チャプター早見表

第一章はノエルとの出会い、そして根底にある人助けへの考え方や性格についての深堀りがメイン。
選択肢は蛍で固定です。
①「栄誉騎士先輩!」
本文を読む
「栄誉騎士」の評判が高まる中、ある騎士団の後輩があなたから指導を受けたいようだ...。
| ノエル | あの…「栄誉騎士」さまでしょうか?こんにちは! |
| パイモン | あれ?蛍、誰か呼んでるみたいだぞ?行ってみようぜ! |
| ノエル | やっと会えました、「栄誉騎士」さま。 | |||
| 私はノエル、西風騎士団のメイドです。 | ||||
| 蛍 | ・西風騎士に…メイドがいたの? | |||
| ・その服装…「メイド騎士」? | ||||
| ノエル | あっ、ごめんなさい…私はまだ正式な西風騎士ではありません。 | |||
| 早くこの鎧に見合う騎士になるため…メイドの身分で、騎士団で「騎士修行」をしています。 | ||||
| 蛍 | ・「騎士修行」? | |||
| ノエル | はい…まだ騎士選抜を通過できておらず、本物の西風騎士になるために先輩方からご指導を受けております。 | |||
| …アンバーさまから「ウサギ伯爵」の作り方を学んだり、ガイアさまから色々な任務を引き受けたり… | ||||
| 「火花騎士」さまにもご指導を受けました!ジン団長に反省室に送られましたが… | ||||
| 蛍 | ・た、大変だったね… | |||
| ノエル | 実は…かねてよりずっと、「栄誉騎士」さまのご指導を受けたかったのです。 | |||
| しかし…お邪魔になるかと思い、声をかけられずにいました… | ||||
| モンドの街を歩くあなたさまを何度も見かけたのですが、私も仕事で手が離せなく… | ||||
| 今日は騎士団での掃除が終わり、修行に行こうかと迷っていた時に…ちょうどあなたさまを見かけまして! | ||||
| もし…お邪魔でなければ…ご指導いただけませんでしょうか。 | ||||
| 上ルート分岐 | ・騎士になる必要はないと思う。 | |||
| ノエル | それが…先輩としてのアドバイスですか? | |||
| しかし…メイドとしての私ができるのは、ほんの些細な事だけです。 | ||||
| 西風騎士団はモンドで最も堅固な防壁です。人々を守りたいのなら、些細な事だけを成していてはだめだと思います! | ||||
| ですので…本物の西風騎士になるために、人々を助けられる力がほしいのです! | ||||
| 蛍 | ・メイドは素晴らしい、私もメイドになりたい。 | |||
| ノエル | えっ?そ…そんなご冗談を… | |||
| ・些細な事でも助けになる。私もやってる。 | ||||
| ノエル | えっ?「栄誉騎士」さまでも? | |||
| 蛍 | ・私もみんなの手助けをしてる。 | |||
| ノエル | …私はてっきり、風魔龍のような強敵だけを対象にしているのかと… | |||
| 蛍 | ・小さなことから得られる「経験」は、強敵に立ち向かう「力」になる。 | |||
| ・実は些細な事も嫌いじゃないでしょ? | ||||
| ノエル | うっ…確かに… | |||
| そういえば…いつも「栄誉騎士」さまをモンド城で見かける時は、忙しそうにしていますね… | ||||
| …あれは、皆さまの手助けをしていたのですか? | ||||
| 蛍 | ・モンドに戻って手助けが必要な人を探してみよう | |||
| ・些細な事も「修行」だと思えばいい。 | ||||
| ノエル | は…はい!ではモンド城に戻って、本日の「修行」を始めます! | |||
| 修行は至る所にありに派生 | ||||
| 中、下ルート分岐 | ・分かった、何から修行する? | |||
| ノエル | あの…先輩のあなたさまの意見が聞きたいです! | |||
| …メイドとしての仕事と、騎士になるための鍛錬…私はどちらも怠っていません。 | ||||
| しかし修行の進捗が、思うようにいかないのです。 | ||||
| 蛍 | ・メイドとしての仕事? | |||
| ノエル | はい…掃除や修繕といった普通の仕事です。 | |||
| 1日置きに、騎士団の大掃除をしています。 | ||||
| ベッドの底や窓の隅まで、細かい所には埃も溜まりやすいので… | ||||
| それと生活方面のことも。ガイアさまのために眼帯を用意したり、リサさまの本棚を整理したり… | ||||
| ・騎士になるための鍛錬? | ||||
| ノエル | はい…どれも体を鍛える普通のトレーニングです。 | |||
| 腕立て伏せ100回、腹筋運動100回、スクワット100回。 | ||||
| それとモンド城の周囲を毎朝2周走っています。 | ||||
| ノエル | 忙しい毎日ですが…それでも何か足りないと思うんです。 | |||
| 真ん中√ | ・足りないのは力! | |||
| ノエル | ち…力ですか? | |||
| しかし…私…力はそこそこあるはずですが… | ||||
| 前にブルースさまが酔っぱらった時も、騎士団まで背負って運びましたし… | ||||
| 図書館が新調した本棚も、私一人で清泉町から運びました… | ||||
| ホフマン先輩からは力持ちだって褒められたこともあります… | ||||
| 蛍 | ・じゃあ、その力を見せてくれる? | |||
| ノエル | はい、もちろんいいですよ! | |||
| しかし…訓練とはいえ、「栄誉騎士」さまに剣を向けるなど… | ||||
| そうだ、騎士団の横にある訓練場には、訓練用の杭があるはずです。 | ||||
| 訓練場での修行に派生 | ||||
| 下√ | ・足りないのは休み。 | |||
| ノエル | 休みですか?しかし…まだ仕事がたくさん残っています。 | |||
| それに…もっと能力を高めるためにも、時間がある時には鍛錬すべきだと思うんです。 | ||||
| 一日でも早く本物の騎士になるためには、常人よりも努力しなければなりません。 | ||||
| 蛍 | ・本物の騎士も十分な休みが必要。 | |||
| ノエル | …しかし…貴重な時間を…無駄にすると… | |||
| 罪悪感を覚えてしまいます… | ||||
| 蛍 | ・休むのは全力で修行するため。 | |||
| ・いつも忙しくしてたら、自分を見直す時間がない。 | ||||
| ノエル | 確かに…それは考えてませんでした… | |||
| 休みは…修行のため… | ||||
| あっ…リサさまがいつも図書館でアフタヌーンティーをしているのはそのためだったのですね?なるほど! | ||||
| 蛍 | ・リサさんはただ休みが好きなだけ… | |||
| ノエル | えっ?はい…確かに… | |||
| 蛍 | ・気にしないで。お茶を飲みに行こう。 | |||
| ・私たちもお茶を飲みに行こう。 | ||||
| ノエル | は…はい! | |||
| 修行中の一息に派生 | ||||
②修行は至る所にあり
本文を読む
西風騎士に憧れるノエルはあなたに自分の悩みを打ち解け、騎士修行の指導をお願いした。
あなたのアドバイスに従い、彼女は先に些細なことから始めることした
| ノエル | 先輩、あなたさまの問題に対する捉え方はとても勉強になります! |
| あなたさまが言ったように、これからは人々を手助けする些細な事も、「修行」だと考えるようにします! | |
| …そう考えると、普段よりもやる気が出てきますね! | |
| パイモン | うわっ…眩しい! |
| なんだかノエルから、「依頼をください」っていうオーラが出てるぞ! |
| ??? | 誰か___誰かいますか___ |
| ノエル | どなたさまの声でしょうか?今すぐお伺いします! |
| パイモン | ノエル__うぅ、足が速すぎるぞ、オイラたちも早く行こう。 |
| ノエル | …落ち着いてください、深呼吸を___ |
| ??? | ふぅ…はぁ…た…助かりました… |
| ノエル | 私はノエルと申します。もう大丈夫です、安心してください。今から私があなたさまの安全を保障します。 |
| ところで…モンド城では見かけないお顔ですが、どちらからいらしたのでしょうか? | |
| ??? | ありがとうございます…私は…モンド人ではありません。 |
| アロイス | 各地を転々とする商人で、名をアロイスと言います。 |
| 今回は名酒を璃月まで仕入れにモンドに来たのですが、まさか… | |
| 蛍 | ・まさか? |
| アロイス | えっと…途中で狂暴な魔物に襲われてしまったんです!それはそれは狂暴で!私の身長の2倍もありました! |
| それで怖くなって、ここまで逃げてきたんです。息も絶え絶えで走れなくなったところを…あなたとこちらの…メイドさんに助けられました。 | |
| ノエル | アロイスさま、もう大丈夫です。ここからモンド城はそう遠くありません。 |
| 私はただのメイドですが、お客さまをモンドに送るくらいのことはできます。 | |
| アロイス | モンドまで送ってくれるんですか!それはよかった!では、早速ですが出発を… |
| ノエル | お待ちください。各地を転々とする商人とおっしゃりましたが…荷物はどこにあるのでしょうか? |
| 安心してください__どれほど多くても、全部私が運びますので! | |
| アロイス | 荷物?…えっと… |
| あっ!そうでした、さっき魔物に襲われた時に、道に落としてしまって! | |
| 蛍 | ・取りに行ってくる。 |
| アロイス | い…いえ、その必要は!あの魔物は狂暴です!私の身長の3倍もあるんですよ! |
| ノエル | 心配しないでください。こちらは私たちモンド城の「栄誉騎士」さまです。彼女ならば、どのよう魔物であろうと倒してくれます。 |
| アロイス | え…「栄誉騎士」?あなたは…西風騎士団の人なんですか? |
| 蛍 | ・どこで魔物を見たの? |
| アロイス | それが…あ…あまり覚えてなくて…走るので精一杯でしたので… |
| たぶん…少し前にあった別れ道の近くだったような…あまり記憶が確かではないので、やはりやめた方が… | |
| 蛍 | ・すぐ行ってくる。 |
| アロイス | ちょ…ちょっと待ってください。胸が!突然胸に痛みが!走りすぎたせいかもしれません。ですので探すのは後でも… |
| ノエル | えっ、胸が痛いのですか?私が支えますので、ゆっくりと横になってください。 |
| この姿勢のままでお願いします。すぐに検査いたしますので。 | |
| アロイス | あの…えっと…その… |
| ノエル | 蛍先輩…すみません。私はここでお客さまの容体を見ますので、魔物の方をお願いします。狂暴とのことですので、十分お気をつけください! |
| アロイス | だ、大丈夫です…少し休めば治りますので、お気遣いなく… |
| ノエル | それはいけません!どうしても検査が嫌でしたら、せめて私にお世話させてください! |
| パイモン | おかしいな…大きな魔物がいた気配なんてないぞ。 |
| うわぁ__出た! | |
| 結局、ただのスライムか… | |
| 荷物なんてなかったな。場所を間違えたんじゃないか? | |
| とりあえず、ノエルのところに戻ろう。 |
| ノエル | もうお戻りになったのですか?さすが先輩です! | |
| アロイスさまのお荷物はありましたか? | ||
| 蛍 | ・荷物はなかった。 | |
| アロイス | た…たぶん魔物に食べられたんじゃないですかね? | |
| ・魔物しかいなかった… | ||
| アロイス | ほ…本当に魔物が… | |
| アロイス | い…言ったじゃないですか!危険だって! | |
| ノエル | どこかおケガはありませんか? | |
| 蛍 | ・ただのスライムだった。 | |
| ・人の2倍ある魔物なんていなかった。 | ||
| アロイス | えっと…私は…その… | |
| __飛び跳ねれば3倍の…あっいや、2倍の高さになると言ったんです! | ||
| 蛍 | ・3倍か2倍かはっきりして… | |
| アロイス | ど…どうしてそんな目で見るんですか!たとえスライムだったとしても私じゃ敵いませんよ! | |
| ノエル | …これはどうしましょう…「栄誉騎士」さまにも見つからないのでしたら… | |
| アロイス | は、ははっ、商人ですから、こんなこともあるかと… | |
| どうやら今回は運が悪かったようです、また今度改めて… | ||
| ノエル | 申し訳ございません。この状況ですと…西風騎士団に行って落とし物の登録をしていただく必要があります。 | |
| 西風騎士団は…全力であなたの落とし物を探してまいります! | ||
| アロイス | __えっ? | |
| いやいや!西風騎士団だなんて…そんな…皆さんにご迷惑をかけてしまいます! | ||
| ノエル | そんなことはございません。モンドにいらした客人をもてなすのは、西風騎士団の責務でもありますので。 | |
| メイドとして…「客人の接待」もきちんと務めてまいります。 | ||
| もしくは…騎士団に行きたくない理由でもあるのでしょうか? | ||
| アロイス | …いえ!決して!ありません! | |
| 蛍 | ・ノエル、ちょっと… | |
| ノエル | はい、どうしましたか? | |
| 蛍 | ・この人は信用できないと思う。 | |
| ノエル | はい…実は、私も気づいていました… | |
| しかし、証拠がないのに、早々に疑ってしまうのもどうかと… | ||
| こちらのお方がモンド城の近くで助けを求めていたのなら、モンドの客人といえます。 | ||
| でしたら、私は責務を全うするまでです。 | ||
| 蛍 | ・確かに一理ある… | |
| ノエル | はい、ご理解ありがとうございます! | |
| アロイス | あの…何を相談していたんですか?結局どうすれば? | |
| ノエル | あっ、はい…お待たせして申し訳ございません! | |
| もう話は終わりました。これからモンド城へ向かいましょう! | ||
③遠くから訪れし旅人
本文を読む
ノエルとあなたはモンド城近くでおかしな客人アロイスに会った。アロイスは商人と自称し、
魔物に襲われ荷物を失くしたという。アロイスの荷物を探すため、ノエルは彼をモンド城へ連れて行くことにした…
| スワン | あっ、「栄誉騎士」にノエルさん、任務中ですか? | |
| …後ろの方は? | ||
| アロイス | わ…私はアロイスと申します。ただの商人です… | |
| スワン | あ、客人でしたか、歓迎いたします。 | |
| ___お手数ですが、あなたの身分とこちらに来た目的を教えてください。西風騎士団があなたの安全を保障いたします。 | ||
| アロイス | えっと…私はモンドから璃月へ酒を仕入れに… | |
| スワン | そうでしたか。しかし、荷物などが見当たらないようですが… | |
| モンドを訪れる酒商人リストにも、名前が載ってないみたいですけど… | ||
| アロイス | そ…それは初めてモンドに来たからです。これを機にリストに載るはずです… | |
| スワン | そうですか…では璃月総務司から発行された証明書を提示してください。身分を確認する必要があります。 | |
| アロイス | そんなものがあったのか?えっと…ああそうでした!荷物の中に置いてきてしまったんです。 | |
| スワン | …荷物? | |
| ノエル | すみません…こちらの方は先ほど魔物に襲われて、荷物を失くされたそうなんです。 | |
| 先に休んでいただいて、それから騎士団に登録するというのはいかがでしょうか。 | ||
| スワン | えーっと…『騎士団ガイド』第十条によりますと、外国からの見知らぬ客人が来た場合、慎重に対応する必要が… | |
| ノエル | しかし…『騎士団ガイド』第二条には、客人には失礼がないよう対応するとも載っていたはずですよね? | |
| スワン | …この状況は…うーん… | |
| …『騎士団ガイド』にもどう処理すればいいか書かれてないですね… | ||
| 蛍 | ・見張ってるから、問題ない。 | |
| スワン | はい…あなたがいれば、問題はなさそうですね… | |
| ノエル | はい、なんたってあの風魔龍からモンド城を守ってくれた「栄誉騎士」さまなのですから。 | |
| アロイス | ふ…風魔龍? | |
| 蛍 | ・あなたの何倍も大きい | |
| ・別に大したことじゃない。 | ||
| アロイス | あ…あはは…それはそれは、お気遣いありがとうございます… | |
| ・ノエルに任せて、彼女なら問題ない。 | ||
| スワン | はい…ノエルさんがいれば、確かに安心できます。 | |
| 蛍 | ・モンド城の頼もしいメイドだから。 | |
| ノエル | 私はただ…自分がやるべき事をやっているだけです… | |
| 頼もしいだなんて…まだまだです…これからも頑張ります! | ||
| 蛍 | ・私も一緒に頑張る。 | |
| スワン | はい…ではこの方がモンドにいる間は、お二方にお任せします。 | |
モンドの客好きの気風を見せるために、ノエルは積極的に接待の仕事を準備し始めた。
| ノエル | アロイスさまはお酒を仕入れに来た商人ですので、お酒の知識がある方かと存じます。 |
| 私どもモンド人の間で評判の酒場、「エンジェルズシェア」でご休憩なさるのはいかがでしょうか。 | |
| アロイス | そ…それはありがたいですね…ではお言葉に甘えて。 |
| アロイス | 「エンジェルズシェア」か、この木樽にはありったけのモンドの名酒が…これらを偽造できれば… | |
| 蛍 | ・偽造? | |
| アロイス | ああいや、仕入れ、仕入れと言ったんです。 | |
| ノエル | お待たせしました、お酒をどうぞ。 | |
| これは蒲公英酒をベースにしたカクテルです。バーテンダーの方に鎮静作用のあるドドリアンを入れてもらうようお願いしました。 | ||
| 長旅でお疲れでしょうから、いきなり冷たい物を飲むのは胃に良くありません。 | ||
| ですので氷を少なめにしておきました。お口に合うといいのですが。 | ||
| アロイス | ち…鎮静… | |
| このお酒は…モンド人なら誰でも飲めるんですか? | ||
| 蛍 | ・特別に用意したもの。 | |
| アロイス | それって__私がモンドの酒造業に対して... | |
| 蛍 | ・興味があるんだよね。 | |
| アロイス | そ、そうです…ただ興味があるだけです… | |
| ・ノエルのおもてなし。 | ||
| アロイス | な…なるほど。 | |
| アロイス | あの!この話はいったん置いときましょう!お酒を飲んでたら、なんだかお腹を空かしていいたことを思い出しました。 | |
| ノエル | お腹が空いていたのですね。 | |
| 私の不手際でした。もっと早くに知っていれば、お会いした時にパンケーキを分けてあげられたのですが… | ||
| 蛍 | ・気にしないで、「鹿狩り」に行こう。 | |
| アロイス | は、はい!そこに行きましょう! | |
| アロイス | すごく…香ばしい匂いです!やはりモンドのお酒を売るには、それと一緒におつまみも必要不可欠ですね。 | |
| 醸造技術より、レシピの方が手っ取り早いかも… | ||
| 蛍 | ・醸造技術? | |
| ・手っ取り早い? | ||
| アロイス | あっ、えっと、私が言いたかったのは、蒲公英酒の醸造技術は特殊で偽造が難しいので、私たち商人も…安心できるという意味です! | |
| あはは…この話は終わりにしましょう…メニューメニューっと…ふむふむ…こんなに種類があると悩みますね… | ||
| ノエル | それでしたら、選ぶのをお手伝いしましょうか? | |
| アロイス | えっと…じゃあ、お願いします。 | |
| ノエル | はい。アロイスさまは獣肉と鳥肉、どちらがお好みでしょう? | |
| アロイス | 正直どっちでも… | |
| ノエル | この店の「ステーキ」はすべて、清泉町からその日のうちに運ばれてきた新鮮なお肉を使っています。おすすめはミディアムで、噛む度にお肉の味わいがお口全体に広がります。 | |
| そして「鳥肉のスイートフラワー漬け焼き」もここの名物料理です。外はカリッと中はジューシー、お酒にも会います。 | ||
| しかし、この二品ですと栄養に偏りがあり、あまり健康的な食事とは言えません。 | ||
| ですので、「キノコピザ」と「満足サラダ」をお付けすることをおすすめします。 | ||
| 問題ございませんでしたら、これで注文しますね。先の不手際を謝罪するためにも、ここは私に奢らせてください。 | ||
| アロイス | い、いいんですか。これじゃあまるで… | |
| ノエル | ご安心ください。これは「お客さま」の最初で最後の食事。粗末にするわけにはいきません。 | |
| アロイス | …へ?ゴホッゴホッ!ゴホッ… | |
| …この食事…た、ただの接待ってことでいいんですよね? | ||
| 蛍 | ・特別に用意したもの。 | |
| アロイス | えーっと__最後の食事? | |
| 蛍 | ・「接待」の中の最後の食事って意味。 | |
| アロイス | そ、そういうことでしたか…じゃあ、たくさん食べなければ… | |
| 蛍 | ・食べた後はどこに行こう? | |
| ・この後の予定は決めた? | ||
| ・ノエルのおもてなし。 | ||
| アロイス | な…なるほど。 | |
| 蛍 | ・食べた後はどこに行こう? | |
| ・この後の予定は決めた? | ||
| ノエル | 「栄光の風」はどうでしょう? | |
| 最後は記念として、忘れられない思い出の品をアロイスさまにお贈りしたいと思います。 | ||
| アロイス | や…やっと終わりですか… | |
| あれ…記念とは? | ||
| マージョリー | はい、ノエル、あなたが欲しがっていた物です。 | |
| ノエル | ありがとうございます、マージョリーさま。 | |
| アロイスさま、これをお受け取りください___ | ||
| アロイス | はは…ありがとうございます…この木彫りは大切に…あれ? | |
| …これは…西風騎士団の微章!? | ||
| ノエル | 西風騎士団メイドのノエル__モンドを代表し、西風騎士団と共にあなたさまを歓迎いたします! | |
| アロイス | あ…あなたはメイドでは?西風騎士団の人だったんですか? | |
| 蛍 | ・西風騎士団のメイド | |
| ・未来の西風騎士 | ||
| アロイス | こ…この贈り物は… | |
| 蛍 | ・特別に用意したもの。 | |
| アロイス | やはり…警告だったのですね! | |
| ・ノエルのおもてなし。 | ||
| アロイス | …ただの記念品ですか。 | |
| ノエル | 準備する時間があまりなかったので、この程度のものしか… | |
| それでも、楽しい思い出に残るモンドの旅であったことを祈ります。 | ||
これ以降は"特別に用意したもの"が1つでも選択したか否かで分岐が異なる。
1つでも選択した場合→拒まれた厚意√
| アロイス | だ…大丈夫です!…ちょうど荷物をどこに落としたのか思い出しました! |
| ノエル | えっ?それでしたら騎士団に行って回収任務の手続きを… |
| アロイス | い…いえ!何も危険はないので、自分で取ってきます! |
| ノエル | えっ?…しかし…狂暴な魔物がいるのでは… |
| あなたさまの安全のために、西風騎士を護衛として付ける必要があります。 | |
| 予定より早いですが… | |
| __私と来てください! | |
| アロイス | え__ |
| 蛍 | ・その必要はない。 |
| ・私が行こう。 | |
| ノエル | えっ?蛍先輩自ら護衛されるのですか? |
| …確かに安心できますが… | |
| では私はスワンさまに状況を報告しに行きたいと思います。あとでモンド城の城門で合流しましょう。 | |
| アロイスさまのことはお任せしますね。 | |
| おもてなしの後はに派生 | |
1つも選択しなかった場合→さようなら、メイドさん√
| アロイス | 私に…なぜここまでしてくれるのか…正直分からないのですが… |
| 荷物もないし、身分を証明する物もない…見るからに悪いことを企んでそうな人ではありませんか。 | |
| 証拠がなくとも、騎士団に引き渡して調査させれば… | |
| こんなに手間をかけて…私のためにこんな用意をして… | |
| 魔物とか、荷物とかが嘘だったらとか…考えないんですか? | |
| ノエル | そのようなことはありません。私はただ騎士団メイドの責務を全うしているだけです。 |
| 『騎士団ガイド』第二条__たとえ相手が不審者に見えたとしても、凝ったり敵意を見せたりすることを禁止する。 | |
| あなたさまはモンドの客人です。私とモンド城はあなたさまを歓迎いたします。 | |
| たとえ、あなたさまの言ったことが真実である可能性がほんの僅かだとしても。 | |
| 魔物に襲われ、荷物を失くした…まさに助けが必要な方です。 | |
| もしそんな客人を、ただの疑いから蔑ろにしては。 | |
| __騎士団メイドの名折れです。 | |
| アロイス | そこまで…ありがとうございます… |
| 私は…そろそろモンド城を離れます。 | |
| ノエル | えっ?こんな急にですか? |
| まだあなたさまの荷物を探せていませんが… | |
| アロイス | いいえ、もう…どこに失くしたか…思い出しました。 |
| 私は、遥か遠い場所に…それを置き去りにしてしまったようです。 | |
| 次は、必ず持って参ります。 | |
| そして、メイドさんの接待に値する客人として…またモンドに来ます! | |
| ノエル | えっと…何を言っているのか分かりませんが… |
| 失くした物を取り戻せるのなら、良いことです。 | |
| 蛍 | ・噛み合っていないような… |
| ・問題が解決してよかった。 | |
| アロイス | 短い旅でした… |
| でも…メイドさんのおかげで、たくさんのものをいただきました… | |
| さようなら、モンド。さようなら、メイドさん。 | |
| ノエル | あっ…はい、さようなら! |
| モンド城、そして私、西風騎士団メイドノエル、いつでもあなたさまを歓迎いたします! |
④おもてなしの後は
本文を読む
ノエルの厚意にものすごい圧力を感じたアロイスは早く立ち去ることしか思ってない…
| アロイス | うぅ…はぁ… |
| 蛍 | ・そろそろいいかな? |
| アロイス | …私の人生のことを言ってるんですか? |
| 蛍 | ・もう周りには誰もいない。 |
| アロイス | __手を出すには持って来いってことですか? |
| 蛍 | ・分かる人には分かる。 |
| ・分からない人には言っても分からない。 | |
| アロイス | ひぃ!騎士様お許しを!どうかお慈悲を!全部!全部話します! |
| 私はただモンドで調査がしたかったんです…蒲公英酒を偽造して、偽の酒を売ろうと… | |
| それがまさか…初めからあなたたちに見透かされたなんて!私はまだ何もやっていません! | |
| 未遂ですよね?死罪とかになりませんよね? | |
| …も、もしかして罪に問えないから逆に… | |
| __場内で泳がせてから、ここで一気に裁きを下そうと? | |
| 蛍 | ・…もう行っていいよ。 |
| アロイス | ご勘弁を…って、えっ? |
| 私…行っても、いいんですか? | |
| 蛍 | ・もうモンド城に悪さをしないで。 |
| アロイス | はい、もちろん!メイドさんとあなたがいれば、誰もモンドに手なんて出せませんよ! |
| 蛍 | ・…心を入れ替えたらまた来てもいい。 |
| アロイス | 分かりました!さようなら、「栄誉騎士」様! |
| パイモン | 結局、本当に悪いやつだったな… |
| ノエルに言うべきかな…まずは帰って様子を見よう。 |
| ノエル | あ、おかえりなさい。 | |
| あれ…アロイスさまはどちらに? | ||
| 蛍 | ・もう帰った… | |
| ノエル | えっ?もう…モンドを離れたのですか?どうして急に… | |
| まだあの方に宿の予約や酒商の紹介をしていませんのに… | ||
| もしかして…私、どこかで客人にご無礼を…モンドに対して悪い印象を与えてしまったのでは… | ||
| きっとそれで気分を害して… | ||
| 私は…こんな些細な事すらできないのですね… | ||
| 蛍 | ・悪巧みしてたから、追い出した。 | |
| ノエル | 悪巧み…そうだったのですね。 | |
| 私はやはり未熟です… | ||
| 肝心な時は、「栄誉騎士」さまに頼りっきりで… | ||
| ・自分で離れた、ノエルは関係ない。 | ||
| ノエル | 私を…慰めているんですよね… | |
| ありがとうございます…でも… | ||
| きっと私に不手際があったんです!それで客人がこんなにも早く… | ||
| ノエル | はぁ、こんなことでは本物の西風騎士になれるのは、まだまだ先ですね… | |
⑤訓練場での修行
本文を読む
西風騎士に憧れるノエルはあなたに自分の悩みを打ち解け、騎士修行の指導をお願いした。
あなたに修行の日課を見せるため、騎士団の訓練場に来た…
| エリン | こんにちは、ノエル!あなたも訓練に来たの? |
| あれ?「栄誉騎士」も一緒だったんだ。 | |
| ノエル | こんにちは、エリンさま。今「栄誉騎士」さまから訓練の指導を受けるところなんです。 |
| 私の実力が知りたいらしく… | |
| 訓練場にまだ余っている杭はありますか? | |
| エリン | ん?ノエルの実力…それじゃあ普通の杭はダメだと思う。 |
| それに適当に置いたら、またノエルに一発で破壊されちゃうかも。 | |
| 蛍 | ・一発で…? |
| エリン | そりゃあノエルだもの!どれどれ…どうやって配置しようかな… |
| __あっ!そうだ、ちょっと待ってて! | |
| ノエルだったら…やっぱりこれがいいよね! | |
| 蛍 | ・一発で…? |
| エリン | そりゃあノエルだもの!どれどれ…どうやって配置しようかな… |
| __あっ!そうだ、ちょっと待ってて! | |
| ノエルだったら…やっぱりこれがいいよね! | |
| 蛍 | ・これは…嫌がらせじゃない? |
| ノエル | これは…厄介ですね…杭がこんなに… |
| 蛍 | や…やっぱり難しい? |
| ノエル | はい、あとで掃除するのが面倒です。 |
| パイモン | ノエル…一気に全部切るつもりなのか!? |
| ほ、ほんとに全部切っちゃったぞ! |
| ノエル | よし__掃除完了。 | |
| 蛍 | ・凄い力… | |
| ノエル | あ…ありがとうございます…「栄誉騎士」さまに褒めていただけるなんて…とても嬉しいです… | |
| しかし…私は力以外に自慢できるところがありません… | ||
| 騎士さまたちとの訓練試合の時も、どうやって動けばいいのか分からなくて。 | ||
| 剣を振るう力は相手より強いはずなのに、最後はいつも負けてしまうんです… | ||
| どんなに修行を頑張っても…騎士選抜を通過できなくて… | ||
| 一体…どうしてなんでしょう… | ||
| 守る心こそが力√ | ・実践経験に欠けるから? | |
| ノエル | 実践経験? | |
| 蛍 | ・いつもメイドの仕事をしてるよね? | |
| ・訓練する時もモンド城の中だけだよね? | ||
| ノエル | 確かに…そうです。 | |
| ただ、いつ誰が助けを必要とするか分からないので、安易にモンド城を離れられないのです。 | ||
| なので、実践経験はあまりありません…しかしそのような経験、一体どう積んだらいいのでしょう? | ||
| 蛍 | ・まずはモンドの近くで練習してみるとか。 | |
| ・簡単なスライムから初めてみるとか。 | ||
| ノエル | モンド近くのスライムですか…任せてください! | |
| →更なる経験の為にに派生 | ||
| メイド、大地に屹立する√ | ・まだ…筋力が足りないから! | |
| ノエル | えっ…まだ足りないんですか。 | |
| いえ、風魔龍を撃退した「栄誉騎士」さまからすれば、確かに取るに足らないですよね… | ||
| __教えてください!「栄誉騎士」さまは普段どうやって鍛錬しているのでしょうか? | ||
| 蛍 | ・毎日、片手剣で大陸中を採掘してる。 | |
| ノエル | 採掘…ですか… | |
| なるほど…腕力だけでなく、鉱石を探す脚力、そして周りに魔物を退治する力… | ||
| これが「栄誉騎士」さまの訓練方法だったのですね!試してみます! | ||
| 蛍 | ・採掘は奥が深い。 | |
| ノエル | 大丈夫です!任せてください! | |
| →更なる力の為にに派生 | ||
⑥更なる経験の為に
本文を読む
ノエルは強い力を持っているが、いつも実戦で発揮できていなかった。
ノエルに実戦経験を積んでもらうため、あなたは彼女にいくつかの訓練を手配した…
| パイモン | ここだな、まずは岩スライムから始めよう。 |
| 楽勝だったな!ノエルは結構やるみたいだぞ。 | |
| えっ?こんなところに草スライムがいたのかよ! | |
| うぅ…難しそうだな…ノエルは草スライムが苦手みたいだ。 | |
| ふ、不利な戦いを避けるのも、戦闘の一つだぞ! | |
| ノエル | なるほど…分かりました! |
| 次の目標は…「狂風のコア」なのですね! |
| ノエル | 疲れました…ずっと空を飛んでいて、攻撃する機会がありませんでした… |
| アンバーさまや、リサさまがいてくれたら… | |
| いいえ…こんなこと考えたらダメですよね。騎士として、自分の力で解決しなければ… | |
| 蛍 | ・私だったら、アンバーやリサさんに助けてもらう。 |
| ノエル | えっ?でも…? |
| 蛍 | ・一人じゃ限界があるから、騎士団が存在する。 |
| ・団結してこそ個々の力を完全に発揮できる。 | |
| ノエル | た、確かに…もし先ほど先輩と一緒に戦っていたら… |
| 「騎士団の団員は互いの盾となるべきである…」 | |
| 『騎士団ガイド』第八条には、こんな意味が込められていたのですね… | |
| 私…そんなこと今まで考えたこともありませんでした… | |
| 蛍 | ・最後の訓練対象はノエルが選んで。 |
| ノエル | わ…私がですか?いいのでしょうか… |
| 蛍 | ・自分に合ってる敵を選ぶのも試験の内。 |
| ノエル | そ、そうですか…考えてみます… |
| …不向きな敵を避け、仲間とのコンビネーションを考慮する…えっと… | |
| __あっ!わかりました! | |
| ジン団長から聞いたことがあります。この近くにはヒルチャールの拠点があって、いつも行商の邪魔をしているみたいなんです。 | |
| 普段、ヒルチャールを追い払う仕事は騎士団の先輩方がやるのですが… | |
| もしかしたら今回は!私でも… | |
| 蛍 | ・一緒に行こう。 |
| ノエル | はい!あなたさまと一緒に! |
あなたが手伝ってあげたおかげで、ある程度の実践経験を掴んだノエルは付近のヒルチャール拠点に行って実践しようとする…
| ??? | ノエル__ノエル__ |
| ノエル | どなたさまの声でしょうか?今すぐお伺いします! |
| ヘニング | …風神様に感謝を!助かったぁ。 |
| あぁ…ノエルにも感謝だな、それと「栄誉騎士」にも… | |
| 君たちがいなかったら、どうなってたことやら… | |
| 蛍 | ・無事でよかった。 |
| ヘニング | その…わざわざ俺を助けにここまで来てくれたのか? |
| ノエル | ちょうどこの近くで訓練をしていて、あなたさまが私を呼ぶ声を聞いたんです…間に合ってほっとしました。 |
| 蛍 | ・さっきまで結構遠くにいた… |
| ・遠くからでもノエルに気づいたの? | |
| ヘニング | ははっ…心の中で思ったのは…「助けて」とか「バルバトス様ご加護を」とかだったかな… |
| でも口に出たのはノエルの名前だった。自分でも無意識だったよ。 | |
| たぶんモンド城にいる時、いつもノエルに助けてもらったからかな…呼び慣れた名前が出ちゃったんだ。 | |
| 蛍 | ・ノエルを頼りすぎ。 |
| ノエル | 大丈夫です!皆さまの助けになるのは…凄く光栄なことです。 |
| それにそのおかげで、ヘニングさまの声に気付けたのですから。 | |
| しかし…今回遭遇したヒルチャールは、運よくあまり狂暴じゃなかったので、私でも対応できました。 | |
| ヘニング | あれで狂暴じゃないの?…俺は怯えて足も動かせなかったけど… |
| 蛍 | ・ヒルチャールは弱くなかった。 |
| ・ノエルが強くなったんだ。 | |
| ノエル | そ…そうですか? |
| 私はただいつも通り普通に動いて | |
| 蛍 | ・動く目的が変わった。 |
| ・「修行」のためじゃなく「守る」ためだった。 | |
| ノエル | えっ?そういえば… |
| 確かにさっきヘニングさまに傷を負わせないように必死で… | |
| 目的が違うだけで、こんなに違いが生まれるものなのですね… | |
| 蛍 | ・「誰かを守る」ことは、ノエルの力の源だ。 |
| ヘニング | その通り! |
| 自分の訓練をしている時より…ノエルが俺たちを助けてくれてる時の方がやる気に溢れてる気がするし! | |
| 蛍 | ・それはノエルに頼る理由にならない。 |
| ・次はノエルに任せないで自分でやって。 | |
| ヘニング | あ…あははっ…次ね、次は必ずそうする! |
| …とにかく、今回はありがとう! | |
| ノエル | だ…大丈夫です!騎士団メイドとして当然のことですから! |
| 西風騎士団メイドノエル、いつでもあなたさまを助けます! |
⑦更なる力の為に
本文を読む
ノエルは強い力を持っているが、強大な力を求める道は果てを知らない。
ノエルにもっと強い力を手に入れてもらうために、あなたが出したアドバイスは__採掘…
| パイモン | 本当に採掘するのかよ… |
| 仕方ないな、近くの採鉱地で練習してみよう。 |
| パイモン | ここにしよう。まずはこの採鉱地を片付けようぜ。 |
| ま…魔物が出たぞ! | |
| ノエル | 魔物退治も…採掘の一環なのでしょうか?私にお任せください! |
| パイモン | この辺りは落石が多いらしいぞ…周りに気をつけろよ! |
| また魔物か?しかもヒルチャール暴徒だ! | |
| ノエル | 手ごわい相手ですね…手っ取り早く全力で片付けます! |
| パイモン | わっ!大きな落石だ! |
| ノエル | こ…これは私のせいでしょうか… |
| パイモン | た、多分偶然だろ… |
| あそこに西風騎士が一人いるぞ。状況を聞いてみよう! |
| ベリンダ | この落石…明らかに異常だわ! |
| ノエル | あっ、ベリンダさま! |
| ベリンダ | あら、ノエル。それに「栄誉騎士」も。 |
| ノエル | あの…どこか…おケガは? |
| ベリンダ | 安心して、私は無事。さっき見回りをした時、ちょうどこの地帯を避けて通ったの。 |
| 最近、この一帯で落石がよく起きてるけど…こんなに異常なのは初めて… | |
| 何か心当たりはある? | |
| 蛍 | ・ない。 |
| ・全くない。 | |
| ベリンダ | ええ…それもそうよね。こんなに大規模な落石、人為的な可能性は低いもの。 |
| でも…だとすると厄介ね… | |
| この落石の下にあるのは豊富な鉱脈なの… | |
| ノエル | …鉱脈? |
| 蛍 | ・…鉱脈? |
| ベリンダ | ええ、誰かに頼んで片付けてもらわないと。 |
| 鉱石がもったいない… | |
| ノエル | …鉱石? |
| 蛍 | ・…鉱石? |
| ノエル | これらの落石を片付ければ…採掘が続けられるのですか? |
| ベリンダ | その通りだけど、こんなに大規模な落石、やっぱり騎士団に報告した方が… |
| ノエル | __私にお任せください!一人で解決してみせます! |
| ベリンダ | えっ? |
| パイモン | 落石を直接砕くなんて… |
| 気をつけろ!あそこにヒルチャール・岩兜の王が居るぞ! | |
| ベリンダ | ヒルチャール・岩兜の王?落石が多発してた原因はまさかあれ!? |
| パイモン | さっきは危なかったな…やっと一息つける…ってノエル? |
| ノエル | 一、二、三、四…「修行目標」が、まだこんなに… |
| パイモン | えっ?ええ__まさか、まだ敵がいたのか!? |
| ノエル | ふぅ… |
| __掃除完了! | |
| 蛍 | ・「修行目標」は鉱石のことだったのか… |
| ・力が強いのって本当だったんだ… | |
| ベリンダ | あなたたち無事?ノエルも…大丈夫? |
| ノエル | はい、大丈夫です!強いて言うなら… |
| …普段やっている掃除仕事より、少々肩が疲れたかもしれません。 | |
| 蛍 | ・騎士団の掃除…そんなに恐ろしいんだ。 |
| ベリンダ | す…すみません。普段あまり無理しないように言っているけど… |
| 気づいたら毎回、一人で騎士団の掃除を終わらせてて… | |
| ノエル | そ、それは騎士団メイドがやるべきことですので… |
| 本物の西風騎士になるためには、どんな「修行」も怠るわけにはいきません。 | |
| 「栄誉騎士」さま…私…今回は採掘の修行をきちんとやり遂げられたでしょうか? | |
| 蛍 | ・ノエルの力には驚いた! |
| ・予想を遥かに超えてた。実をいうと最初は… | |
| ノエル | ほ…本当ですか?あなたさまがご指導する修行をやり遂げられたなんて…私にとって凄く有意義なことです! |
| …では次も、一緒に採掘しましょう!先輩! |
⑧修行中の一息
本文を読む
西風騎士に憧れるノエルはあなたに自分の悩みを打ち解け、騎士修行の指導をお願いした。
働きすぎのノエルに休んでもらうために、あなたはノエルと一緒にお茶を飲むことを提案した。
| ノエル | どのようなお茶がお好みですか?今準備を… |
| えっ、準備しなくていいから休んでほしい…? | |
| わ…分かりました…では「鹿狩り」に行きましょう… |
| ベアトリーチェ | ノエル__ | |
| ノエル | ベ…ベアさま? | |
| どうされましたか?私に何か手伝えることはありますか? | ||
| ベアトリーチェ | クイン!クインが、また私を無視するの… | |
| ノエル | 落ち着いて、ゆっくり話してください。詳しく聞きますから。 | |
| ベアトリーチェ | …なんだかクインの機嫌が悪いみたいだったから…どこかお出かけしてお話しないか誘ってみたの… | |
| …まあ、いわゆるデートってやつ… | ||
| ノエル | えっ?デート…ですか… | |
| そういうお悩みでしたか… | ||
| ベアトリーチェ | そうなの、もう何回も誘ったんだけど… | |
| 屋台の方ばかり見て、全然話を聞いてくれないの! | ||
| ノエルはかわいいし、みんなからもしょっちゅう褒められるでしょ? | ||
| きっとモテるよね?なら私の代わりに… | ||
| ノエル | あっ、はい!…もちろん、市民を助けるのはメイドの責務ですから! | |
| …しかし…その…私そういうことは…経験はなく… | ||
| ベアトリーチェ | …ノエルでさえ私も助けてくれないの? | |
| ノエル | …心配しないでください!私たちには…まだこの「栄誉騎士」さまがいます! | |
| 「栄誉騎士」さま…ベアさまを助けていただけないでしょうか? | ||
| 蛍 | ・今日は休むって言ったのに。 | |
| ノエル | も…申し訳ございません! | |
| しかし、騎士団メイドとして、助けが必要な人を見過ごすわけにはいきません。 | ||
| 今度きちんと計画を立てて、一緒に休みましょう! | ||
| 蛍 | ・休むのに計画が必要なの… | |
| ノエル | 今日だけ…ベアさまのために手を差し伸べていただけないでしょうか? | |
| 蛍 | ・そこまで言うなら… | |
| ・やるだけやってみる… | ||
| ノエル | あ…ありがとうございます! | |
| 蛍 | ・まずは状況を整理しよう… | |
| ノエル | はい!ベアさまが言うには…クインさまがずっと忙しそうにしていて、話を全く聞いてくれないとのことです… | |
| しかし…私の印象では、ベアさまは普段からよくクインさまとお話されております… | ||
| 蛍 | ・逆にいつも話してたから… | |
| ・大事なことだと思わなかったとか… | ||
| ノエル | その可能性は…あるかもしれません! | |
| つまり…今回は違うということをクインさまに気づかせてあげればいいのですね。 | ||
| たとえば…プレゼントを用意するとか!それだったら、クインさまも普段とは違うということに気付いてくれるかもしれません! | ||
| しかし、どのようなプレゼントがいいのでしょう。 | ||
| 恋と言う難題√ | ・気持ちが伝われば、物は関係ない。 | |
| ノエル | そうですか…私はお二方の関係がどうであろうと…きちんと選ぶ必要があると思います… | |
| しかし…私はそういった経験がありませんので、あなたさまの言う通りにします。 | ||
| 適当に選ぶと言っても…範囲が広すぎて、何を選べばいいか… | ||
| 何かアイデアはありますか? | ||
| 蛍 | ・「モンド風焼き魚」でいいと思う。 | |
| ノエル | えぇ…本当にそれで気を引けるのでしょうか… | |
| →大事なのは気持ちに派生 | ||
| バラの囁き√ | ・気持ちを伝えるには、ちゃんと用意するべき。 | |
| ノエル | はい!…私もそう思っていました。 | |
| 一人一人の好みは違いますので、その人に合ったプレゼントの方がいいかと… | ||
| 私でしたら、「バラ」が好きなのですが… | ||
| 「栄誉騎士」さまは…その… | ||
| 手芸品などはお好きでしょうか… | ||
| 蛍 | ・バラと手芸品どちらでもいい。 | |
| ・クインが好きなのを考えないと… | ||
| ノエル | あの、私はただ、相手の立場に立って考えようと… | |
| クインさま…どんなプレゼントが好きなのでしょう… | ||
| 確か、クインさまはモンド城の「修行四天王」の一人… | ||
| 「お酒」と関係のある物なら、気に入ってくれると思います。具体的な物はまだ考える必要がありますが。 | ||
| うぅ…このまま考えても決まらない気が… | ||
| マージョリーさまのお店に行ってみましょう。 | ||
| →心を込めたプレゼントに派生 | ||
⑨大事なのは気持ち
本文を読む
恋愛で困っているベアトリーチェのために、ノエルはいつもように手を差し伸べた。
相談により、プレゼントを使ってベアトリーチェの気持ちを伝えることに…
| ベアトリーチェ | 一体…どうすれば話を聞いてくれるの? |
| えっ…本当に「モンド風焼き魚」を送るの? | |
| 確かに昼ご飯を用意してあげるって言ったことはあるけど…これでいいのかな… | |
| まあ、ノエルが言うなら、試してみるね! |
| ノエル | クインさま、ベアさまのお気持ちに気付いてくれるといいのですが… |
| 今回は…きちんと手助けできたでしょうか… | |
| 蛍 | ・今は二人きりにしてあげよう… |
| ・私たちも少し休憩しよう。 | |
| ノエル | はい…すみません、休むと言っていたのに、結局あなたさまに頼ってしまって。 |
| そうだ、何か食べたい物がありましたら、私におっしゃってください。すぐに用意しますので! | |
| 蛍 | ・用意しなくていい… |
| ・今はノエルの休憩時間。 | |
| ノエル | あっ…すみません…いつもの癖で… |
| ノエル | やっぱりベアさまたちのことが心配です… |
| パイモン | ノエルは心配し始めたら、なに言っても聞かない、しかたないから見に行ってみよう! |
| ベアトリーチェ | はぁ… |
| ノエル | ベアさま? |
| ベアトリーチェ | あぁ…ノエル。 |
| ノエル | クインさまと…デ…デートはできましたか? |
| ベアトリーチェ | はぁ…もう言わないで。 |
| 「モンド風焼き魚」を渡す前に、食欲がないから何も食べたくないって言われたの… | |
| だったら無理矢理あげるのも、ね。 | |
| …また次の機会に誘うしかないみたい。 | |
| ノエル | そんな…申し訳ございません。 |
| つ…次は、必ず最高のプレゼントを選びます! | |
| ベアトリーチェ | もういいよ。今回は私が悪いの。何でもあなたに任せるなんて。 |
| __ノエルにも苦手な分野があることくらい、分かってたはずなのに。 | |
| ノエル | __うっ! |
| ベアトリーチェ | 大丈夫、気にしないで。あなたのせいじゃないから。じゃあ、私行くね。 |
| ノエル | はい…お気をつけて… |
| 蛍 | ・…ノエル… |
| ・…大丈夫? | |
| ノエル | だ、大丈夫です… |
| ただ…ベアさまのお役に立てなくて…少し申し訳ないと思い… | |
| 蛍 | ・誰にも得手不得手はある… |
| ノエル | それはそうなのですが…私がこれで諦めてしまったら、次またこのような助けが必要な人に迷惑をかけてしまいます… |
| この分野の知識はありませんが…少なくとも、知識を取り入れることから始めることはできるはずです。 | |
| 私…今から騎士団の図書館に行ってみます!「恋愛」に関するガイドブックがあるかもしれません! | |
| もし、次またこういう問題があっても、必ず役に立てるように… |
⑩万能メイドでもできないこと
本文を読む
やはりクインはベアトリーチェの気持ちに気づいていない。
役に立たなかったノエルは少しがっかりした様子であった…
| ノエル | 「…仕方ない、見られた以上はこうするしか__あんたに手伝ってもらうしかない。」 |
| …なるほど、好きな人に会ったら、一緒に何かを成し遂げるべきと… | |
| 「…まだ酒が飲めない年でも、美酒も嗜むことを学べ…」 | |
| …なるほど、相手の気を引くためには、自分を高める必要があると… | |
| 蛍 | ・何を読んでるの? |
| ノエル | ふぇっ…す、すみません、気付きませんでした!本に集中していて… |
| 「恋愛」に関する本を、図書館から全て借りてきました。 | |
| これを全部読めば、私でも…次は必ず、役に立つアドバイスをしてあげられます! | |
| 蛍 | ・…どんな本? |
| ノエル | えっと…たとえば、『少女ヴィーラの憂鬱』、『清泉の心』など… |
| どれも「恋愛」に関することが詳しく書いてあります!メイドで得た経験上、実例から学ぶのか一番手っ取り早いんです! | |
| あとこれも!『酒場で使える会話』、『愛情にも近道が』など… | |
| …全て実用的な「恋愛」テクニックばかりです!やはり「恋愛」には論理的な指導は欠かせません! | |
| それとそれと…この本に書いてあるのは…えっと…あれ…えっ!? | |
| 蛍 | ・何が書いてあったの? |
| ・見せて? | |
| ノエル | だ…大丈夫です!この本を読むのは…まだ早いみたいです… |
| や…やはり他の本から見ましょう…勉強も段階を積んでいかなくては... | |
| えっと…こんな本もあるなんて…あっ、この本にも…これって普通のことなのでしょうか… | |
| うぅ…どうやら…まだまだ勉強することが…山ほどあるみたいですね… |
ノエルの学習ノート
「二人だけの空間を作る」、「彼女に手作りのケーキをプレゼントする」
…綺麗な筆記体で本から選んだ名言を記録している。しかし後になる程字の形が不安定になってしまう。
乱雑に塗られて読めない言葉は、メモの所有者にとんでもなく激しい荒波が起きたように感じた。
| ノエル | ふぅ…本に書いてあることを思い出したら…なんだかドキドキしてきました… |
| 他の事をして…気を紛らわした方がいいでしょうか… | |
| うぅ…まずはこの本を読みましょう。この本なら…大丈夫ですよね? |
⑪心を込めたプレゼント
本文を読む
恋愛で困っているベアトリーチェのために、ノエルはいつものように手を差し伸べた。
相談により、プレゼントを使ってベアトリーチェの気持ちを伝えることに…
| マージョリー | いらっしゃいませ!「栄光の風」へようこそ!あら、ノエルさんと「栄誉騎士」さんじゃないですか。 | |
| 今日はどうしたんですか?ノエルさんが誰かと一緒に歩いているところなんて、あまり見かけませんが。 | ||
| 蛍 | ・そうなの? | |
| マージョリー | ノエルさんはいつも一人で仕事を終わらせますので。 | |
| 次々に仕事を受けて、あまり休憩している時間もないみたいなんです。 | ||
| はぁ…ノエルさん、もう子供じゃないんですから。 | ||
| もっと自分のために時間を使わないと、将来後悔しますよ。 | ||
| ノエル | 今日は…きちんと休みを取りました。 | |
| 途中で色々な問題に遭遇しましたが… | ||
| マージョリー | えっと…今日は休みで、「栄誉騎士」さんと一緒ですか…? | |
| あっ__なるほど、そういうことですか!それはおめでたいですね! | ||
| 今日は「栄誉騎士」さんのプレゼントを選びに来たんですね?好きなだけ選んでください、必ず満足させてみせます! | ||
| 蛍 | ・何も買わなくても、今日は記念すべき日。 | |
| マージョリー | わぁ--今日は…記念日ですか?一体いつからそういうご関係に!?詳しく教えて… | |
| ・それは誤解、他の人のために来た。 | ||
| マージョリー | まあまあ、そう照れないでください。焦ることはありません。 | |
| ・それは誤解、ノエルのために来た。 | ||
| マージョリー | なるほど、大丈夫です!贈る相手がどちらだろうと同じことです!お互いを想ってのことですから! | |
| ノエル | か…からかわないでください! | |
| 私と「栄誉騎士」さまは…まだそのような関係ではありません… | ||
| マージョリー | ええ__違うんですか。 | |
| 蛍 | ・とっくに分かってたでしょ… | |
| マージョリー | はい、まあ半分は信じてました。それにノエルさん、誰かに背中を押されないと前に進めない性格ですので。 | |
| しかし、相変わらずこういう方面のことは全くダメですね。 | ||
| ノエル | 私はただ…そういうことで騎士の修行に支障をきたしてはいけないと想っているだけです! | |
| もう…困ったものです。まだやるべきことがあるというのに… | ||
| マージョリー | はいはい、もうからかうのはやめます。それで、今回は何のご用で? | |
| 蛍 | ・実は… | |
| マージョリー | なるほど…ベアさんの代わりに、クインさんにプレゼントを… | |
| それでしたら、新しい商品が2つ入荷してますよ。1つは「特製氷瓶」、もう1つは「リスの木彫り」です。 | ||
| 「特製氷瓶」は良質な酒器で、お酒を長時間冷やすことができます。 | ||
| 「リスの木彫り」は…置物としてクインさんの屋台に置いておくのも、悪くないと思います。 | ||
| 酒器と置物…どっちにしますか? | ||
| 蛍 | ・「特製氷瓶」 | |
| ノエル | 酒器ですね。酒豪四天王の一人、クインさまにぴったりだと思います。 | |
| (あの時、私が言ったことを覚えててくださったのですね…嬉しいです…) | ||
| ・「リスの木彫り」 | ||
| ノエル | うーん…クインさまが木彫りを置いたまま放っておかないか心配です… | |
| 念のため、やはり「特製氷瓶」にしましょう。 | ||
| 酒豪四天王のクインさまなら、必ず好きになっていただけるはずです! | ||
| マージョリー | 「特製氷瓶」ですね?分かりました、袋に包みますね。 | |
| ノエル | プレゼントは用意できました。 | |
| 早くベアさまのところへ行きましょう! | ||
| ベアトリーチェ | ん?この「特製氷瓶」をクインに送るの? |
| 確かにクインが好きそうね。 | |
| でも…プレゼントをあげるからには…デートくらいしてもらうのが筋ってものよね… | |
| プレゼントがあれば…私のデートを断れないはず!あなたたちに感謝しなきゃ! | |
| ノエル | えっ、プレゼントって…そんなことにも使えるんですか? |
| とにかく、役に立ってよかったです! | |
| ベアトリーチェ | あっ…いけない! |
| ノエル | どうしました?ベアさま? |
| プレゼントに…何か問題でも? | |
| ベアトリーチェ | いや、プレゼントのことじゃなくて… |
| クインとデートすることばかり考えてて…どこに行けばいいか決めてなかった! | |
| 蛍 | ・そんな… |
| ベアトリーチェ | だって、一度も成功してないんだもの! |
| ノエル…手伝ってくれない…? | |
| でも、別に急がなくても!ちゃんと計画を立てなきゃいけないし。 | |
| ノエル | はい…私にお任せください。ベアさま。 |
やっとクインとデートできそうになったが、デートスポットに困るベアトリーチェ。
あなたとノエルはベアトリーチェを助けて、モンド城内でデートスポットを探すことにした。
| ノエル | デートスポットは…心地いい風景を楽しめる穏やかな場所にしましょう。 |
| いい場所を見つけたら写真を撮ってベアさまに選んでもらうのが良いと思います。 | |
| そうだ!確か「誓いの岬」に素敵な伝説があったと思いますので、ちょうどいいかもしれません。 | |
| わぁ、ここからだと鷹飛びの浜を一望できますね!視野も広いですし! | |
| いい角度を見つけて、写真を撮りましょう! | |
| 次の目的地は、「星拾いの崖」にしましょう! | |
| 高いところから美しい風景を望める上に、「星拾いの崖」は夜景も綺麗なことで有名です。 | |
| では、山頂の風景を撮りましょう! | |
| 最後の目的地は… | |
| 「風立ちの地」に行きましょう! | |
| 「風立ちの地」にある大樹!大英雄ヴァネッサさまの象徴です! | |
| パイモン | ノエル、楽しそうだな。 |
| ノエル | え…えっと、すみません。ベアさまのために見に来たというのに… |
| パイモン | 大丈夫!ここの景色も結構いいな。小川と木陰があって…早く写真を撮ろうぜ! |
| これでいいんじゃないか?早くペアのところに戻ろう! |
| ベアトリーチェ | あっ、帰って来たのね、どんな場所を見つけた? | |
| 蛍 | ・「風立ちの地」… | |
| ノエル | はい!「風立ちの地」はどうでしょう? | |
| ・「星拾いの崖」… | ||
| ベアトリーチェ | でも、あそこに先客がいるんじゃない? | |
| デートしてる時に、他の人がイチャイチャしてるところを見るのはちょっと… | ||
| やっぱり、別の場所にしよう。 | ||
| ノエル | あ、あの…「風立ちの地」はどうでしょう? | |
| ・「誓いの岬」… | ||
| ベアトリーチェ | 「誓いの岬」…誓い…地名からしていい場所ね! | |
| あそこなら海も見えるし。私、海って大好きなの。 | ||
| ノエル | あ、あの…「風立ちの地」はどうでしょう? | |
| ノエル | あなた方の恋が、蒲公英のように自由であってほしいという願いを込めて… | |
| ベアトリーチェ | 「風立ちの地」?うーん…いい場所だとは思うけど…なんかありきたりじゃないかな? | |
| ノエル | えっ?ありきたり…ですか? | |
| ベアトリーチェ | 古い世代っていつも何とかの象徴って言いたがるでしょ?私も小さい頃から何度も耳にしてきたし。 | |
| だから今さら行っても、なんか新鮮さに欠けるというか… | ||
| ノエル | そ…そうですか… | |
| ベアトリーチェ | うん…やっぱり「誓いの岬」にする!ありがとう、じゃあクインを探してくるね。 | |
| クイン…私とどんな誓いをしてくれるかな… | ||
| ノエル | はぁ… | |
| 「風立ちの地」は…もう古いんですね… | ||
| 本には、モンドで一番人気の場所だと書いてありましたが… | ||
| 蛍 | ・いつの本? | |
| ノエル | わ…分かりません、図書館の隅を掃除していた時に見つけたものです… | |
| 「風立ちの地」とヴァネッサさまの物語が書いてありました… | ||
| 私はてっきり、モンド城にいる人なら皆好きなのかと… | ||
| 蛍 | ・大丈夫、私は好き。 | |
| ・私を連れて行ってくれる? | ||
| ノエル | えっ?「風立ちの地」に行きたいんですか? | |
| 蛍 | ・今日の最後の休みはここで過ごそう。 | |
| ノエル | は…はい!分かりました! | |
⑫約束の地
本文を読む
ノエルが熱心にいくつかのデートスポットを推奨したが、ベアトリーチェはそれを取り入れなかった。
けれど、あなたたちならそこでこれからの休みを楽しめることができるだろう…
| ノエル | ふぅ…ここの空気、すごく落ち着きます。 |
| 訓練とか仕事とか忘れて、何も考えず…ただこうして風に吹かれる… | |
| 蛍 | ・ノエルがいいなら、いつ来てもいい。 |
| ノエル | えへっ、そうですね。 |
| ですが訓練と仕事は、私にとって一番努力すべきものです。 | |
| 何も考えずに過ごしていては、頼れるメイドではなくなってしまいます。 | |
| 蛍 | ・少し無理してる。 |
| ・それはノエルが自分に課した「責任」? | |
| ノエル | それも少しあります。しかし、ヴァネッサさまや…ジン団長は、私よりも遥かに大変だと思います。 |
| 私にはまだまだ多くの欠点があります。だからこそ、本物の西風騎士になって、たくさんの人を助けたいんです。 | |
| 蛍 | ・もう偉大な騎士としての気質がある。 |
| ・「他人を助ける」、騎士として偉大な気質だ。 | |
| ノエル | そ、そうですか…ありがとうございます。 |
| 今日もしあなたさまがいらっしゃらなかったら、私一人ではベアさまの役には立てませんでした。 | |
| ささやかなお礼ですが…受け取ってください! | |
| バラは私が一番好きな花です。ですので、紙で折ったバラを作ってみました。 | |
| 蛍 | ・…バラの意味は知ってる? |
| ノエル | はい、バラはモンドで「口の堅さ」を意味します。 |
| それは私にとって、忘れられない大切な思い出です。 | |
| 私はこの思い出をいつまでも心の奥にしまって、二人の秘密にしておきたいのです。 | |
| あれ?待ってください!…もしかして、バラには私が知らない他の意味も? | |
| 蛍 | ・だ、大丈夫。 |
| ノエル | うぅ…帰ってから図書館で調べてみます… |
| でも、たとえバラにどのような意味があっても… | |
| 私が贈ったこのバラが、あなたさまと一緒に冒険してくれることを願っています! | |
| 私が…一人前になって、「栄誉騎士」さまと肩を並べられるまで… |