M5Stack社のマイコン一覧と比較と説明

Last-modified: 2020-12-10 (木) 14:46:37

M5Stack社が出しているマイコンは複数あり、それによって使い方・スタイルが大きく違う。
そこで、本ページでは、M5Stack社が出しているマイコンについて説明・比較をしていく。
なお、M5Stack社のマイコンは技適が通っているものであればほぼ全てスイッチサイエンスで購入できる。

各マイコンの説明

M5Stack Basic

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最も基本的なM5Stackで、他のM5Stackはこれを小型化や多機能にしたものである。
ここから書くM5Stackは、特に書いていない限りケースに入っており、ボタンが電源ボタンを除く3つ、ディスプレイが1つついている。

M5Stack Gray

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Basicに9軸IMUを搭載したもので、購入の際はこれを買うことをおすすめする。
しかし、スイッチサイエンスでは品切れの状態が多く、入手はBasicに比べ難しい。

M5Stack Faces

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Grayにパネルを取り付けられるようになり、拡張性が上がったもの。
パネルはキーボードやゲームボーイ、電卓が標準でついている。
なお、追加で購入することも可能。

M5Stack FIRE

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PSRAMがついたものである。
PSRAMはGoogleで検索すると色々出てくるので、ここでは説明を省略する。
また、GPIOがすべてGROVEになっており、モジュールを複数接続することが可能となっている。
なお、普通のM5StackにはGROVEが一つのみである。

M5Stack Core2

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大幅に進化したM5Stackである。
タッチパネルがついており、3つのボタンも静電容量に変わっている。
また、FIREと同じくPSRAMがついている。
更に、振動モーターを内蔵することでブルブル震わせることもできる。
その他にも追加機能はあるが、ここでは省略するので、他の人が書いてくれることを期待する。

M5GO

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FIREと本体はほとんど変わらないが、PSRAMがない。
また、セットとしていくつかのモジュールが付属しており、IOTをかんたんに体感ができる。
付属モジュールが温湿度のみとなったM5GO Liteも存在するが、日本ではまだ発売されていない。

M5StickC

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M5Stackを小型化したものである。
GROVEが一つついており、モジュールが使用可能で、上にGPIOが8つついている。それに接続して使うHATというものがある。
後継としてM5StickC Plusが出ているため、わざわざこれを選ぶ機会はあまりないように思える。
ESP32-Picoを使用している。

M5StickC Plus

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M5StickCの後継で、画面が大きくなったり、ブザーが付いたりしたものである。若干ケースのオレンジが濃くなっている。 [添付]
その他は特にM5Stickと大差ない。

M5StickT

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M5Stickに赤外線熱画像カメラがついたもので、異常に値段が高い。
しかし、いまのご時世必要なものかもしれない。

M5Camera

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カメラがついたものである。
ディスプレイが付いておらず、他のM5Stackやスマホと連携して使うのが考えられる。

ATOM Matrix

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M5StickやM5Cameraと同じくESP32-Picoを使用しているが、ディスプレイなどがついておらず、完全に組み込むように作られている。
5×5のマトリックスLEDがついており、かんたんな出力は可能。また、マトリックスLED自体がボタンとなっている。
M5StickCより多くGPIOを持つが、Basicなどには劣る。

ATOM Lite

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M5Stack社の中で最も最小機能。
基本的にMatrixと同じだが、5×5のマトリックスLEDさえもなくなっており、完全に組み込み用である。
ただし、ボタンにLEDが一個ついている。

ATOM Ehco

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ATOM Liteにスピーカーとマイクを内蔵させたもの。スピーカーはこわれやすいので注意。
スマートスピーカー開発キットという名前で売られており、スピーカーは重低音の音楽に弱い。

M5Stack CoreInk

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M5StackのディスプレイがE-Inkになって目に優しくなったバージョン。

M5Paper

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薄型になり、E-Inkになっている。
また、タッチパネルが付いており、いろいろな使い方が想像できる。

M5StickV

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他のM5Stackとは違い、K210を使用している。
開発環境や言語が違う。
カメラ・マイクがついており、AIカメラにしたりできる。
なお、WiFiは使えない。

UnitV

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M5StickVと同じく、K210を使用している。
しかし、ディスプレイなどを取り除いたため、安くなっている。
主にM5StickCとの連携の情報が多い。

一覧と比較

(?)がついているものは、不明ですが、その可能性が高いということです。

名称WiFi/BlueToothIMU備考
M5Stack Basic×最も基本的
M5Stack Gray◯(9軸)9軸IMU搭載
M5Stack Faces◯(9軸)パネルを使用可能
M5Stack FIRE◯(9軸)PSRAM搭載
M5Stack Core2◯(9軸)大型改良版
M5GO◯(9軸)モジュールが付属
M5StickC◯(6軸)小型版
M5StickC Plus◯(6軸)M5StickCの改良版
M5StickT◯(6軸)赤外線熱センサー搭載
M5Camera×(?)カメラ搭載
ATOM Matrix◯(6軸)5×5マトリックスLED搭載
ATOM Lite×最小版
ATOM Echo×スピーカー付き
M5Stack CoreInk×E-Ink使用
M5Paper×(?)お目々に優しい
M5StickV×◯(?)AIカメラとして使える
UnitV××単体では使いにくいAIカメラ