Ikeに行く前に
- Mobile Processing Lab MPL-LG-2の機能
キャリアモードのAARでありながら活用してこなかったこれについて解説していきます。
サイズが大な上、重さが3.5tもあり、さらにはクルーが二人必要なこのパーツですが、その主な機能は二つあります。
- 転送データのサイエンス量を上げる
従来、研究データを取得してアンテナで送信すると、リカバリーしたときより大きくデータ量は下がります。
しかし、このパーツを使用してProcess in Lab Moduleを実行するとこれをある程度上げることが出来ます。
リカバリーを前提とする場合、やらなくてもいい模様です。
- Goo ContainerとSienceJrの再利用
こちらの方が重要かもしれません。
「アンテナで送信」またはEVAで「Take Data」した二つのパーツはそれ以降使えなくなります。
ですが、このラボが繋がっていればこれらをクリーンすることができ、再利用が可能になります。
以前記載しましたが、この機能をプレイ中は知らなかったので使ってきませんでした。
今回は使用し、活用していきます。
移動研究船の打ち上げ
機械船にLabを搭載した移動も可能な宇宙船を打ち上げます。
解説
核エンジン6がメインエンジンの星間往復船。
変な構造をしている側面のFL-T800 Fuel Tank×16は四本ずつ対面で切り離していき、Kerbin軌道上に帰還後に別の燃料タンクを接続して再利用します。
このロケット自体にはGooとSienceJrは搭載していませんが、ドッキングする船に最低一つづつ搭載すれば
データ取得→EVAで取り出し→Cleanを実行で軌道上HighとNearは確実に取得できます。
打ち上げます。打ち上げロケットは一段目がメインセイル+オレンジ缶13個。
二段目がメインセイル+オレンジ缶1+6+6個のアスパラガス構造。
たまにこのAARに出てくるアスパラガス、パラレル構造については英語版Wikiのこちらがわかりやすいです。
http://wiki.kerbalspaceprogram.com/wiki/Stage
周回軌道に投入。
このあと二人のクルーは研究室に入りました。
着陸船の打ち上げ
暗くて見づらいかもしれませんが、Mun着陸船に毛が生えたようなロケットです。
機械船にLabがあるので、大気の無い星に行く場合、GooとSienceJrは一個でもいけます。
機械船で目標とする星の周回軌道に投入、HighとNearのデータをLabでクリーンしながら取得。
さらに着陸船が地上のデータを取得して機械船に戻れば全てのデータが取得できます。
ただしこの構造の場合、軌道上にLabを残していきますので、
大気のある星のデータ取得には大気低、大気高、地面の三つ分のGooとScienceJrパーツ搭載が必須になります。
着陸船にLabを付けた場合は一つでもいけますが、どういうロケットを作るか考える必要がありそうです。
今回は月着陸船を改造して使用しているので予備として二つ搭載しています。
Kerbin上でドッキング
相対速度を合わせて接近するランデブーまでプードルで移動し、ドッキングはRCSのみで行います。
ドッキング…暗いですね。
これでIkeまで行きます。
クルーにも重さがあるので、ポッド間を移動するなどで軽くすることが出来そうです。
Kerbin離脱するまでだいたい4分ほど加速しました。正直、重力比推力があまりよくないですね。
Duna軌道へ
まずDunaまで移動します。Sun周回軌道で加速中。
加速中にLT-T800が一本ずつ切り離されています、下にあるドッキングポートが見えています。
十字になっている燃料部分は対面で切り離しているのでバランスが悪くなることは希です。
Duna重力圏に到着。ここから軌道を修正し、Ikeに投入します。
Ike軌道へ
そのままDunaの衛星のIkeに投入するのは難しいので(出来なくは無いですが)一度Duna周回軌道に投入します。
Ikeの公転方向と同じ方向の周回軌道に入れるよう軌道を修正します。
減速して周回軌道へ。もちろんDunaでエアロブレーキングしても大丈夫です。
今回は燃料があったので自力で減速しました。
マニューバでIke重力圏に入る場所を探して再度加速します。
Ike重力圏に入りました。ここからあとはだいたいMunと同じです。
Ike周回軌道に投入。HighとNearのデータをそれぞれ取得。Nearのデータはだいたい高度50km以下です。
ここでGooとSienceJrをクリーンします。
High、NearのデータをEVAで取り外し、ポッドに格納したらLabの右クリックで出てくるこのボタンを実行して再利用します。
注意しないといけない点としてEVAでデータ取得後にまたデータを取得すると、そのデータがポッドに入っているかいないかがわかりにくいという点です。
基本的に全てのデータ取得はまとめてやっておくのが良いと思います。
軌道上のHighとNearのデータはこの時点で取得できましたので、後半ではIkeに着陸して地面のデータを取得しに行きます。