑走路も設置しています。これはDockが破損したときに再建するためと、Dockをまたぐことができない小型ローバーなどを建造するためです。