タティス
Last-modified: 2023-08-23 (水) 00:03:26
タティス【たてぃす】
- ネコ島村長。
特定キーワードで話しかけることでネコ島ダンジョンに入るためのアイテムをくれる。
見た目はお婆さんのようにも見えるが、れっきとしたお爺さんである。
- ネコ島行きの「青い女神の翼」を販売している。
ヒーラーも兼ねており、ポーション類も販売している。
G15S2でヒーラーでのポーション販売数が増加され、20個スタックの状態で販売されるようになったが、彼だけは何故かポーション販売数が増加されていない。
ライフPは3個、スタミナPは10個スタックの状態で販売している。微妙に不便だ。
- また、ネコ島でのみ手に入るキャッツアイを島の特産品と交換してくれる。
部位ごとに要求されるキャッツアイの個数がそれぞれ異なっているが、基本性能は全て同じ。染色の手間を考えないのなら最も少ない個数のもので十分。さりげない罠。
- やわらかな物腰の老人だが、中に鋭いものを秘めているようだ。
現在のネコ島の運営方針はこの人が中心になって策定されているらしい。
ネタバレ
- ネコ島の人々は現在でこそネコを狂信的に崇めているが、40年ほど前の彼の父が村長だった時代にネコを迫害したことがあった。
これは「ネコが島の大事な魚を横取りするから」というのが理由だったようだが、本当は彼の父が強欲であり、魚をネコに横取りされたくなかったからのようである。
とはいえ魚の横取り自体はされているので害獣であることは事実であり、駆除されるのは当然の道理であった。
- 村ではこの件について寄り合いが開かれ、満場一致でネコの駆除が決定。島中のたくさんのネコが殺されていった。
- だが実は「満場一致」というのは正しくなく、メンタム・バステトの祖父母やデイゴンの両親など、島の元老達は反対したようである。
だが、村長がその反対意見を握りつぶし、なかったことにしたために事実上「満場一致」になってしまった。
なぜ「反対意見を握り潰したうえで満場一致」としたのかの理由はよくわかっていない。しかし、いずれにせよこの決定によって大量の猫達が駆除されることになり、のちの禍根へと繋がっていった。
- 一部の心ある島民達は殺されたネコ達の鎮魂のためにオミケサマの祠を作り、誰も入り込めない迷路の最奥にオミケサマの住処を作った。
オミケサマはそのことには感謝しており、多くの島民がネコを愛しているということを知りながらも「いつ彼らが心変わりするか分からないにゃ~」という疑念を払拭出来ずにいた。
- この破棄された議事録は、彼らの孫たちが大切に保管している。
ネコ島クエストではオミケサマの心を開くために、これら議事録をオミケサマに届けに行くことになる。
- こうした事実があったため、タティスが村長を継いだ後に方針を大転換し、現在のような狂信者の里としてしまった。
いくら『ネコ』を冠しているといえどもあちこちに野良猫が徘徊しており、村のどこにでも入り込んでいる。そのくせ野良猫のエサに外部の手を借りなければならない、難破船の残骸を片付けもせず放置したままなど、その環境は異常の一言に尽きる。
一方、犬は召喚するなり追い出され、ネズミは野良猫やネコ保護会を名乗る人員からなぶり殺しにあい抵抗も許されない。
- ネコの怨念を晴らすために他の動物を虐待することが成仏につながるのだろうか。大いに疑問が残るところではある。
しかしタティスは依然としてネコ至上主義を掲げ、日々ただただネコ達への忠誠心を誇示することにだけ心を砕いている。一見温厚そうな老人だが、うちに秘めた狂気がうかがえる。
ちなみに、オミケサマに言わせるとタティスの幼い頃はオミケサマが近くにいないと眠ることもできないくらい臆病だったらしい。
そんな子供がこれほど歪んでいったことを考えると、さて。
- なお、キャッツアイが猫島でしか取れないのは「殺されたネコの怨霊が宿った宝石」だから。タティスはこのキャッツアイを集めて鎮魂を行っている。
オミケサマの祠の内部はネコの怨霊が姿を取った怨霊武士というモンスターが大量に出現する。彼の父が村長だったことでどれほどのネコが命を落としたのだろうか……。