機体名 | UFOCatcher |
参加種目 | なんでも(イオンエンジン) |
目標 | ランダー |
起点 | E point |
タイム | 14:35 |
バージョン | 0.25 |
使用MODパーツ | 無し |
さて、物理と算数の時間です。
- 問い:Munにおいて10tの着陸船を持ち上げるためには何基のイオンエンジンが必要か?
- 答え:1N(ニュートン)は、1kgの質量をもつ物体に1m/s2の加速度を生じさせる力である。
ということは、1kNは1tの質量に対して1m/s2であり、10kNなら10tに対して1m/s2となる。
Munにおける重力加速度は1.63m/s2なので、最低限必要な推力は16.3kNだ。
イオンエンジンは2kNの推力を持つので、あれ、たった8基そこそこですむのか?
もちろんイオンエンジンそのものも持ち上げなければならないし、燃料であるキセノンもそれらを支える構造材も電池も持ち上げなければならない。
そして太陽電池パネルと太陽電池パネルと、とにかく大量の太陽電池パネルが必要だ。
それでもざっくり2倍の16基あればなんとかなるんじゃないかと見当をつけた。
そう、イオンUFOである。
機体紹介
- なんかバケツみたいというか、要塞みたいになってしまった。2x2の鉄板にみっしり16基のイオンエンジンをぶら下げている。
- 重量7t弱。意外に重い。パーツ数は240。太陽電池とそれを支える構造材が大半である。
- MunにおけるTWAは単体で2.83、10t足して満タン状態で1.16。よし飛べる。
太陽電池パネルを展開するとUFOらしくなる。1x6の電池パネルを24方向×3層、計72枚と屋上に少々の単品パネルだが、これでも16基のイオンエンジンが貪る最大電気量には1割ほど足りない。その分はバッテリーでもたそうという考え。
要塞内部の臓物はこんな感じ。
要塞の城壁は大量の小鉄骨で支えられている。
往路
別便で来た旗立て係のBill君がお迎えに来てくれた。構造的にまともに着陸できないので、普通のローバーの屋根に留まって出発地点まで移動。
出発時旗視点。
RCSを加速に使うつもりだったが、機体を傾けたほうが結果的にコントロールしやすかった。RCSは着陸船とのドッキング時の微調整に。燃料ケチれたな。
MODパーツは使用していないが、KerbalEngineerReduxの情報表示は利用している。これでTWAと上昇/降下速度と水平速度をにらみながらゆっくりと目標へ近づく。
ランダーに無事「着陸」した。完璧な位置に見えるが、実は横から見ると爪の半分ほどズレている。
復路
ランダーの重心がかなりずれてしまっているので、爪をFreePivotして吊り下げる。太陽電池の効率のため真昼を選んでいるので、影になった写真が多くてすまない。
高さのコントロールは比較的容易なので、先に水平移動を殺したい。前後左右に機体を揺らしながら、ゆっくりとゴールを目指す。あと少し。
着陸寸前。Take1では、ここでリリースのタイミングを見誤りランダーが転倒して失敗になっている。慎重に。
着陸して、ランダーをリリースしたらUFOを上昇させて退避させた。旗視点でSSを撮る頃には向こう側に墜落している。画面の中におさまってよかった。
感想と反省点
- タイムは諦めてクリアだけを目標にしたが、まあまあかな。
- 推力の小刻みな操作や思うに任せない水平移動など、例によって操縦は神経を使う。
- SSの構図が似たようなのばかりなのが、余裕の無い証拠(という言い訳)。
機体データ
コメント
- これはすごい、イオンで行けるとはビックリだ。 -- 2014-11-10 (月) 12:45:28
- なんというかありとあらゆる意味ですさまじい -- 2014-11-10 (月) 21:17:09